BTCの前日高値突破を狙い、崩れたら手を引く。7月15日のBB活用例
この記事では、4時間足で高値を抜ける波を狙い、1時間足と15分足をペアで見る例を使います。時間足の組み合わせは一例で、ご自身の手法と狙う波に合わせて選びます。狙う方向へ価格が進み、選んだペアでエキスパンションが出る。その動きをエントリー根拠にする使い方です。
先に、レンジブレイクや、トレンドが崩れたあとの調整の波など、仕掛けを考える局面を決めます。高値を抜けるところを狙う場合、抜けた価格はその後の保有にも使えます。上で支えられる間は伸びを狙い、下へ戻って回復できなければ手を引く。入口と出口を、同じ価格から組み立てます。
2026年7月15日のBTC/USDには、この手順を考えやすい場面があります。日足のBB幅が広がる中で、4時間足が前日高値を突破。その次の足では、価格が突破した水準の下へ戻りました。
どの4時間足の波を狙い、何を根拠に入り、どう持つのか。実測した日足と4時間足で相場の流れを見ながら、1時間足・15分足を使う手順を考えます。以下の売買は仮定の組み立て例で、日時はUTC、価格は米ドルです。
日足の戻りを狙うために、二つの高値を押さえる
当時の日足は、5月の高値圏から6月末へ下げたあとの戻りでした。7月14日は約6万5,000ドルで引け、BB幅も前日より約6.7%拡大。翌15日は、この日足を背景に短い足の買い場を探せます。
先に押さえておきたい価格は、二つです。
・目先に越えてほしい前日高値:65,056.3ドル
・その先の抵抗候補となる6月15日の戻り高値:67,263.5ドル
前日高値を越えるところから買いを考え、その先にどれだけ値幅が残っているかを見る。このように価格を分けると、日足の戻りのどの部分を取りに行くのかがはっきりします。
日足の背景。縦線は2026年7月14日。前日高値65,056.3ドルを目先の突破水準、その上の67,263.5ドルを次の抵抗候補として見る。
KRAKEN:BTCUSD/Charts by TradingView(https://www.tradingview.com/)。日時はUTC。
前日高値の突破から、4時間足の波を狙う
15日12:00から16:00の4時間足は、前日高値を越え、65,369.4ドルで引けました。高値は約6万5,500ドル。日足で見ていた65,056.3ドルの上に出ています。
ここで狙うのは、日足の戻りの中で前日高値を越えて伸びる4時間足の波です。次の戻り高値までを上値の目安にし、抜けた価格の上にとどまれるかを追います。この足のBB幅は4,070.0ドルでした。
2026年7月15日12:00の4時間足(16:00に終了)。終値65,369.4ドルは前日高値65,056.3ドルの上。ここから抜けた水準を維持できるかを追う。
KRAKEN:BTCUSD/Charts by TradingView(https://www.tradingview.com/)。日時はUTC。
ここからは、同じような場面でエントリー根拠を確認する手順です。BB Watchに1時間足と15分足を並べ、価格が前日高値を越えて上へ進むところを見ます。ペアの両足でエキスパンションが出る動きを、4時間足の上昇波に入る根拠とします。
前日高値を抜けても15分足だけが広がり、1時間足の拡大が伴わなければ、抜けたあとに戻るダマシを警戒します。買いを追いかけず、価格が突破した水準を保てるかを待つ。そこで両足の拡大がそろうペアシンクロを確認して、仕掛けを検討します。
このように、入る前に突破を選別するのが「ダマシ回避の判断をサポート」という使い方です。今回確認した日足・4時間足の実測は、次に説明する保有条件の見直しに使います。
仕掛ける前には、突破水準を下回った場合の損切りを決めます。値を保てると考えて買うなら、下へ戻って上に乗せ直せない動きは、その買いを手仕舞う条件になります。損切りまでの幅に合わせて数量を決め、次の抵抗まで狙える値幅と釣り合うかも確認します。
まだ買っていないなら、抜けたあとに押して支えられる形を待つ方法もあります。すでに買っているなら、同じ水準を使って保有を続けるかを考えられます。エントリーしたあとも、見る価格が決まっている状態をつくっておきます。
次の足で前日高値を割り込んだら、決めた条件に戻る
続く16:00から20:00の4時間足は、64,926.0ドルで引けました。前日高値の下へ戻ったことになります。
