【インテル財務解剖 第2回】:営業CF 81億ドルとFCF黒字化の真実──小回りを利かせる機動的トレジャリーと「仕掛品の山(Intel 18A)」の正体
株式
ICHIRO|決算書解剖ラボ
第1回では、米政府契約に伴うエスクロー株式デリバティブ評価損が引き起こした「110億ドル最終赤字のパラドックス」と、サーバー向けASP上昇による本業の営業黒字化を解剖しました。
連載第2回となる今回は、企業の真の生命線であるキャッシュ・フロー計算書(C/F)と、貸借対照表(B/S)に眠る在庫構造に深く切り込みます。
2026年上半期(1H)累計において、損益計算書(P/L)上は147億ドル超の純損失を計上しながらも、営業活動によるキャッシュフローは前年同期比約2.8倍となる81億0,200万ドル(約1.2兆円)の黒字へと急伸しました。
莫大な帳簿上損失の足し戻しの内訳、前年同期の大赤字から劇的反転を遂げたフリーキャッシュフロー(FCF)黒字化の要因、そして棚卸資産の約7割を占める「86.8億ドルの仕掛品(Intel 18A)」が意味する事業モメンタムを解剖します。
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