1時間多くモニター張り付くごとに他界リスク5%増
A bird in the hand is worth two in th bush
手中の1羽はやぶの中の2羽に値する
(ことわざ)
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こんにちは、下山です。
『1日に7時間以上座っている人は
さらに1時間長く座るごとに
他界リスクが5%ずつ増加する』
フィンランドの保健省が過去に
このような警告を出しています。
つまり
「座れば座るほど、人の寿命は縮まる」
ということです。
あなたは1日に何時間くらい座っていますか?
デスクワークが多い方の場合、
1日の半分は座っている
なんてこともあるかもしれませんね。
また、専業トレーダーの方も
きっと長時間、座り続けている方が多いでしょう。
Googleで「トレーダー」
と入れて画像検索すると、
パソコンのモニターが
何台も並んでいる部屋の中に座る
トレーダーの画像ばかりが表示されます。
世間一般的にトレーダーといえば
まさにこのイメージですが、
モニターに張り付き、座っている時間は
見るからに長そうですね。
あなたがお金を稼ぐのは
豊かな生活がしたいからですよね?
なのに、お金を稼ぐために
命を削ってしまっては本末転倒です。
心当たりがある方はお気をつけください。
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チャートの色は何色にするのが良いのか?
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では、本題のトレードの話をさせてもらいます。
いくつものモニターを使っている方の場合、
たくさんのインジケーターを表示して
トレードされている方が多いのですが、
これってどうなんでしょう?
自分としてはお勧めできません。
特に、赤・青・白・黄など様々な色が使われた
カラフルなチャートは、良くないですね。
なぜなら、赤など彩度が高い色って
人間の目線を誘導することにおいて
実は世間で思われているほど
それほど効果的な色ではないからです。
その結果、
重要なサインの見逃しにもつながります。
さらに、
彩度が高い色がたくさんあったら
そのぶんだけ注意散漫にもなりますし。
では、あなたがどうしても見逃したくない
インジケーターがあったとしたら、
ラインをどういう
色に設定すると良いのでしょう?
このような検証結果があります。
↓
“検証の結果、最も視覚を誘導できたのは、
意外にも「白」でした。
伝わってほしい情報の周りに余白を増やし、
黒い背景に白抜きの文字を使うことが、
最も効果的に相手にインパクトを残していたのです。”
越川慎司
『仕事の「ムダ」が必ずなくなる超・時短術(日経BP)』
2019年9月2日 第1版第1刷
P.70
この検証は
チャートに関して行われたものではありませんが、
チャートに関しても同じことが言えるでしょう。
つまり、
「このインジケーターのサインだけは見逃したくない」
と思うなら、黒背景に白で表示させるのが良い
ということです。
黒背景にすると目にも優しい、
というメリットもありますしね。
まあ、黒背景に大量の白いラインが
表示されていたら結局見えにくくなって、
意味がないんですけどね・・・
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利益確定のベストタイミング
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ただ、本音を言うと
「そもそもインジケーターは全部消してしまえ」
と思っています。
あなたがどうしてもインジケーターに頼りたいなら
止めませんが、そんなことしなくても
十分勝てます。
どうしたら勝てるのか?
これまでにもメルマガで、
勝つために必要なことについて
様々なことをお伝えしてきましたが
本日もアドバイスをさせていただきます。
まずは「利益確定のベストタイミング」に関する
考え方について。
冒頭で
『手中の1羽はやぶの中の2羽に値する』
ということわざを紹介しました。
聞いたことがある方も多いかもしれませんが、
「確実なものは不確実なものより
価値がある。だからこそ、
誘惑に負けて手元にある確実なものを
簡単に手放してはならない。」
そんな意味です。
相場の格言でいうところの
『利食い千人力』ですね。
たとえば
1000円の買いポジションを持った後に、
1100円、1200円と株価が上昇する中、
「まだまだ上がるだろう」と思い
ずっとポジションを保有し続けていたら
急に株価が暴落し900円まで下落してしまった、
そんな経験をされたことがある方も多いでしょう。
「せっかく含み益があったのに
さっさと利益確定しておけばよかった・・・」
と後悔したことがない方はいらっしゃらないはずです。
『利食い千人力』という格言は
このような時にまさにうってつけの言葉ですね。
ただ、もしかしたら株価が1300円、1400円と
さらに上昇していた可能性だってあったわけです。
そのようなケースもあるからこそ
単純に「とにかく含み益が出たら利益を確定すべきだ」
とは言えませんよね。
そんなジレンマに多くのトレーダーは陥るわけです。
じゃあ結局利益確定のベストなタイミングって
いつなんでしょう?
答えは、誰にも分かりません。
このタイミングで利益確定すれば
利益が最大化されます、
なんてことは誰にも言えないのです。
だからこそ、
「とりあえず損をすることなく利益が出て入ればOK」
そんなメンタルで
相場と向き合うことが大切です。
「そんな消極的な姿勢で稼げるのか?」
と思われるかもしれませんが、
欲まみれのメンタルで勝てないことは
多くの方が経験的にご存知のはずです。
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ポジションの役割、考えていますか?
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では、
「どんな相場状況においても絶対に損を出さないために」
何をすべきか?
それは、「ポジションの役割を常に考える」ということです。
大多数の方はまったく意識されていませんが、
ポジションを保有する際には
「そのポジションは何のために持つのか?」
その役割を必ず考えます。
「何のために、ってポジションは利益を出すために
持つに決まっているんじゃないの?」
と思われるかもしれませんが、
自分の場合は違います。
自分は信用取引によって
買いと売りの両方を持つ取引をしますが、
利益を伸ばすためのポジションもあれば、
リスクを抑えるためにもつ保険のポジションもあります。
そしてそのポジションの役割をきちんと考え、
それを貫きます。
たとえば、リスクを抑えるために保有した
保険のポジションなのに含み益が出たから
さっさと決済してしまった、
なんてことは絶対にしません。
これ以上、詳しくは書きませんが、
株アカデミーでも
ポジションの役割についても
講義させていただき、
そのことを理解できて実行できている方は
間違いなく利益を出されています。
あなたのトレードの参考になれば幸いです。
本日も
最後までご覧くださいまして
ありがとうございます。
下山敬三
Is it OK?