朝日奈りさとは何者か EA開発者が自分のことを全部書く
朝日奈りさとは何者か
私のEAを使ってくださる方が増えてきました。販売ページのスペックや成績は見ていただけても、「これを作っている人間は、いったい何者なのか」までは、なかなか伝わりません。きょうは商品の宣伝を脇に置いて、私自身のことを書きます。良いところだけでなく、うまくいかなかったことも含めて。
結論からいうと、私は「負けたことのある開発者」です
プログラムを書く人、と聞くと、感情のない理詰めの人を想像されるかもしれません。実際の私は逆でした。チャートに張りつき、含み損に胃を痛め、根拠の薄い「いけるはず」で大きく張って、退場寸前まで資金を減らした経験があります。EAを作り始めたのは、その自分をどうにかしたかったから。理屈より先に、痛みがありました。
私がEAを作る理由
裁量で溶かしていた頃、負けの原因はほとんど「相場」ではありませんでした。原因は私の感情です。少し戻ったところで利益を確定して、損は「いつか戻る」と抱え込む。ルールを破る瞬間にだけ、大きな損失が生まれていました。
それなら、ルールを破れない仕組みにすればいい。そう考えてプログラムを学び直しました。EAの本質は、必勝法ではありません。決めたことを、迷わず、淡々と、何千回でも同じように実行する道具です。私にとってEAは、過去の自分への処方箋でもあります。
これまでの歩み
これまで作ってきたもの
私が手がけているのは、ゴールドと円クロスを中心とした自動売買の道具です。代表的なものを並べます。
- 昇金竜:ゴールド(XAUUSD)専用、M5の買い特化スキャルピングEA。いまの主力で、長期のバックテストと実運用を公開しています。
- えんむすびAI:3つの円クロスを見比べ、出遅れた1銘柄だけを買う、買い専用のグリッドEA。判断の理由を日本語パネルに表示する設計で、現在は商品化の準備中です。
- 金脈AI:ゴールドのAIシグナル。エントリーの判断材料を可視化するためのツールです。
- 無料インジケーター:経済指標表示、証拠金維持率の見える化など。トレードの「危ないところ」に気づくための道具を無料で配っています。
- 電子書籍:口座の選び方、ナンピンと含み損の話、MQL5入門など。買う側だけでなく、作る側の入り口になればと書いています。
失敗も全部書きます ― あるEAは破綻しました
良い話だけでは「全部書く」になりません。私が出していたゴールドのアノマリー系EAは、先日の急な下落相場で破綻しました。損切りを置かず、含み損を抱えながら回復を待つ構造だったため、一方向に長く落ちる相場に耐えられなかったのです。
これはバグではなく、設計そのものの弱点が、苦手な相場でそのまま表に出た結果でした。長く滑らかな成績を見せていたEAほど、こうした「忘れた頃の一撃」に弱いことがあります。私はこの商品の販売をいったん止めました。
いま取り組んでいるのは、同じ轍を踏まないための作り直しです。損切りを必ず置く。下へ無限に買い増さない。上にも下にも対応する。地味ですが、こうした「死なない設計」こそが、長く付き合えるEAの土台になると考えています。
過去の検証成績は、あくまで過去のものです。将来の利益をお約束できるEAは、世界のどこにもありません。だからこそ、勝ちパターンと同じ熱量で、負け方とリスクを先にお伝えするようにしています。
私が守っている3つのこと
いま、いちばん力を入れていること
最近の私のテーマは「買う人から、作る人へ」です。出来合いのEAを買うだけでは、相場が変わったときに自分で手を入れられません。なぜそのEAが勝てるのか、どこで負けるのか。そこまで分かる人が増えれば、業界全体がもっと健全になるはずだと思っています。
そのために、MQL5の関数を一つずつ解説する連載や、初心者から段階的に学べる学びの場を続けています。無料コミュニティ「朝日奈ラボ」では、設定の相談から、含み損で眠れない夜の不安まで、気軽に持ち込んでいただけます。一人で抱えるより、ずっと早く前に進めます。
最後に ― どこで会えるか
私は、YouTubeのライブ配信で実際の運用を映しながら相場の話をしています。Xでは日々の気づきを。そして、いちばん距離が近いのが無料コミュニティ「朝日奈ラボ」です。
商品の数字よりも、それを作っている人間を見て、信用できそうかどうかを確かめてほしい。きょうこの記事を書いたのは、その材料を全部お渡ししたかったからです。これからも、勝ちも負けも隠さず書いていきます。
※本記事は情報提供を目的としており、投資の勧誘を目的としたものではありません。掲載している運用結果は過去の実績であり、将来の利益を保証するものではありません。FX・CFD取引はリスクを伴います。投資判断はご自身の責任において行ってください。