トレードステーションのインストール
トレードステーションを活用した株シストレについての
連載6回目となります。
今回は、トレステのインストールについて紹介します。
個人的には、トレステを使用開始する迄の段階で、
・日本株用と米国株用でトレステが別で存在するのか?という疑問
(別にインストールする必要がある:それぞれバージョンが異なる)
・インストールがすんなり行かなかったというトラブル
がありました。
日本株用と米国株用でトレステが別に存在するというのは、
日本株用のトレステサイトで米国株が取引銘柄に入っていないので
サポート殿に質問してわかりました。
(2017年4月1日時点で日本株用がバージョン9.5、米国株は9.4)
ちなみに、ログインを米国株と日本株用で交互にする場合、
ログイン時に余計な手順が必要となります。
(単純にログイン情報を入力したりする、という程度ですが)
違うトレステのはずなのに、例えば前回は米国用トレステに
ログインしていて、今回は日本株用にログインしようとすると、
ログイン情報として前回の米国株用のものが残っています。
ID,パスワード共に入力し直す必要があります。
ま、大した手間では無いのですが。
では、本題のトレステをインスール方法について紹介します。
<トレードステーションのインスール>
インストールそのものは、連載5回目の
「トレードステーションのダウンロード」
でダウンロードしたファイルを実行するだけの話です。
もちろん、何度かクリックしたりする必要はあります。
(基本、デフォルトの設定は変更せず、そのまま「次へ進む」
のが無難です。変更がインストールがうまく行かない
原因となり得るようなので)
そして、アップデートが実行され、初期画面が表示される、
という流れになります。
自分の場合は、インスールがすんなりとは行きませんでした。
トラブルシュートに時間がかかりましたが、
結論を先に紹介すると、セキュリティソフトが原因となっていたようです。
インストール実行中だけ、リアルタイムスキャンを停止しました。
まず、NGとなるところから紹介します。
イントールが順調に進んでいるかに見えたものの、
このような画面が表示されます。
この経緯を画像で紹介します。
まずは、インストーラの起動です。
(ダウンロードしたファイルを実行)
ここも。
ここも、このまま「次へ」をクリックします。
(デフォルト以外のチェックを入れることもやらない方がイイらしいです)
そして、この状態で止まります。
そして、このようなメッセージが表示されます。
ま、諦めて「OK」をクリックするしかありません。
このように、インストールステータスとして、
上図(2つ上)のように、「COMサーバーを登録中」
という表示が出力されたままになります。
そして、NGであることを知らせる画面が表示されます。
何度かトライしたものの、上手く行かず、WEBで情報を集めつつ、
途中でサポートにメールを投げました。
ブログで見た情報では、効果が無かったということで後回しにしていた、
セキュリティソフトの一時停止
を試してみると、無事にインストールできたという結果です。
自分の環境では、マカフィーを使用しています。
(別のPCでAVASTを使っているPCがあるのですが、
同じ現象となりました)
で、セキュリティーソフトが原因であることを想定して
自分で実行した内容を、一つの対応例として紹介します。
マカフィーの設定画面を開きます。
そして、リアルタイムをクリックします。
そして、リアルタイムスキャンを「無効にする」のです。
もちろん、インストールが完了したら、スグに、そして忘れずに
リアルタイムスキャンを有効にします。
下図の例では、15分経過すると、自動で有効になるようになっています。
この状態で、再度インストールを実行したら、
めでたくインストールが完了しました。
これは、自分の場合の例なので、WEB情報によれば他にもいくつか
原因となるものがあるようです。
原因候補や対応策は以下のようなものがあります。
・チェックボックスなど、デフォルトで設定されているものをいじらない
・一度ダメでも、リトライするとうまくいく場合がある
・Microsoft Visual C++ 2010 再頒布可能パッケージをインストール
(インストール後の話かも、ですが)
・インストーラーを直接実行するのではなく、ダウンロード完了したものを
右クリックして「管理者として実行」で進む。
インストーラは、日本株用:JPRQ、米国株用:Setup TradeStation 9.4 with .NET
他にも、CCクリーナーなどでレジストリをクリーンにした、というような例も
あるようです。
ま、いずれにせよ、躓く例が少なくないようなので、
多少は時間を要しますが、
インストールがどうしてもできない、ということは無い
ということで進めれば、きちんとインストールが完了するハズです。
で、めでたくトレステを実行出来た!!と思ったら、またトラブルが(笑)
トレステを実行しても、取引サーバーに接続できないのです。
(ごく短時間だけ取引サーバーに接続できたりはするのですが)
今度はインターネット回線に原因がありました。
もっとも、この件は稀有な例だと思うので、スルーしても問題無いです。
では、トレステ起動後に、取引サーバーとの接続が切断されてしまう
ことが頻発した件への対応内容です。
ま、だいぶ気分的にメゲそうだったのですが、早くストラテジーの検証を
開始し、リアルでの運用を開始する!!という目標があるので
やり抜くことができました。
で、自分の例での原因としては、インターネットの接続環境として
WiMAX → 別PC(インターネット接続共有) → トレステで使うPC
ということで、イレギュラーな接続方法をとっていたことに
あるようです。
ま、インターネットの共有をしているだけなのですが。
(トレステ以外でトラブルになった例は自分はありません)
それを、トレステで使うPCも直接WiMAXから接続するようにしたら、
ログイン後に取引サーバーとの接続が切断されるという
現象が発生しなくなりました。
このような、インターネット接続について自分以外に該当する人は
稀有だとは思いますが、参考までに紹介してみました。
今回は、トレードステーションのインストールについて紹介しました。
すんなり事が進めばなんてことは無いのですが、トラブルが
発生すると、時間がかかるし、イヤなものですよね。
ま、自分の場合は、こうして連載ネタとして紹介し、少しでも参考に
なる方がいるのであれば幸いですが。
ということで、次回以降で
・トレステの基本的な使い方
・ストラテジーのバックテスト方法
・バックテスト結果についての解析方法
・実際の運用
について紹介していきます。
FXの場合であれば、デモ口座というのが存在し、自動売買なり裁量でのトレードを
架空の口座で実行できる環境が提供されているのですが、残念ながら
トレステでは無さそうですね。
というか、株の場合は無いのでしょうか・・・。
調べた範囲では、FXでのデモ口座のようなものは無さそうです。
いずれにせよ、トレードステーションで株の自動売買を実行するには、
リアルトレード前の確認をキッチリと実施する方法を検討しないといけないな、
という認識でいます。
FXであれば、デモ口座で運用して確認する、ということが可能ですが、
そのフェーズで把握できるような問題点なり課題を、どうやって抽出するか、
というのを検討しようかな、というところです。
確認内容の抽出と実行を経て、リアルトレードへ移行します。
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