【敗者の行動】あのSNSで株情報見ると感情上下65%増し
現役時代に比べて
賃金が大幅に下がった60~64歳の高齢者に
穴埋めとして支給する「高年齢雇用継続給付」を
政府が段階的に廃止する方針であることが6日、分かった。
『東京新聞』
2019年12月7日 06時00分配信記事より
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019120601002581.html
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こんにちは、下山です。
60歳以降も継続して企業に勤める場合、
給料が減るため、その穴埋めとして
これまでは政府が給付金を出していました。
しかし、どうやらその給付金が
2025年には半減され、2030年には廃止されるようです。
つまり、
「これからは高齢者を継続して雇う場合も、
企業が自力で給料払ってね。」
ということです。
これから定年を迎える会社員にとって
聞き捨てならないニュースですよね。
はっきり言って、自力で支払える企業など
そう多くないでしょう。
となると結局しわ寄せがくるのは働く高齢者です。
60歳以上になって今までと同じ会社で働けたとしても
相当苦しい給料で働くことを
強いられることになるでしょう。
モチベーションなんかあったもんじゃないですよね。
「やってられるか!」と転職活動をしても、
よっぽど特別なスキルがない限り、
高齢者の転職が甘くないことは明らかです。
年金はあてにならない、
同じ会社で長く勤められたとしても
給料は大してもらえない。
かといって転職もできない。
でも寿命はのびる。
そんな状況に追い込まれる方も増えるでしょう。
そういえば先日、
「2019年の出生数が90万人を割ることが確実になった」
というニュースも報道されていました。
当初は、「2021年に90万人を割る」と
見込まれていたのが、予測より2年も早く
90万人を割ってしまったとのこと。
(参照:東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019120601002448.html)
「日本が本当に大変な時代に突入しようとしている」
と感じるのは、自分だけではないはずです。
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年金は世界的に問題
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ちなみに、年金の話でいうと
問題になっているのは日本だけではありません。
フランスが今揺れています。
フランスは日本と違い、職業ごとに年金制度が
異なる仕組みになっています。
たとえば鉄道会社で働いている人は
現行の制度では年金を52歳からもらえます。
理由は、地下で働かないといけないから、
土日祝日も働かないといけないから、
というものです。
日本人の感覚からしたら
「え?」って感じですよね。
日本では東京メトロで勤めても
土日祝日出勤のアパレルに会社に勤めても
そんな恩恵は一切受けられません。
しかし、今までフランスでは
それが当たり前だったわけで。
ただ、「さすがにそれは変えようよ」
ということでマクロン大統領が
「年金を1本化しよーぜ」と公約に掲げていて、
今まさに年金制度の改革をしようとしています。
当然、今までの恩恵が受けられなくなる人たちは猛反発!
それで
「12月5日から無期限でストライキを行う!」
と発表し実際にメトロや鉄道が
一部の路線を除いてほぼほぼ壊滅状態に。
東京でいうと、
「朝と夜のラッシュ時だけ山手線だけ動かします。
あとはいちおう大江戸線だけ動きます。」
くらいの感じです。
東京では今年台風がきたとき計画運休されましたが、
それが平日休日関係なく毎日のように続くイメージです。
考えられないですよね。
実際現地にいた知人に話を聞いたのですが、
本当に動かないらしいです。
ですからなんとか車で職場に行こうとする人で溢れ
パリ近郊では500キロの渋滞が発生した日もあったとか。
しかも凄まじいデモも起こっています。
誰に迷惑をかけようと
「嫌なものは嫌なんだ!」と
権力に対して徹底的に反発するその姿勢は
日本人にあまり無い姿勢かもしれませんね。
もし日本で同じような制度改革が行われる場合、
フランスほど大きな反発が表面化することもなく、
決まってしまうことでしょう。
いずれにしても少子高齢化に向けて
ますます制度が国民に
圧力をかけてくることは間違いありません。
「国や制度に守ってもらおう」
という考えは捨て、あなたの人生は
あなた自身で守る覚悟が求められる時代です。
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あのSNSで株情報見ると65%増で感情的に。
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そんな中、投資に目を向けている方も
いらっしゃると思いますが、たいていの方は
情報収集から始めます。
プロのアナリストや現役トレーダーが配信する情報を
参考にされる方が多いでしょう。
その際、積極的に活用されるツールの1つが
ツイッターです。
もしかしたらあなたも
リアルタイムで流れる情報を
重宝されているかもしれませんね。
しかし、ツイッターで投資関連の情報を集めると
あなたが投資で勝つ確率が下がる可能性があります。
ツイッター社出資の元、行われた研究によると、
ツイッターを見ると普通の
ウェブサイトを見ている時より
感情が高まることが明らかになっています。
以下にその詳細を引用紹介いたします。
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ツイッターは脈拍上昇、発汗、瞳孔拡大
(すべて興奮状態の指標となる)を
促すことが研究で明らかになっている。
単にウェブを閲覧しているときに比べて、
ツイートやリツイートする行為は、
感情の高まりを示す脳活動を75%上昇させるという。
ツイッターのタイムラインを読むだけでも、
65%ほど上昇するそうだ
(注・これはツイッター社が
独自の目的のために出資した研究であり、
論文審査は受けていない)。
ターリ・シャーロット
『事実はなぜ人の意見を変えられないのか(株式会社白揚社)』
2019年8月30日 第一版第一刷
P.61より
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株トレードは
「欲や恐怖など、感情との戦い」
といっても過言ではありません。
負け続きのトレーダーは
まず間違いなく感情のコントロールが下手です。
せっかく勝てる手法を使っていても
感情に振り回されて
資金を減らすトレーダーが後を絶ちません。
株トレードにおいて
感情のコントロールは極めて重要であり、
そして個人トレーダーが
最も苦手とすることでもありますが、
あなたがもしツイッターを活用して
情報取集されているとしたら
控えた方が良いかもしれません。
ただでさえ感情コントロールが難しいのに、
あなたの感情をさらに煽ってくる可能性が
極めて高いでしょう。
それでは本日も最後までご覧くださいまして
ありがとうございます。
下山敬三
Is it OK?