マイメイトで始めるAIトレード!| Vol.8「AIエージェントが得意な相場、苦手な相場」
マイメイトとは
インヴァスト証券のマイメイトは「AIエージェント」と呼ばれる強化学習型のトレード用AIを活用したユニークなトレードサービスです。
作成方法はとても簡単で、四つの質問に答えるだけ! また、ユーザーが取引を評価することで、AIエージェントの思考に影響を与え、自分好みのオリジナリティあるAIに育てていくこともできます。
●マイメイト公式ブログ
マイメイト公式ブログではAIの作成方法から月間レポート、AIの運用方法など、さまざまなコンテンツを掲載しております。ぜひご覧ください!
https://blog.mai-mate.com/得意な相場、苦手な相場
AIエージェントの得意な相場や苦手な相場が気になる方は多いのではないでしょうか。
今回は「米ドル/円」「ポンド/米ドル」「ユーロ/米ドル」の各通貨ペアにおけるAIエージェントの実現損益および評価損益と実際のレートを比べることで、どんな相場が得意なのか、また、急変した相場の前後ではどのように成績を変化させていったのかを見ていきたいと思います。
データは2020年9月1日から2021年8月31日における各通貨ペアの全AIエージェントの実現損益と評価損益それぞれの平均値と、その通貨ペアの終値を日足で並べたものになります。
米ドル/円
以下の表は米ドル/円AIにおける実現損益および評価損益とレートを比較したものになります。
この期間の米ドル/円レートをみると、3月頭から上昇トレンドが発生しており、その後一時的に下がるものの6月末まで上下を繰り返しながら緩やかな上昇トレンドを形成していることが分かります。
そして米ドル/円AIの比較的成績が良かった期間も同じく2021年3月から6月末ごろまでではないでしょうか。損失を出している日もありますが、それ以上の利益を生み出している日が多く、好調といえると思います。
一方で、2020年9月15日ごろや11月24日ごろなど相場が下落した際に、実現損益および評価損益共に大きくプラスへ傾いていることもありますが、そのほかの相場下落時には実現損益および評価損益共にマイナスであることがほとんどであり、損益がプラスへ傾いている場合のほとんどが相場上昇時に偏っていることも分かります。
つまり、米ドル/円AIにおいては相場上昇時に強いAIが多いといえるかもしれません。
ポンド/米ドル
続いてポンド/米ドルAIのデータを見ていきましょう。
一番気になるところは2020年11月ごろから、2021年2月末ごろまでのポンド/米ドルAIの成績と相場の関係です。
先ほどの米ドル/円AIではトレンド相場において、良い成績を維持していました。一方のポンド/米ドルAIでは評価損益こそプラスではあるものの、実現損益ではマイナスを出し続けていることが分かります。
では、どのような相場で利益を生み出しているのでしょうか。
実現損益および評価損益が大きくプラスに振れている箇所を見てみると、2020年9月15日ごろの相場下落時や、2021年の5月12日ごろの相場上昇時など、その時々でプラスになる傾向は違うことが分かります。
このようなところから、直近の相場状況を鑑みて、どちらにトレンドが傾いた際に決済をすればよいのかを継続学習で学んでいることが想像できます。
例えば2020年12月8日ごろと2021年7月21日ごろは同じような値動きをしていますが、12月8日ごろは大きくマイナスを出している一方で、後者は実現損益で大きくプラスを出しています。ここからも、ポンド/米ドルAIが徐々に相場を学んでいる様子が見て取れます。
ユーロ/米ドル
最後はユーロ/米ドルのデータを見ていきましょう。
米ドル/円AIと比較すると、一部の期間を除いて比較的どの期間でも評価損益を大きく抱えており、ポンド/米ドルAIと比較すると実現損失を小さく抑えて利益を狙えていることが分かります。また、ポンド/米ドルAIと同じく、相場下落または上昇のいずれの場合においてもプラスを積み上げていることもあり、直近の相場からどちらに傾くかを予想しながらポジションを保有していることが分かると思います。
