朝日奈りさとは何者か EA開発者が自分のことを全部書く
はじめまして。朝日奈りさです。
ゴゴジャンでゴールド(XAUUSD)専用のEAを2本開発・販売しています。スキャルピング型の『昇金竜』と、デイトレード型の『CHAOS_GOLD_LISKOFF_MT5』。どちらもゴールドだけに特化した自動売買システムです。
この記事では、私がなぜEA開発を始めたのか、どんな失敗をしてきたのか、昇金竜がどうやって生まれたのかを全部書きます。「このEAを作った人間がどういう考え方をしているか」を知っていただくことが、商品ページのスペック表よりも大事だと思っています。
FXを始めたのは「お金を増やしたい」という単純な動機でした。最初は裁量トレード。チャートを見て、自分の判断で売買する。
結果は散々でした。
含み損が出ると「いつか戻る」と祈り続ける。利益が出ると「もう少し伸ばせるかも」と欲を出して反転される。損切りのルールを決めても、いざその場面になると手が動かない。感情に支配されたトレードを繰り返し、100万円以上の損失を出しました。
あの時に学んだのは「自分の感情は、トレードにおいて最大の敵だ」ということ。どれだけ知識があっても、ルールを知っていても、感情がそれを壊す。
ならば、感情を排除すればいい。ルールを人間ではなくプログラムに守らせればいい。そこからEA開発の道に入りました。
MQL4、MQL5を独学で習得しました。最初は移動平均線のクロスでエントリーするだけの簡単なEAから。動くものを作れたときの感動は今でも覚えています。
しかし「動く」と「勝てる」はまったく別の話でした。バックテストで利益が出るEAを作っても、リアルでは全然勝てない。過去のデータに最適化しすぎて、未来の相場に対応できないEAを何本も作っては壊し、作っては壊しを繰り返した。
そこで気づいたのは、「長期間のバックテストで安定しているロジックだけが、リアルでも通用する」ということ。3年のバックテストで最適化されたEAは、4年目に壊れる。5年で壊れないロジックも、7年目には崩れることがある。
だから私は「最低でも10年以上のバックテストに耐えるEA」を作ることを自分のルールにしました。短期間の華やかな数字より、長期間の地味な安定性を追求する。この方針が、昇金竜の設計思想の原点です。
ドル円、ユーロドル、ポンド円…さまざまな通貨ペアでEAを開発してきましたが、最も安定した結果が出たのがゴールド(XAUUSD)でした。
ゴールドには他の通貨ペアにはない構造的な特性があります。
「買い特化が機能する」「RSI逆張りが効く」「流動性が高い」。この3つの特性が揃っているのはゴールドだけでした。だからゴールド以外のEAは作らないと決めた。
「1通貨ペアに特化する」というのは、リスク分散の観点からは不安に思われるかもしれません。しかし私は逆だと考えています。1つの銘柄を徹底的に研究し、その特性を完全に理解した上で設計されたEAの方が、複数の通貨ペアを浅くカバーするEAよりもはるかに信頼できる。昇金竜の11年間の安定性が、その考え方の正しさを証明してくれています。
昇金竜の開発には長い試行錯誤がありました。最初からRSI2+ATR動的ナンピンという設計にたどり着いたわけではない。
最初はRSI14(一般的な設定)で作った。結果は平凡でした。反応が遅すぎて、ゴールドの短期的な押し目を捉えられない。
次にRSI期間を短くしていった。10、8、5、3…そして「2」にたどり着いた。RSI2は「非常識だ」「ノイズが多すぎる」と教科書的には否定される設定です。しかしゴールドのM5チャートで検証すると、RSI2こそが「売られすぎた瞬間」を最も正確に捉えていた。
ナンピンロジックも何度も作り直しました。固定間隔のナンピンは急変動で口座を吹き飛ばす。間隔を広げすぎるとエントリーが少なくなりすぎる。最終的にATR(平均真の範囲)でボラティリティをリアルタイムに計測し、相場の荒れ具合に応じてナンピン間隔を自動調整する方式にたどり着いた。
そしてバックテスト。2015年から2026年まで、11年間・22,189回のトレードで検証。コロナショック、FRBの急速利上げ、地政学リスクの急拡大。すべてを通過して、勝率84.28%・PF1.93・RF9.95・最大DD12%。この数字が出たとき、ようやく「これは世に出せる」と確信しました。