一方、BB幅は4,214.8ドルへ約3.6%広がりました。上側バンドは上へ、下側バンドは下へ動いています。
BBの上下バンド間隔は広がっていますが、価格は前日高値の下へ戻っています。突破を保つという買いの前提が崩れた場面です。ここでやることは、先ほど決めた価格に戻って保有を見直すことです。
図の①は前日高値65,056.3ドルを示す橙の基準線。②の12時足は65,369.4ドルで上抜け、③の16時足は64,926.0ドルで基準線の下へ戻りました。BB幅が広がっていても、価格が買いの前提を保っているかを追う場面です。12時足は16:00 UTC、16時足は20:00 UTCに確定。番号と橙の線・矢印は解説用の追記です。
KRAKEN:BTCUSD/Charts by TradingView(https://www.tradingview.com/)。日時はUTC。
終値で前日高値を割ったら手仕舞うルールなら、この時点でその条件に当てはまります。いったん戻す動きを待つルールなら、65,056.3ドルを回復できるかを追い、戻せなければ手を引きます。待つ間の損失上限も、仕掛ける前に決めておきます。
これから入ろうとしていたなら、買いはいったん見送り、再び前日高値を越えて支えられる形を待ちます。そこから4時間足の上昇波を狙えると判断したら、1時間足と15分足のエキスパンションを改めて確認する。次に買い直すときも、場所とペアの両方から根拠を組み立てます。
BBが広がる理由を知ると、価格と組み合わせて使いやすくなる
BB幅には、直近20本の価格の散らばりが表れます。今回のように足が下がっても、それまでの価格を含む散らばりが大きくなれば、幅は広がります。
そのため、エントリーでは狙う方向への値動きと、ペアのエキスパンションを一緒に確認します。買ったあとは、狙っていた節目を守っているかも追い続けます。7月15日は、前日高値の突破から、その突破が維持できるかを確かめる場面へ移りました。価格が保有条件を失ったら、幅が拡大していても決めた手仕舞い条件に戻ります。
なお、この反落までに6月の戻り高値67,263.5ドルには届いていません。ここでの手仕舞いは、6月高値に当たったと考えるのではなく、目先の突破水準を失ったことから組み立てています。
狙う場所を決めておくと、次の買い場も待ちやすい
今回の例では、前日高値の突破から4時間足の上昇波を狙い、1時間足と15分足のエキスパンションをエントリー根拠にします。上で支えられる間は伸びを狙い、下へ戻ったら決めた条件で手を引く。一度の仕掛けにこだわらず、同じ価格を使って次の機会まで追えます。
BB Watchで選んだペアをリアルタイムで見比べるのは、狙った局面で仕掛けの条件がそろうかを確かめるためです。ご自身の手法で取りたい波に合わせて使うことで、何を待ってから入るのかを明確にできます。
日足の戻りの中から短い足の買い場を探したい方、仕掛けたあとの保有管理にもBBを使いたい方へ。表示と使い方は商品ページでご覧ください。
BB Watchの商品ページ
狙った突破をペアで見比べる。BB Watchの表示と使い方を見る
次の仕掛けに向けて、判断の流れを整理する
検証条件・出典
TradingViewのKRAKEN:BTCUSD履歴チャートを使用。BBは20期間・SMA・終値・上下2σで、幅は上側と下側の差です。拡大率は直前の確定足との比較で、価格の騰落率や利益率ではありません。抵抗や支えの扱い、売買・保有・手仕舞いは解説のための仮定です。
本文の確定値は各足の終了後に分かる情報です。日足は翌日00:00、4時間足は開始から4時間後に確定します。形成中に仕掛ける方法もありますが、掲載した最終値を場中の値として使ってはいません。図の縦線・日付ラベルの足を対象とし、右側の後続足や現在値はその時点の説明に含めていません。横破線はクロスヘアで、本文の抵抗・支持水準を描いた線ではありません。
画像と数値は後日の確認で、当時のBB Watchの記録や実売買の実績ではありません。実測は日足と4時間足です。1時間足・15分足の状態は未確認で、ペアによる仕掛けは使い方の例として記載しています。拡大開始の時刻・順序、場中の値動き、反落の原因は確認していません。MT5の配信元によって値は異なります。取引の際は損失許容額を決め、ご自身のルールに従ってください。
https://www.tradingview.com/widget-docs/widgets/charts/advanced-chart/