【株で負け続きなら】各ポジションの役割を決め、それを貫きなさい。
こんにちは、下山です。
以前メルマガで、
「ハイイールド債」の話をさせていただきました。
ハイイールド債とは?
簡単に言えば
信用格付けが低くてリスクが高い危険な社債です。
「ハイイールド」=「利回りが高い」という意味ですが、
利回りが高い代わりにデフォルトリスクが高い社債です。
ハイリスクハイリターンということですね。
ここ最近、そのハイイールド債のリスクが
より一層高まっています。
ハイイールド債を発行している企業は
アメリカのシェールオイル企業が多いと言われています。
「ハイイールド債の10%がシェール企業」
とも言われますが、
そのシェールオイル企業が原油安の影響で
苦境に立たされています。
先週ついに、シェールオイルを生産する
アメリカのホワイティング・ペトロリアムが
経営破綻しました。
原油安が続いた場合、
シェール企業の半数以上が経営破綻する
との憶測もあります。
今後、シェール企業がバタバタ倒れてしまうと、
ハイイールド債の市場に暗雲が立ち込めるでしょう。
原油価格が安くなってガソリンが安くなることは
日々の生活においては喜ばしいことかもしれませんが、
単純に喜んでいられない状況にあります。
原油価格、
アメリカ、サウジアラビア、ロシアの動きから
目が離せません。
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トレードのやり方を考え直してみては?
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このように、ここ最近は
不安を煽るようなニュースばかりが
日々報道されていますね。
「コロナ」「感染」「暴落」「倒産」「失業」
イヤな単語ばかりが並びます。
日々配信されるネガティブなニュースに
心が疲れている方も
多いのではないでしょうか。
それに加えてあまりに激しく上下する株価。
精神的な疲れが溜まっている
株トレーダーの方も少なくないでしょう。
長いトレード人生です。
生涯トレードで稼ぎ続けることを考えるならば
日々の精神的な疲れを少しでも減らすことも
1つ重要な要素です。
ニュースを見たりして情報収集することが
必ずしも悪いことだとは言いませんが、
もしあなたがニュースに振り回されて
トレードしてしまっているのであれば
今一度、トレードのやり方を
考え直してみてはいかがでしょう。
ネガティブなニュースにとらわれることなく
勝てる方法に移行することを考えてはいかがでしょうか。
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「でもどうやって?」
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どうすれば勝てるのか
その方法を模索されている方も多いかと思います。
そこで、今日もニュースにとらわれず
株トレードで勝つための
ヒントをお伝えしたいと思いますが、
自分が学長を務める株アカデミーでは、
『決済パターン』という言葉をよく使います。
「決済パターンを知ることが大切です」
というお話をさせてもらっています。
『決済パターン』の意味は
読んで字のごとくですが、
最終的にどうやって決済するのか、
そのパターンをイメージできるようになることが
非常に重要です。
実際に、株アカデミーでは決算パターンについて、
丁寧に講義をさせてもらっています。
でも、これだけ聞いても
「なぜそんなに決済パターンが重要なのか
いまいちわからない」
と思う方もいらっしゃるでしょう。
その重要性がわからなければ
意味がありませんので
ここで決済パターンが重要である理由について
お伝えさせてもらいます。
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ゴールシーンから逆算して考える。
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少し余談ですが、
先日ゴロゴロと漫画を読んでいました。
『アオアシ』という漫画を
ご存知でしょうか?
青井葦人という少年が成長していく
Jリーグ・ユースを題材にしたサッカー漫画です。
読み始めたら止まらないのですが、
その漫画の6巻にこんなセリフがありました。
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ゆえに、
ゴールシーンから逆算して考える。
このパスは、
どのようなゴールをイメージして出すパスなのか・・・
すべてそこまで考える。
そこまで計算して、
初めての「キラーパス」。
小林有吾
『アオアシ6(株式会社小学館)』
2016年8月3日 初版第1刷
P.197より
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サッカーのキラーパスについて
語られたセリフですが、
これ、株トレードにも通じる話です。
「どのように決済し、利益を得たいのか?」
そのゴールイメージが最初にあって、
そのゴールを目指すためには
どういうポジションを持つべきなのか、
ということが株トレードにおいて重要です。
株を買って株価が上がったら決済して・・・
という稼ぎ方にしか興味がない方にとっては、
意味のわからない話かもしれませんが、
自分の場合は、
買いポジション・売りポジションのバランスを操作して
利益を獲得する手法を使っていて、
この手法の場合、
最終的にどう決済したいのか、
そのイメージが頭の中にあり、
そこに向かうために
どういうポジション取りをするのが理想か、
ということを考えることが重要になってきます。
だからこそ、トレードのスタート時点で
「決済パターン」を知っておくことが重要なのです。
もしゴールが決まっていなければ
道筋がブレブレになってしまいますからね。
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ポジションの役割を明確にすること
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そして実際にポジションを持つときは
どのポジションにどんな役割を持たせるのか、
ということを考えなければいけません。
ポジションの役割を意識されている方は
一般的に少ないと思いますが・・・
サッカーでもGK、MF、FW、DFと
役割が明確に決められているように、
株トレードでも
ポジションに明確な役割を与えることが必要です。
そしていったん役割を決めたらそれを貫きます。
サッカーの試合中、DFの選手が
いきなりFWになったら
試合が無茶苦茶になりますよね。
一般的な投資手法を学んでいるとき、
「ポジションの役割について」
話を聞くことは
なかなか無いと思いますので
理解しづらいかもしれませんが、
ここ最近の暴落時にも
自分が実際に利益を出し続けられている
投資手法の話をさせてもらっています。
それでは本日も最後まで
ご覧くださいましてありがとうございます。
下山敬三
よろしいですか?