【フジトミ】OSE225先物、一目均衡表「雲」の下抜けが鮮明 仕掛けには注意が必用
日経平均株価は反発して、前日比51円02銭(0.27%)高の1万8861円27銭で取引を終了した。北朝鮮は早朝、中距離弾とみられる弾道ミサイル1発を日本海に向けて発射、地政学的リスクから海外勢からの売りを誘発させた。後場は、パキスタンのラホールでの爆弾テロがあったがこちらの影響は限定的であった。明日からフロリダで開催される米中首脳会を前に、内容を見極めたいとする投資家が多く、後場の東京株式市場は方向感に欠け様子見ムードが広がった。米トランプ政権への政策期待が後退している中、業績が期待できる内需関連株に買いが集まった。ファナックやソフトバン、セコムなどが買われ、日経平均株価の上昇に寄与し、ホンダ、デンソー、トヨタが売られ日経平均株価の重しとなった。一部証券会社による格上げが好感されたファナックは2.9%上昇し、日経平均を約25円押し上げた。
本日、国内外機関投資家の間で話題となったのが、オプション立会外取引で期先のプットが大口取引で断続的に約定したこと。日経平均先物には売り圧力が強まり、仕掛け的な売りが観測された。
TOPIXは0.12ポイント(0.01%)高の1504.66で取引を終了した。東証1部の売買代金は2兆2324億円、売買高は18億9216万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は730、値下がりが1154、変わらずが128だった。
OSE225先物は、一目均衡表で「雲」の下抜けが鮮明となっている。前日の安値1万8690円、さらに1月安値1万8630円が意識され、もし、1月安値を割り込むようであれば相場の地合いが一段と悪化しそうだ。為替相場同様に仕掛け的な売りやオプション市場の動向には注意が必用だ。
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