トレードステーションの操作方法:バックテスト
トレードステーションを口座開設をすませ、
無事にインストールできたら、
実際にトレステを使って覚えることになりますね。
今後、自動売買と裁量の両方を手がける予定なので、
どちらの操作も基本的なところは習熟しておく
予定です。
仮に自動売買だけ、という場合でも手動でポジションを
決済する必要が生じる可能性もあるので、裁量用の
簡単な操作方法を覚えておく必要があります。
裁量だけ、という場合については、自動売買に関する
部分は関係ない・・・。
と思いがちですが、テクニカルインジケーターを
主に使用するトレードの場合には、自分が採用する
ロジックの一部もしくは全部をインジケーターに
してしまえば、バックテストができるので、
ロジックの有用性を評価できます。
ということで、いきなり全てを覚える必要は
無いのですが、一定範囲について、一通り覚えていきたい
ところですね。
今回は、ストラテジーのバックテスト方法について紹介します。
<ストラテジーのバックテスト方法>
トレステには、標準でいくつものストラテジーが搭載されています。
ざくっと数えると100種類ほどですが、買いと売りで分かれているので、
ストラテジーの種類として考えると50種程度と考えた方が
良さそうです。
(使いたいものが無かったり変更したいという場合いは、
購入するなり、配布されているもの、自作する、
などすれば良い話ですが)
今回は、標準で搭載されている
・ボリンジャーバンドによる買いエントリー
・ボリンジャーバンドによる売りエントリー
を例に操作方法について紹介します。
まず、トレステをインストール後、起動直後の画面です。
「クイックスタート」画面が表示されていると思います。
どれを選んでもよさそうですが、ここでは「分析」を選択します。
チャートが複数表示されていますが、そのうちのどれかをクリックします。
こはイチバン大きいチャートを選択します。
チャート上部をダブルクリックして、大きく表示します。
個人的に、背景色は白が好みなので、そのように設定します。
ローソクなどが表示されていない場所で左ダブルクリックします。
ここで、「背景」を好みの設定にします。
銘柄の選択ですが、「チャート画面上」のローソク足などが無い部分で
「右クリック」して、「銘柄コードの設定」にて設定をします。
ここでは、東証一部のトヨタ自動車に設定します。
設定は、「銘柄コード」に「7203-TS」と入力します。
ちなみに、ここでチャートの時間足なども設定できます。
ここでは、60分足(1時間足)に設定します。
次に、画面上部にあるメニュー一覧にある「挿入」
を左クリックし、表示されたメニューから
「ストラテジー」を選択します。
ここでは、例として
・ボリンジャーバンドによる買いエントリー
・ボリンジャーバンドによる売りエントリー
を選択します。
選択は、通常のPCでの操作と同様、「Shift」や
「Ctrl」キーが複数選択で使えます。
選択したら、「OK」をクリックします。
次に、ストラテジーの設定をします。
設定するストラテジーを選択したら、設定画面の右側にある
「設定」をクリックします。
ここで、ストラテジーの変数を設定することができます。
また、最適化をする場合にも、ここで設定を行うことになります。
最適化については、また別の機会に紹介予定です。
「入力」、「新規」、「決済」、「計算」という設定画面が
あります。
ここでは、デフォルト設定のまま「OK」を左クリックします。
次に設定画面右にある「すべてのプロパティ」(先ほどの「設定」の下)
を「右クリック」します。
ここでは、全てのストラテジーに共通する設定を行います。
取引数量(ストラテジーによる指定が無い場合)や「バックテスト」、
「プログラムトレード」における設定画面もあります。
ここも、今回はデフォルトのままとします。
「OK」を左クリックします。
「分析テクニックとストラテジーを設定」画面でも「OK」を
左クリックします。
すると、即座にチャート画面にストラテジーによるテスト結果が
チャート上に示されます。
ここで、テクニカルインジケーターの表示設定を変更してみましょう。
ボリンジャーバンドを例に話を進めます。
まず、ボリンジャーバンドのライン上で右クリックします。
「ボリンジャーバンドを設定」を左クリックします。
「インジケーターの設定:ボリンジャーバンド」画面の
上部に設定画面切り替えタブがあります。
「入力」では、ボリンジャーバンドの変数設定を行います。
「カラー」では、表示するラインの色を設定します。
アッパーバンド、ロワーバンド、ミドルラインを
個別に設定することが可能です。
ここでは、アッパー、ロワー共に青、ミドルを黒に設定します。
次に、不要なテクニカルインジケーターを消去します。
不要なテクニカルインジケーターのライン(例では黄緑色のライン上)で
右クリックして、メニューの中から
「移動平均線(2本)を削除」で右クリックします。
では、バックテスト結果を表示させましょう。
トレステ画面上にあるメニュー一覧から
「表示」ー「ストラテジーパフォーマンスレポート」
を選択(左クリック)します。
すると、ストラテジーパフォーマンスレポート画面が表示されます。
各項目の意味、内容などについては、別の機会に紹介する予定です。
ただし、項目名の上で左クリックすると、説明画面が立ち上がるので、
それを見ると参考になると思います。
ストラテジーパフォーマンスレポート画面の下に
「パフォーマンスサマリー」、「取引分析」・・・「設定」と
多数の画面があるので、それぞれどんなことが出力されているのか
確認しておくと良いですね。
バックテスト時の細かな設定やパフォーマンスレポートについては、
機会をあらためて詳しく紹介したいと考えています。
今回は、「任意のストラテジーを選んで実行する」までを紹介しました。
ここまで来ると、色々なストラテジーを試してみたくなりますね。
次回以降も、トレードステーションで実際にトレードを実行するまで
の話を紹介していきます。
次回は、モバイル環境用のインストールについての紹介の予定です。
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