株式会社マネースクエア主催 メキシコペソ/円リリース メディア向け説明会レポート
高金利通貨ペアの一つとして注目が集まっているメキシコペソ円ですが、株式会社マネースクエアでも2019年5月26日から取引が可能となりました。運用を考えているトレーダーのほとんどはスワップによる利益を狙っていると思いますが、同社が提供するトラリピとの相性も良く、トレード運用でも利益を狙えるとのこと。今回の説明会では、そんなメキシコペソ円とトラリピ運用の魅力が語られました。
※この記事は、FX攻略.com2019年9月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
2019年6月21日(金)に、株式会社マネースクエアは六本木のミッドタウン・タワーにて「メキシコペソ/円リリース メディア向け説明会」を開催しました。
マネースクエアでは5月26日からメキシコペソ円の取引を開始しています。今回の説明会ではメキシコペソの投資戦略を中心にした解説がメディア、著名ブロガーを招いて行われました。説明会は全三部で、「現地取材決行!メキシコの近況報告」「スワップだけじゃないメキシコペソ投資戦略」「akilogが考えるメキシコ通貨投資戦略とその見せ方」の公演があり、トレード戦略についてレクチャーがありました。その後に懇親会が行われ、来場者同士が親睦を深めました。この記事では説明会の内容についてダイジェストでお伝えしていきます。
第一部 現地取材決行!メキシコの近況報告
第一部では、メキシコを現地取材した三浦北斗さんからメキシコの印象が語られました。まずはメキシコの基本情報についての説明があり、首都であるメキシコシティの現状は「イメージと違って近代的な場所が多く見受けられた」とのことです。
次にメキシコの歴史や文化について、メキシコシティが世界で一番美術館が多い街として有名であることやコロナビール、音楽、料理などが紹介されました。
また、文化遺産なども豊富で、観光客も多く訪れていることがメキシコ経済の活性化につながっており、「ビジュアルで見る経済もメキシコペソを運用する上で重要になるのではないでしょうか」と締めくくりました。
◀メキシコペソ円の取引開始に伴い、メキシコの情勢やメキシコペソ円のトラリピ運用の詳細が語られました。
第二部 スワップだけじゃないメキシコペソ投資戦略
第二部では、マネースクエアのチーフアナリストである津田隆光さんが登壇し、メキシコペソ円のトラリピ運用で収益を上げていく戦略について講義を行いました。
ドル円や豪ドル円、NZドル円、トルコリラ円などの通貨と比較しても、メキシコペソ円はトラリピとの親和性が高いとのこと。政策金利が8・25%ということでスワップポイントも十分な魅力としながらも、世界的な利下げ傾向がある現状では、「バイ・アンド・ホールド」でインカムゲインを狙うより、取引で勝負した方がより高い収益が稼げるのではないかと予想しているそうです。
そしてボリンジャーバンド、DMI、パラボリックの三つのテクニカルツールを組み合わせてメキシコペソ円を分析。現在の相場環境を考えるとドル円は基本的に下向きで、ユーロドルも上値が重い中、メキシコペソ円はレンジ相場が続いているのでトラリピとの相性が良いことを再確認。レンジ確率の高いところで仕掛ける「選択と集中」と出口戦略を考えることが重要とのことです。
最後にマネースクエアが提供している「トラリピ1クリック」にハーフ&ハーフモデルのメキシコペソ円も用意していることを紹介。「手間なく簡単にトラリピを始めることができます。自身のリスク許容に合わせて、ぜひ活用してほしいと考えています」と津田さんはコメントしました。
▶ボリンジャーバンドで描かれる±2σのラインを活用してトラリピを仕掛けるタイミングを説明する津田さん。
第三部 akilogが考えるメキシコ通貨投資戦略とその見せ方
第三部では、ブログ「akilog」の運営者兼投資家であるあっきんさんとひろこさんが講演。あっきんさんは公務員でしたが、資産運用の必要性を感じてFXを開始。その後、2016年3月に公務員を退職しブログを開始したそうです。一方のひろこさんは2018年3月に銀行を退職し、あっきんさんとakilogを運営。あっきんさんが記事を作成し、ひろこさんが相場の分析を担当していると自己紹介しました。あっきんさんは2015年8月からトラリピ運用を開始したそうですが、始めるきっかけとなったエピソードも披露されました。
次にブログの紹介とトラリピ運用の実績について説明を行い、最近は運用額が大きくなってきているので年々ローリターンローリスクの設定にするなどの工夫をしているとのことです。
そして、チャート図をスライドに映しながら自身のメキシコペソ円におけるトラリピの手順についての説明と、ハーフ&ハーフのバックテスト結果を基にどのような戦略を立てれば良いのかを解説。取引の損益を公開しつつ、メキシコペソ円のトラリピ運用例としてトランプ米大統領のメキシコへの関税発言がきっかけでメキシコペソが下落したところで買いポジションを六つ仕掛けたことを紹介しました。
ブログの見せ方については、自身のブログに掲載している「トラリピハーフ&ハーフの30万円チャレンジ」を例に挙げ、どこでトラップを仕掛けてどこで決済をしたのかが一目で分かる画像を一緒に掲載することが重要になるとのことです。「手間はかかりますが、やっていることが見えないと読者も難しそうだなと離脱すると思います」とコメントしました。また、ツイッターで画像と一緒に更新情報を流すことも行っているそうです。
最後にツイッターで情報を拡散しつつ、ソーシャルな場で議論をすることが重要であると強調し、自身もこれからさまざまな人と絡みながらトレードやブログ運営を研究していきたいとまとめました。
よろしいですか?