自分のリアル口座で動かす。これは最低条件です。開発者自身が使っていないEAを人に売るのは、自分が食べない料理を客に出すのと同じ。昇金竜もCHAOS_GOLDも、私のリアル口座で毎日稼働しており、その様子を24時間YouTubeライブで公開しています。
10年以上のバックテスト。3年のバックテストで綺麗な右肩上がりのカーブを見せることは簡単にできます。しかしそれは「3年間の過去データに最適化しただけ」かもしれない。本物のロジックかどうかは、10年以上の多様な相場環境を通過して初めてわかる。
数字で全て公開する。バックテストの結果、リアルトレードの成績、含み損の状況。良い日も悪い日も、すべて投資ナビのデイリーレポートで毎日公開しています。「含み損が5万円を超えた日」も隠さず報告する。透明性こそが信頼の唯一の源泉だと考えています。
購入者に正直に対応する。「エントリー回数を増やしたい」と聞かれたら、「パラメーターを変えれば増やせるが、推奨しない。デフォルト設定が11年間で最も安定した値だから」と正直に伝える。「利益を保証できるか」と聞かれたら、「それはできない。FXにはリスクが伴う」と答える。購入者に嘘をつかないことが、長期的な信頼関係を作る唯一の方法です。
昇金竜はM5スキャルピングの買い特化。ゴールドの「売られすぎた後の戻し」だけを狙う、ある意味で非常に尖った設計です。
一方でCHAOS_GOLD_LISKOFF_MT5は、H1(1時間足)のデイトレード型。買いと売りの両建てに対応し、ゴールド市場の時間的アノマリー(日本時間21時・18時・4時に特定のパターンが出やすい)を活用するEAです。
設計思想が全く異なるため、同じゴールドを対象にしながらポジションが被りにくい。2本を同時稼働することで、時間軸・戦略の両面でリスク分散が可能になります。
CHAOS_GOLDのバックテスト実績はPF2.96・RF11.49・勝率72.07%。昇金竜とは異なる強みを持つEAです。
投資ナビで毎日レポートを書き続けます。デイリーレポートで2本のEAの成績を毎日公開し、連載記事やコラムでEAの設計思想やFXの教育コンテンツを発信していきます。良い日も悪い日も、すべて記録として残す。1年後、2年後に振り返ったとき、その積み重ねが最も強い信頼の証拠になると信じています。
YouTubeライブ配信は毎日続けます。昇金竜とCHAOS_GOLDの24時間リアルタイム稼働を公開し続けます。バックテストの数字が本物かどうかを、誰でもいつでも自分の目で確認できる環境を維持します。
EA開発の技術サービスも提供しています。MT4⇔MT5のソースコード変換代行(10,000円)、EA・インジケーター作成代行(15,000円〜)、EA自作用のベースコードテンプレート販売。自分でEAを作りたい方のサポートも行っています。
EAは「買って終わり」ではなく「買ってからが始まり」です。購入後の疑問や不安にも、ゴゴジャンのメッセージ機能でいつでも対応しています。一人のEA開発者として、購入してくださった方が安心して運用を続けられる環境を作り続けること。それが私の仕事だと思っています。
私は天才プログラマーでも、伝説的なトレーダーでもありません。損切りができなくて100万円以上を失った、ごく普通のFXトレーダーでした。
ただ、その失敗から「感情を排除したルールベースのトレード」にたどり着き、ゴールドという銘柄の特性を徹底的に研究し、11年間のバックテストに耐えるEAを作ることができた。
昇金竜の勝率84%・PF1.93・RF9.95・最大DD12%という数字は、私の失敗と試行錯誤の積み重ねから生まれた結果です。この記事を読んで「この人が作ったEAなら信頼できそうだ」と少しでも感じていただけたなら、それが一番うれしいです。
※本記事は情報提供を目的としており、投資の勧誘を目的としたものではありません。掲載している運用結果は過去の実績であり、将来の利益を保証するものではありません。FX・CFD取引はリスクを伴います。投資判断はご自身の責任において行ってください。
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