【今週の相場見通し】ゴールド(XAUUSD)&ドル円(USDJPY)2026年6月8日〜12日
今週の分水嶺は「6/10の米CPI」一点
今週(6/8〜12)は、水曜の米5月CPIにすべてが集約される構図。来週には日銀会合(6/16)とFOMC(6/16〜17、ドットチャート公表)が控えており、いわば「大型イベント週の前哨戦」にあたります。
市場ではインフレの再加速を警戒し、利上げ観測(タカ派寄り)が強まっている状況。CPIがそれを裏づければドル高が加速し、ゴールドには逆風、ドル円は160円トライへ。逆に下振れすれば、巻き戻しの反発も。結果が出るまでは様子見、出た瞬間に急変——そんな一週間になりそうです。
今週の重要経済指標(日本時間)
実質的に動く指標は水曜のCPIのみと言ってよい週。月・火は持ち高調整とポジション様子見、木の新規失業保険・金のミシガン大(期待インフレ率)が補足材料になります。CPIで強い数字が出れば、来週のFOMCに向けてタカ派の織り込みが一段と進む流れ。
ゴールド:急落一服も、サポートは崖っぷち
ゴールドは直近、年初来の重要サポートを試す急落局面を経て、ようやく一服した格好。とはいえ各種フォーキャストでは、6/8の想定レンジは$4,376〜$4,509、サポート$4,313・レジスタンス$4,645が目安とされています。地合いは依然として下向きバイアス。
シナリオはシンプルです。CPIが上振れすれば利上げ観測が強まりドル高、$4,313を割り込めば次の目安は$4,167(一部アルゴリズム系は週内で同水準を予測)。一方でCPIが下振れすれば、売られ過ぎの反発から$4,645方向への戻りも。方向は指標が決めます。
ドル円:160円の「壁」と、介入警戒のせめぎ合い
ドル円は159円台後半で、今週の想定レンジは158.2〜161.0。注目は160円です。複数の市場関係者が、この水準を当局による為替介入の警戒ラインとして意識しています。日米の金利差を背景に上値を試しやすい地合いながら、160円手前では足が止まりやすい——そんな綱引きが続きます。
もう一つの軸が来週6/16の日銀会合。4月の賃金が前年比+3.5%と加速したことで、追加利上げの観測がくすぶります。CPIでドル高が進めば160円トライ→介入リスク警戒、ドル安なら158円割れへ。夏にかけて162〜166円を見込む声もありますが、当面は160円の攻防が焦点に。
今週の立ち回り:CPI前後は「触らない勇気」
- CPI(水 21:30)の直前直後はスプレッドが拡大しやすい。発表またぎの新規エントリーは慎重に。
- 方向は結果が出てから。事前の決め打ちより、出た後の初動の確認を優先する。
- ボラティリティ(値動きの大きさ)は高まりやすい週。ロットを落とす、利確を早める、といった守りの調整が効く。
- 自動売買は、こういう週こそルール通りに淡々と。感情でルールを曲げないことが、長く残るコツです。
今週のまとめ
・分水嶺は6/10の米CPI。来週の日銀・FOMCに向けた前哨戦。
・ゴールドは下向きバイアス継続。$4,313を守れるかが鍵で、割れれば$4,167が視野。
・ドル円は160円の壁と介入警戒のせめぎ合い。CPIと日銀観測が方向を左右。
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