マイメイトで始めるAIトレード!| Vol.7「取引成績上位AIの特徴は?(ユーロ/米ドル編)」
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インヴァスト証券のマイメイトは「AIエージェント」と呼ばれる強化学習型のトレード用AIを活用したユニークなトレードサービスです。
作成方法はとても簡単で、四つの質問に答えるだけ! また、ユーザーが取引を評価することで、AIエージェントの思考に影響を与え、自分好みのオリジナリティあるAIに育てていくこともできます。
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前回、前々回とマイメイトのリリース初期から実装されていた3通貨ペアにおけるAIエージェントの特徴をお送りしてまいりましたが、今回はその三つ目である「ユーロ/米ドル」についてお送りします。
前回同様、特定の期間における「総合損益がTOP100のAIエージェント」と「全体のAIエージェント」を比較して取引成績が上位のAIエージェントの特徴を見ていきたいと思います。
下のグラフは「総合損益がTOP100のAIエージェント」と「全体のAIエージェント」の取引成績の平均値をまとめたものになります。
※2021年7月31日までの直近1年におけるユーロ/米ドルAIの成績 インヴァスト証券作成
TOP100のAIエージェントと全体のAIエージェントでは、実現損益の部分ではほとんど差がなく、ややTOP100の成績が良いですが、ほぼ近似していることが分かると思います。
最大DDは差が出ていますが、前回のポンド/米ドルAIほどではなく、総合損益に与える影響は小さいものと考えられます。
決済回数と建玉保有日数
より詳細なAIエージェントの取引を見るべく、決済回数と建玉保有日数のデータを見ていきます。
以下のグラフはAIの決済取引において、利益確定できた決済の取引の割合を示したものになります。
※2021年7月31日までの直近1年におけるユーロ/米ドルAIの利益決済回数の割合 インヴァスト証券作成
利益決済回数の割合をみると、ややTOP100の成績の方が良いことが分かりますが、明確な差が出ているとはいえません。
一方、先述した決済回数においてはTOP100よりも全体の方が多く、TOP100のAIエージェントは少ない決済回数の中で利益を積み上げていったことが分かります。
では、TOP100の決済回数が少ない理由はどこにあるでしょうか。
以下は、1回の建玉を保有し続けた平均日数を表したグラフになります。
※2021年7月31日までの直近1年におけるユーロ/米ドルAIの建玉平均保有日数 インヴァスト証券作成
見ていただくと分かるように、TOP100のAIエージェントは全体のAIよりも倍近く建玉を保有し続けていることが分かります。
TOP100のAIエージェントは全体のAIエージェントと比べると、1つの建玉をしっかりと保有し適切なタイミングで決済することで、小さい差ながらも着実に利益を積み上げていったと考えられます。
相場から見るAIの思考
一方で、他の通貨ペアのAIと比べると総合損益における差は小さかったことも事実です。では、なぜTOP100と全体のAIでは総合損益に大きな差が生まれなかったのでしょうか。
集計期間である2020年8月から2021年7月期間のユーロ/米ドルとポンド/米ドルのチャートを見ていただくと見えてくるものがあります。
まず初めに、前回の振り返りとなりますがポンド/米ドルのチャートをお見せいたします。集計期間におけるポンド/米ドル相場は長い期間緩やかな上昇トレンドを形成していることが分かるかと思います。
※トライオートFX取引画面 ポンド/米ドル チャート インヴァスト証券作成
Vol.6で紹介した通りポンド/米ドルTOP100のAIでは、買いポジションを多く保有する傾向が明確に出ており、長期間の上昇トレンドに合わせてAI取引を学びが好成績を生み出していることが分かりました。
続いて、ユーロ/米ドルのチャートになります。当該期間のユーロ/米ドルでは上昇トレンドや下降トレンドが入り乱れている相場となっています。
※トライオートFX取引画面 ユーロ/米ドル チャート インヴァスト証券作成
ポンド/米ドルと異なる点としては、単に買い建玉を保有していれば利益を狙うことができた一方で、ユーロ/米ドルでは買いと売りの建玉を適切に保有しないといけない上に、決済タイミングも慎重に選ばないといけません。
このことから、当該期間のユーロ/米ドルの相場は、ポンド/米ドルの相場と比べて大きな利益を積み上げることが難しく、AIエージェントの成績に差が出づらい相場であったということが分かると思います。
最後に
ユーロ/米ドルのAIエージェントは前回/前々回挙げた通貨ペアのAIエージェントと比べると、総合損益に大きな差が出ているとはいえません。しかし裏を返せば、全体のレベルにバラつきが少なく、集計期間の相場においては比較的安定した取引を行っていたといえる部分もあるかと思います。
また、どの通貨ペア/AIエージェントにもいえることですが、全てのAIエージェントが記事の通り取引をしているわけではないということは十分にご理解ください。
AIエージェントはそれぞれ個性をもって、自己学習/取引をしています。ご自身のAIエージェントがどんな個性を持っているのか、ご自身がどのようにAIエージェントを成長させていくかが重要なポイントでもあります。
3回にわたって、主要通貨ペアごとのAIエージェントの特徴を紹介してまいりました。
今後、記事にしてほしいことやご質問等がありましたら、ぜひマイメイト公式Twitterにてご連絡いただければ幸いです。
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