【フジトミ】日経平均、年初来安値を意識する展開か 外務省、韓国滞在者に注意喚起
米国株式市場は南朝推移。NYダウは一時140ドル以上下落となった。S&P500種株価指数は前日比0.1%安の2353.78で取引を終了し、NYダウは6.72ドル安の20651.30ドルで取引を終えた。トランプ政権がシリアに再度攻撃や北朝鮮を攻撃することへの可能性が懸念された。防衛関連銘柄が買われ指数を支えた。シリア軍機が反政府勢力の支配地域に樽爆弾を投下したと伝えられ、北朝鮮が、米国による先制攻撃の兆候があれば米国を核攻撃すると警告と報じられた。
NYMEXのWTI先物5月限は前日比32セント(0.6%)高い1バレル=53.40ドルで取引を終了。終値ベースでは3月1日以来の高値となった。サウジアラビアはOPECの減産合意延長を支持する可能性が高いと伝わったことが市場の安心感を誘発させた。
本日の日経平均は続落して、6日の年初来安値(1万8597円)を意識する展開となりそうだ。米国によるシリアと北朝鮮への圧力が強まり、市場では軍事的緊張からの地政学的リスクがが高まっている。外務省は、韓国滞在者や渡航予定者に対して朝鮮半島情勢に注意を促す「スポット情報」を発表した。韓国への渡航自粛や滞在者の退避などを求める危険情報は今のところは出ていない。外務省の「海外安全ホームページ」に掲載した。スポット情報では「北朝鮮は核実験や弾道ミサイル発射を繰り返している」と指摘ている。トランプ米大統領は、中国が北朝鮮の脅威抑制に取り組まなければ、米国が行動を起こすつもりだと述べた。米海軍は、空母「カール・ビンソン」を朝鮮半島へと進めている。
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【買い材料】
・NY原油先物-続伸 サウジが減産延長を提案する可能性(53.40、+0.32)
・日銀のETF買い入れによる需給下支え期待
【売り材料】
・米国株式市場-小幅反落 地政学的リスクが引き続き重し
・NYダウ下落(20651.30、-6.72)
・ドル109円台に下落、地政学リスクや米債利回り低下で=NY市場
・CME225先物は大阪取引所比で下落(18640、-70)
・恐怖指数VIXは15.08、前日比上昇
【その他注目点】
・欧州株式市場-まちまち 英株は資源株が支えとなり小幅反発
・米債券市場-続伸 地政学リスクで雇用統計後の水準に接近
・NY金先物-反発 地政学リスク後押しに5カ月ぶり高値
・欧州債-上昇 リスク回避の債券買い優勢
・ロシア、シリア情勢めぐり国際的に孤立=米大統領報道官
・医療保険改革案が先に成立なら税制改革の恩恵拡大━米大統領=TV
・北朝鮮の行動許容せず、トランプ氏が明確に伝える=ホワイトハウス
・米国の「AAA」格付け確認、見通し「安定的」=フィッチ
・米公定歩合、3連銀が据え置き要求 3月FOMC目前に=議事要旨
・中国、北朝鮮問題解決で協力なら貿易条件有利に=米大統領
・トランプ氏が財界首脳と会談、金融規制改革法改正再表明
・仏大統領選、極左メランション氏が3位浮上 ルペン氏との一騎打ちも
・海上自衛隊、朝鮮半島へ向かう米空母と共同訓練へ=関係者
・今年3─4度の利上げ適切─米SF連銀総裁=ドイツ紙
・東芝通期も「異例決算」の懸念、監査評価終わらない可能性=社長
《スケジュール》
08:50 2月機械受注
08:50 3月企業物価指数
08:50 貸出・預金動向(3月、日本銀行)
10:00 営業毎旬報告(4月10日現在、日本銀行)
17:00 日本銀行が保有する国債の銘柄別残高
17:00 日本銀行による国庫短期証券の銘柄別買入額
10:30 3月中国消費者物価指数
10:30 3月中国卸売物価指数
15:00 3月独卸売物価指数(WPI)
17:30 3月英雇用統計
17:30 12-2月英失業率
17:30 カーニー・イングランド銀行(BOE)総裁、講演
20:00 2月南アフリカ小売売上高
20:00 MBA住宅ローン申請指数
21:30 3月米輸入物価指数
23:00 カナダ銀行(BOC、中央銀行)、政策金利発表
23:00 カプラン米ダラス連銀総裁、講演
23:30 EIA週間在庫統計
13日00:15 ポロズBOC総裁、記者会見
13日02:00 米財務省、30年債(120億ドル)入札
13日03:00 3月米月次財政収支
未定 ブラジル中銀、政策金利発表
トランプ米大統領が北大西洋条約機構(NATO)事務総長と会談(ワシントン)
場況はTwitterをご参考にしていただければ幸いです。https://twitter.com/fujitomi_8740
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