【消費増税】リーマン以上のショックになる可能性も。
こんにちは、下山です。
10月から世の中が変わります。
もっともインパクトの大きい変化といえば
やはり『消費増税』です。
8%から10%、よく考えてみれば
たかだか2%のことではありますが、
10月以降に買い物をする際、損をした気持ちに
なる期間がしばらく続くかもしれませんね。
「これちょっと欲しいけど消費税上がったから
買うのやめておこうかな」
と考え、消費を控える方も大勢いらっしゃるでしょう。
日本の経済にも少なからず打撃を与えるとも
見られていますが・・・、
実際のところ、どうなんでしょう?
消費増税は消費者に対し、
どの程度の影響を与えると想定されるのか。
過去に消費増税が行われたときの状況が
一つ目安になりそうですが、当時の状況を
あなたは覚えていますか?
実はとてつもない影響を
日本経済に及ぼしていたことを示すデータがあります。
以下引用です。
↓
“1997年と2014年の消費増税は、
民間最終消費支出を大きく縮小させており、
そのショックの度合いは、
リーマン・ショックや東日本大震災に
匹敵するものだったのです。
いや、それどころか、
消費税による消費抑圧効果は、
リーマン・ショックや東日本大震災による
ショックよりもはるかに長く続いているのです。”
中野剛志
『目からウロコが落ちる奇跡の経済教室【基礎知識編】
(株式会社ベストセラーズ)』
2019年4月30日 初版第1刷
P.282より
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なんと、「民間最終消費支出」において
リーマン・ショックや東日本大震災時よりも
はるかに長期にわたるショックがあったとのこと。
今回の消費増税も過去と同じような状況になる可能性が
高いものと考えられますが、だとすると
「10月1日からリーマンショック級の経済ショックが起こる」
それくらいの覚悟をしていなければいけない、
と言っても過言ではありませんね。
別にあなたを脅したくて
こんなことを言っているわけではありませんが、
備えを怠らないのが賢明であることは間違いありません。
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新品のIphoneは10月から安く買えなくなる?
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他にも大きな変化があります。
10月1日から『改正電気通信事業法』が施行されます。
この施行により、スマホなどの販売に規制がかかります。
今では、ほぼ全ての方が
スマホなどケータイ電話を
持たれているかと思いますので、
こちらも大半の方にとって関係ある話でしょう。
これまでは、iPhoneなどの高額なスマホでも
安く手に入れることができていました。
それは、スマホの本体代金と通信費を
セットにすることで
スマホの本体代金が
値引きされていたからです。
携帯会社は本体代を安くして
その分を通信費で回収していました。
そのおかげで、高額なスマホでも、
多くの方が気軽に持つことができていたわけです。
特に、たとえばドコモからauというように、
他社へ乗り換えるMNPの制度を利用すると
かなりお得にiPhoneなどのスマホが手に入りました。
8月末時点では
「乗り換えで、iPhone8が機種代分割5040円、
さらにキャッシュバックが8万円」
なんていう驚愕のキャンペーンも
携帯ショップによっては、あったようです。
ちなみにiPhone8は2年前の機種ではありますが、
今でも十分に使える機種です。
それがタダみたいな値段で手に入り、
さらにキャッシュバックもあるという・・・
MNPしないと損ですね。
もちろん、
有料コンテンツに加入しなければいけなかったり
諸条件はあるものの、
尋常ではないキャンペーンがたくさんありました。
しかし、『改正電気通信事業法』が施行されることで
新品の端末を安く買うことができなくなるでしょう。
今後は通信料金と端末代金が
分離されることになりますので
「端末と通信費のセットだったら安くしますよ」
という売り方ができなくなりますからね。
そして、これまでは、
2年おきに乗り換えで新品の機種を
タダ同然の価格で手に入れているような人が
一番得をしてきたわけですが、
本体代金と通信費が分離された後は、
安いプランで同じデバイスを長く使い続けた方が
得をするようになると考えられます。
そろそろ新しい機種に変えたいと思っているのであれば
10月までに新品のスマホを安く手に入れるのが賢明かもしれませんね。
スマホ代は毎月の固定費であり、
積み重なればそれなりの金額になりますので
新しい制度もうまく活用して賢く持ちたいものです。
そういえば、9月10日(アメリカ時間)は、
アップルがイベントを開催する日です。
すでに一部情報がリークされていますが、
その情報が正しければ
「iPhone 11」
「iPhone 11 Pro」
「iPhone 11 Pro Max」の3モデルが
発表されると予想されます。
3つのレンズが装着されたiPhoneのCG画像も
出回っていますね。
そして例年通りであれば
9月20日にそれら新機種が発売されます。
ただ、世の中の大半の消費者は、
新機種にあまり興味を示していない様子です。
すでに機能面では十分に満足している方が多いようですね。
「とにかくバッテリーの持ちを長くして欲しいのと
価格を安くして欲しい」
そんな声も聞こえてきます。
10月1日に
『改正電気通信事業法』施行を控えたタイミング
ということもありますし、
少なくとも日本でのiPhone販売は
苦戦を強いられるかもしれません。
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変化に対応するために大切なこと
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このように、『消費税増税』や
『改正電気通信事業法』などによって
来月10月1日から自分たちの生活が変わろうとしていますが、
変化があるところには必ずチャンスが生まれます。
なぜなら、変化に対応できず、
落ちていく強者が必ずいるからです。
今回も変化に対応できず、
衰えていく強者が現れることでしょう。
ぜひあなたは変化を恐れず
柔軟に対応できる人であってください。
そしてチャンスをつかんでください。
では変化に柔軟に対応するために何を意識すべきか?
変化に対応するためのヒントを1つお伝えすると
「フォーカスを間違えない」ということです。
たとえば消費税が2%上がったあと、
あなたは買い物をするたびに、
「前は8%だったのに・・・」
となんとなく損をした気持ちになるかもしれません。
ストレスを感じることもあるでしょう。
でも、消費税が上がることはあなたがどうにかして
変更できる現実ではありません。
さっさと受け入れてしまった方が得です。
「今まで10,800円で買えていたものが
11,000円になったなあ」
とか、そんなことを
いちいち考えるだけ時間の無駄です。
ストレスの無駄です。
あなたがどう頑張っても変えられないことに
意識を向けるのではなく、
もっと別の、あなたの力で変えられることに
フォーカスすることが大切です。
「あなたが変えられないことは受け入れ、
あなたが変えられることに意識を向ける」
ぜひ意識されてみてください。
それでは本日も
最後までご覧くださいまして
ありがとうございます。
下山敬三
Is it OK?