【ブロードコム財務解剖 第4回】:現金の8割を市場へ還流?税金制度まで変えて株価を維持する執念のC/Fと財務工学の真実
株式
ICHIRO|決算書解剖ラボ
前回は、ブロードコムが自社工場(有形資産)をほとんど持たず、資産の過半が過去の買収による「のれん(Goodwill)」で構成され、中核特許技術の賞味期限は「残り5年」という砂時計を抱えた貸借対照表(B/S)の脆弱性を暴いた。
通常の経営感覚であれば、この危うい資産構造を前に、稼いだ現金を使って負債を圧縮するか、次世代のイノベーションへ向けてR&D投資を加速させるはずだ。しかし、同社のキャッシュフロー計算書(C/F)を開いた瞬間、そこに記録されていたのは、我々の想像を遥かに超える、財務工学(フィナンシャル・エンジニアリング)による冷徹な「株価コントロール」の全貌であった。
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