紅蓮竜とは何か ― 100万円→1億円チャレンジを支える新EAの仕組み
先日お伝えした「100万円→1億円チャレンジ」で使う新EA『紅蓮竜(ぐれんりゅう)』について、仕組みを詳しく解説します。まだバックテストも実運用実績もない、生まれたばかりのEAです。実績を誇る記事ではなく、どういう考え方で組んであるのかを正直にお伝えする記事だと思ってください。
紅蓮竜の一番の特徴は、買いと売りをそれぞれ完全に独立させて動かす点です。買いポジションがなければ、条件を付けずに1本目を建てます。その後は価格が一定幅だけ上に動くたびに買いを1本ずつ増やしていきます。売りはその逆で、ポジションがなければ1本目を売り、価格が下に動くたびに売り増していきます。
ここで大事なのは、増やす方向が「不利な方向」ではなく「有利な方向」だという点です。下がったら買い増す一般的なナンピン型EAとは逆で、紅蓮竜は上がっている最中の買いにさらに買い乗せしていく設計になっています。買いと売りは別々の口座残高を持つかのように動くため、運用にはヘッジング口座(買いと売りを同時に保有できる口座)が必要です。
買い増しの間隔・損切り幅・利確幅・ブレイクイーブンの発動条件は、すべて「ATR」という値を基準に計算しています。ATRはその時点の値動きの大きさ(ボラティリティ)を測る指標で、相場が激しく動いているときは値幅を広く、静かなときは狭く、自動で調整される仕組みです。
価格で幅を決める設計だと、値動きが荒い相場ではすぐに条件を満たしてしまい、逆に静かな相場では条件が成立しにくくなります。ATRを基準にすることで、通貨ペアや時間帯が変わっても、その時点の実際の値動きに合わせた幅で判定できるようにしています。
利確は「建玉群」単位で判定します。買いの1本目を建てた価格を基準に、そこから一定のATR幅だけ有利に動いた価格を、各ポジションの発注時にサーバー側の利確ラインとしてあらかじめ設定しています。同じ群の建玉はすべて同じ絶対価格に利確ラインを持つため、1本でも利確に達すれば実質的に群全体が決済される仕組みです。
一方でブレイクイーブンはポジション単位で判定します。それぞれの建値からATR幅だけ有利に動いたら、そのポジションの損切りラインを建値付近まで引き上げ(買いの場合)、それ以上は緩めません。利確が「群全体でまとめて」なのに対し、ブレイクイーブンは「1本ずつ個別に」機能する、という役割分担です。
通常の利確ラインに届かなくても、建玉が増えすぎた状態を解消する仕組みをいくつか用意しています。
- 本数超過時のプラス転換決済:保有本数が一定を超えた状態で、その方向の合計損益がプラスに転じたら、その方向をまとめて決済する
- 買い売り本数均衡時の全決済:買いと売りがそれぞれ一定本数以上に増えた上で、両者の本数がちょうど一致したタイミングで、損益の正負を問わず両方向を一括決済する
- 週末の一括利確:金曜の遅い時間帯以降、買い・売り合計の損益がプラスに転じたら決済し、週末をまたぐ窓やスワップのリスクを避ける
- マーケット開始直後の取引停止:1日の切り替わり直後30分は新規の買い増し・売り増しを見送る(スプレッドが広がりやすい時間帯を避けるため)
これらはいずれも「新規のエントリーだけを止める・条件がそろったら降りる」仕組みで、保有中のポジションの損切りやブレイクイーブンは常時そのまま機能し続けます。
紅蓮竜には、有効証拠金に応じてロットを自動調整する複利設定を搭載しています。基準となる資金を決め、有効証拠金がその基準の何倍かに応じてロットも比例して増減する仕組みです。発注のたびに証拠金が足りているかを事前に確認し、不足していれば発注そのものを見送るチェックも組み込んでいます。
紅蓮竜には、まだバックテストの実績も実運用の実績もありません。ここまで説明してきたのはあくまで「どう作ってあるか」という設計であり、「実際にどれくらいの成果が出るか」を保証するものではありません。来週から始まる100万円→1億円チャレンジが、このEAにとって初めての実戦になります。
良い結果も、そうでない結果も、この場で正直にお伝えしていくつもりです。
※本記事は情報提供を目的としており、投資の勧誘を目的としたものではありません。掲載している運用結果は過去の実績であり、将来の利益を保証するものではありません。FX・CFD取引はリスクを伴います。投資判断はご自身の責任において行ってください。