第3回 ギャンブルはするな!(その1:世界最大のギャンブル編)
私は「ギャンブル」っていう言葉の響きが好きです。
なんて言うんでしょう、こうワクワクしますよね。
テレビのクイズで最終問題に早押し勝負のギャンブル。
対人勝負のゲームの最終局面でイチかバチかのギャンブル。
福袋で何が入っているかわからないけれど、お得なら買おうというギャンブル。
事業を始めようというのも一種のギャンブルです。
また、会って間もない片思いの相手に告白するギャンブル。
結婚もギャンブルみたいなものです(^_^;)
まあ、色々と小さなことから大きなことまで
人間は結構ギャンブルしています。
ただ、普通にギャンブルと聞けば、競馬など、お金を賭けて増やすか減らすかの勝負、
というイメージが先行します。
ところで、世界最大のギャンブルは何?
と聞かれて、あなたはわかりますか??
「やっぱりカジノだよね~、最近はシンガポールがすごいって聞くし」
「競馬じゃない?イギリスの本場ダービーだってあるし、アメリカだって盛んだよ」
「宝くじは?海外の高額当選狙って買いまくっている人も多いし、最近は、日本でもCMでよく流れているよね」
とまあ、意見はいろいろあると思います。
ですが、世界最大のギャンブルは、なんとパチンコなのです。
パチンコは、日本が生み出した最大の娯楽であり、ギャンブルなのです。
日本でしか見かけないパチンコ、
一体どのくらいスゴイかというデータが有ります。
年間の売上金額は約19兆円という超巨大産業です。
世界最大のカジノ都市のマカオでは、
年間3.5兆円ほど、2位のラスベガスになると、6500億円ほどしかありません。
2つ合わせても4兆円ちょっと。
いかにパチンコ業界がすごいかがわかると思います。
ダントツです。
街を見渡せば、パチンコ屋だけはありますよね。
その数おおよそ1万2千店とも言われています。
これはコンビニのローソンや、ファミリーマートと同じ規模の店舗数です。
そりゃあ、よく見かけるわけです。
そして、身近にあるだけというわけではなく、娯楽としての面白さが追求されています。
非日常的な興奮を、打っているそばから感じますよね。
パチンコ台の音・光・演出・キャラクター、
これらが相まってアドレナリン出まくりです。
そして、他のお客さんが積み上げるドル箱の出玉、
店員さんのアオリが入るアナウンスが、さらに拍車をかけます。
海外に規制ウンヌンを考えずにこのパッケージを売ったら、相当なもんになろうかと思う次第です。
熱くなってお金をつぎ込むわけですが、
ほとんどのお客さんは、単発では勝ってもトータルでは負けているわけです。
かくいう私も相当学生の頃打ちましたが、やはり負けています。
パチンコの歴史の最近の推移は、
私がやっていた昔は、4パチ(4円で1玉を借りる)が主流でした。
ギャンブル性が高い代わりに、出れば出玉も多く、
儲けも数万と言うのはザラでした。
ただ、負ければ1000円札がどんどん吸い込まれていく状況でしたね。
そこで、1パチ(1円で1玉を借りる)の登場です。
つまり、少ない投資で興奮出来るパチンコ機が出てきたのです。
最近では0.5パチなんていうのも出ているようです。
さて、ここで考えてみてください。
1パチになって、お客さんは勝ちやすくなったでしょうか?
答えはイエスでもあり、ノーでもあります。
負けにくくはなりましたが、勝ちやすいとはいえません。
ゲームセンターで遊ぶよりかはまし、
もしかして儲かるかもしれないから打ってみる、というぐらいです。
店側から見れば、お客さんの回転数が上がらず、
売上を上げようとするなら、そうそう勝たせるわけにはいかないですよね。
だからほぼ勝てないわけです。
私の知人にパチプロがいるのですが、やはり普通の人とは違います。
釘の読みはもちろんのこと、期待値の計算、出やすい店への出稼ぎ、毎日の収支、
パチンコで飯を食っているので、勝つためにありとあらゆることをしているということでした。
時間的にはほぼサラリーマンに近いです。
フラっと行って勝ち続けられる、そんな甘いモノではありません。
あくまで娯楽として楽しむのが本筋ということですね。
長くなってきたので、次回はその他のギャンブル、
そして本題のFXについて書いていこうと思います。
矢田の成績等はコチラ http://fx-mental.info/
よろしいですか?