PYRAMID PANEL 活用連載 第1回 ― なぜ、自動売買の私が「手動のパネル」を作ったのか
私は昇金竜やえんむすびAIのような自動売買を作ってきました。その私が、あえて自分の手で操作するツール『PYRAMID PANEL』を作りました。一見すると矛盾しています。今日はこの連載の第1回として、なぜ“手動のパネル”を作ったのかからお話しします。
自動売買は、淡々と同じことを繰り返すのが得意です。感情を挟まず、ルール通りに動く。これは大きな強みです。ただ、相場には「この場面は、自分の手で取りに行きたい」と思う瞬間があります。指標後の一方向、明確なブレイク、狙っていた押し目への到達——。
こうした“ここぞ”は、決まったルールに収まりきらないことが多い。だからといって、すべてを自動に任せると取り逃がします。私は自動で土台を作りつつ、ここぞは自分の手で攻めたい。その両立を、ずっと考えていました。
では手動でやればいい、とはなりません。裁量での発注には、はっきりした弱点があります。
① 遅さ
ロットを入力し、損切り・利確の価格を計算し、ボタンを押す。その数秒の間にも、相場は動きます。
② ミス
桁の打ち間違い、SLの付け忘れ、方向の勘違い。手作業には、必ずヒューマンエラーがついて回ります。
③ 取りこぼし
「伸びるほど買い増す」「戻すほど買い下がる」を、複数の指値で手で並べるのは現実的ではありません。気づけばチャンスは過ぎています。
この3つの壁を、ボタンひとつで越えるために作ったのが PYRAMID PANEL です。チャートに貼り付けた操作パネルから、次のことが一手でできます。
幅と本数を決めてボタンを押すだけで、ピラミッド(順行で買い増し)/ナンピン(逆行で買い下がり)の指値が一気に並びます。損切り・利確は全発注に自動で付き、リスク%から発注ロットも自動計算。出口の建値移動・ドテン・トレール・一括決済も、すべてワンクリックです。手動の「遅さ・ミス・取りこぼし」を、まとめて潰す道具にしました。
私の考えはシンプルです。昇金竜のような自動売買で“土台”を作りながら、ここぞの場面は自分の手でブーストする。攻め方の違う2本立てです。全部を自動に寄せる必要も、全部を手動で抱える必要もありません。道具を使い分ければいい。PYRAMID PANEL は、その「手動の側」を、速く・正確に・取りこぼしなく実行するための相棒です。
自動売買の開発者である私が手動パネルを作ったのは、矛盾ではなく役割分担です。自動で淡々と積み、手動でここぞを取りに行く。次回からは、その“手動の武器”を一つずつ掘り下げます。第2回は、相場が伸びるほど乗せていくピラミッディングの話から。FX・CFD取引にはリスクが伴います。半裁量は自分の判断が入るぶん、最終的な売買判断は必ずご自身の責任で行ってください。
※本記事は情報提供を目的としており、投資の勧誘を目的としたものではありません。掲載している運用結果は過去の実績であり、将来の利益を保証するものではありません。FX・CFD取引はリスクを伴います。投資判断はご自身の責任において行ってください。