【BTC実例】抵抗突破から伸びた波と、買いの根拠が崩れた場面を見分ける
「高値を抜けた。買いたいけれど、また戻されるかも」
待っていた突破でも、価格が急に上がると追いかけてよいか迷います。そんな場面では、事前に決めた抵抗の突破と、狙う時間足ペアのBB拡大を合わせて仕掛けを考えます。
2026年10月2日のBTC/USDには、H1とM15の拡大がそろった場面がありました。突破後はさらに高値をつけ、その日のうちに元の抵抗を下回っています。買いを考える理由から、保有を見直すところまで追ってみましょう。時刻はUTCで、05:00は日本時間14:00です。
9月30日の高値85,600ドルを抵抗候補に。10月2日04:15〜04:30のM15は終値86,757ドルで上回った。Charts by TradingView
85,600ドルの高値を抜ける場面を待つ
今回の抵抗候補は、9月30日13時のH1についた高値85,600ドルです。この高値を上へ抜ける動きを狙う、と先に場所を決めます。
10月2日のM15では、04:00足の高値は85,587ドルで、抵抗に届いていません。次の04:15足は85,600ドルを越え、86,757ドルで引けました。ここで上へ進む動きに、H1とM15のBB拡大が伴っているかを見ます。
2026年10月2日05:00 UTCに確定したH1とM15。両方で上側バンドが上昇し、下側バンドが低下。Charts by TradingView
両足の拡大がそろったあと、どこから買うか
05:00に確定したH1とM15を直前足と比べると、どちらも上側バンドが上昇し、下側バンドが低下していました。H1の終値も、先に決めた85,600ドルを上回っています。
ペアの両足で拡大が確認できる、ペアシンクロエキスパンションの状態です。事前高値の突破と合わせて、上方向へ仕掛ける理由として使える場面です。
05:00時点の終値は86,627ドル。ここから仕掛けるなら、自分の損切り位置までの距離を確かめ、リスクに合う数量で参加を判断します。
距離が大きければ、押しを待つ選択もあります。押したあとも85,600ドルより上を保ち、再び上へ進むところでペアの拡大を確かめる。この手順で、参加できる位置を探します。
確認後に87,219ドルまで高値を更新。その後、18:00〜19:00のH1は85,600ドルを再び下回って確定。Charts by TradingView
伸びたあとは、利益を守る手順も用意する
その後、12:00のH1は87,219ドルまで上昇しました。05:00の終値より592ドル上の高値です。
買って保有していると仮定した場合、価格が伸びる間に、どこで利益を守るかも決めておきます。例えば、次のような管理手順です。
1. 含み益が出たら、直近のM15の押し安値と、ペアの拡大が続いているかを確認する。
2. 高値更新が止まり、短い足の押し安値を割ったら、一部利確やストップの引き上げを検討する。判断条件は入る前に決めておく。
3. 85,600ドルを下回ったら、上抜けた価格を保つという買いの根拠を見直す。
85,600ドルは、突破の根拠を確かめ直すための水準です。利益保護をその価格まで待つ必要はありません。エントリー後の押し安値など、自分の売買ルールに合う管理水準を別に設けます。
この日の18:00のH1は、84,245ドルで引けました。事前高値を下回り、上抜けた価格を保てなかった場面です。最初にペアが拡大していたとしても、保有中は価格が買いの条件を満たしているかを確認し続けます。
ペアを同じ画面で見比べるために
BB Watchは、MT5で選んだ時間足のBB幅と変化を、Windowsの画面で並べて確認するツールです。狙うペアを同じ画面に置けば、足を切り替えながら直前の状態を覚えておく手間を減らせます。
抵抗へ近づいたときに、短い足だけが動いているのか、もう一方の足も広がっているのかを見比べる。ペアがまだ追随していなければ、突破だけで飛び乗らず、仕掛けの条件を見直す。これがダマシ回避の判断をサポートする使い方です。仕掛けたあとは、ペアの変化と価格の進み方を追い、保有や利益保護の判断につなげます。
今回のH1とM15は一つの組み合わせです。使うペアは固定せず、ご自身の手法と狙う波に合わせて選びます。先に狙う場所と方向を決め、その場面で使うペアをBB Watchに並べておく。待っていた値動きが出たときに、両足の変化をその場で確認できます。
突破後に戻された別の場面は、BTCの前日高値突破が崩れた7月15日の実例で比較できます。
今回の確認値
対象はBITSTAMP:BTCUSD。BBは期間20・SMA・終値・上下2σです。
H1は03:00~04:00足から04:00~05:00足への比較。上側85,467→85,923ドル、下側83,350→83,206ドル。
M15は04:30~04:45足から04:45~05:00足への比較。上側86,283→86,532ドル、下側84,005→83,933ドル。
両方の比較対象が確定するのは05:00です。本文の「04:15足」などの時刻は足の開始時刻を指します。
出典と確認範囲
Charts by TradingView
チャートの出典を見る(TradingView)
TradingViewの履歴画面を使った確定足の振り返りです。場中の初発時刻や当時のBB Watch表示の記録は確認していません。売買と利益保護は判断手順の例で、約定や運用実績を示すものではありません。価格は画面の整数ドル表示で、MT5の配信元によって価格やBBは異なります。損失が生じる場合もあるため、ご自身の売買ルールに合わせて判断してください。