特に興味深いのは2021年3月の相場が大きく下落し再度上昇に転じる相場において、評価損益は大きくプラスを維持しながら実現損益においてもプラスになっている日がある点ではないでしょうか。
上記の2通貨ペアでは相場の値動きに比例して損益がプラスやマイナスに振れていましたが、ユーロ/米ドルAIでは突如その動きに逆行するようにプラスを維持していたことが分かります。
一方で評価損益はプラスの状態が多くありながらも実現損益がそこまでプラスで終われていないことからも、決済タイミングを見失っているAIエージェントが一定数存在していることも考えられます。
もし、ご自身のAIエージェントが決済タイミングを見失って、建玉を保有し続けていることが多い場合には、取引を評価してあげることで教育をすると改善するかもしれません。
最後に
今回は3通貨ペアにおいて、各損益とレートを比較することでAIエージェントがどんな相場を得意とするのかを見てきました。
総じていえることは、何らかのトレンドを意識した取引を行っているAIが多く、評価損がマイナスにならない限りは建玉を保有し続けチャンスを狙い続ける傾向があることが分かりました。
したがって、値動きの小さいレンジ相場では、AIが細かく新規注文/決済を繰り返すことをしないため利益を積み上げにくいということがいえると思います。
また、損失を出している場面においても、似たような局面が再度現れたときには損失が減少しているようにうかがえる箇所も見ることができました。こういった場面からAIエージェントが相場を学習して適応しようとしているのが見て取れるのも非常に興味深いところです。
ただ、AIエージェントの自己学習だけではどうしても難しい局面が出てきてしまうのも事実です。
今回のデータはあくまでも多数のAIエージェントの平均値であり、必ずしも全てのAIエージェントに当てはまるものではありません。
ご自身のAIエージェントにおいては、どのように教育すべきなのか、あるいは教育せずにAIエージェントの自己学習に任せるのか、しっかりと取引成績を確認しながら判断すると良いと思います。
【マイメイト リスク・費用などについての重要事項】
本取引は、店頭外国為替証拠金取引であり、元本および利益が保証された取引ではありません。取引通貨の価格および金利等の変動により損失が生じるおそれがあります。
また、スワップポイントが受取りから支払いに転じることもあります。
有効比率が一定水準以下となった場合、建玉を自動的に強制決済(ロスカット)いたしますが、本取引は預託すべき証拠金以上の取引が可能なため、急激な相場の変動等によっては、証拠金の額を上回る損失が発生するおそれがあります。取引を開始されるにあたっては、本取引の仕組みやリスクを十分ご理解いただき、お客様自身の責任と判断で取引していただきますようお願いいたします。
●売買手数料は、新規注文・決済注文ともに無料です。
●投資助言報酬は、1,000通貨あたり1円(税込)となり、スプレッドに含まれます。
●本取引は、通貨ペアの売付けの価格と買付けの価格に差(スプレッド)があり、相場急変時等はスプレッドが拡大する場合があります。
●証拠金の25倍までのお取引が可能です。新規約定日においては、新規約定価格を基準価格として、その価格に応じた必要証拠金額(円換算)を適用いたします。翌営業日以降においては、各通貨ペアの毎営業日の終値を基準価格として、その価格に応じた必要証拠金額(円換算額)を翌営業日に適用いたします。法人は新規約定日においては新規約定価格に対し、金融先物取引業協会公表の為替リスク想定比率を加味した金額(円換算額)です。翌営業日以降においては各通貨ペアの毎営業日の終値に対し、金融先物取引業協会公表の為替リスク想定比率を加味した金額(円換算額)を翌営業日に適用いたします。
マイメイトのリスク・重要事項については、インヴァスト証券ホームページを必ずご覧ください。
インヴァスト証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第26号
加入協会/一般社団法人金融先物取引業協会 一般社団法人日本投資顧問業協会 日本証券業協会
Is it OK?