半年で資金を8倍にしたFX実践手法を公開
ここで大事なのは、1本のEAに全額を賭けたわけではないという点です。
私はEA開発者なので、これまで作ってきた100本以上のEAの中から、フォワード成績が比較的良かったもの、ロジックに優位性があるものを10本前後選び、それをFXTFの口座で回していました。
言ってしまえば、
「単体の必勝EA」を探したというより、「ポートフォリオの組み合わせで口座全体を伸ばす」発想です。
ただし、これは安定運用ではありません。
ロット管理を徹底しないと普通に破綻しますし、レバレッジを上げるとその分、崩れる時も速いです。
2024年に実際にやっていた運用方法
100本のEAから10本前後を選んでポートフォリオ化
2024年当時、私は自分がこれまで開発してきたEAの中から、10本程度を選んでポートフォリオを組みました。
選定基準はシンプルです。
- フォワード計測の成績が比較的良いもの
- 自分の中でロジックに自信があるもの
- 順張りEA、逆張りEA、アノマリー系などで分散
- 同じロジックに寄りすぎていないもの
EA開発をやっていると分かるのですが、バックテストがきれいでも、実運用では全然ダメというEAは珍しくありません。
逆に、派手ではないけれど、実運用でしぶとく残るEAもあります。
私自身、2020年からMT4・MT5のEA開発を本格的に始めて、これまで100本以上を作ってきました。
ゴゴジャンで販売したものが50本、****で無料配布したものが50本ほどあります。
その経験の中で感じたのは、最終的に頼れるのは、きれいな過去成績よりも、実運用で通用するロジックかどうかということです。
30万円口座からスタートした理由
当時は、FXTFの国内MT4口座に30万円を入金してスタートしました。
30万円は、私にとっては「全額失っても立ち直れる」ちょうどいい金額でした。
30万円でハイレバ運用をすれば、それなりに収支は荒れます。
だからこそ、資金管理を徹底して限界まで攻めた結果が、これから話す成功へとつながるのです。
ロット配分とレバレッジ管理の考え方
ロット配分は、自信のあるEAなら0.1ロット、つまり1万通貨をベースにしていました。
ただし、全部を同じロットにするわけではありません。
EAによっては複数のポジションを持つEAもポートフォリオに組み込んでいたため、ロット配分は細かく調整しました。
重要なのは、EA単体で考えるのではなく、口座全体で見た時に最大どれくらいポジションが積み上がるかです。
私はナンピンマーチン系のEAは扱っていませんでした。
なので、比較的ロット管理はしやすい構成でした。
最大10ポジションを保有するタイプのEAも開発していたので、そのEAを動かす時は、最大保有時のロット総量を元にロット配分を計算していました。
だいたいこんな感じのルールを意識していました。
- 通常時のレバレッジは10倍〜20倍
- 瞬間的に上がっても25倍は超えない
- 資金が減ったらロットを落とす
- 資金が増えたら、強いEAだけロットを増やす
たとえば、もともと0.1ロットだったEAを、資金増加に合わせて0.2ロットに引き上げる。
あるいは、0.01ロットの複数保有型EAを0.02ロットにする。
そうやって、口座残高に応じて“常にレバレッジは10倍〜20倍になるように調整していました。
これはかなり大事です。
口座残高が増えているのにロットを増やさなければ、資金効率は下がります。
逆に、残高が減っているのにロットを減らさなければ、レバレッジは25倍を超えます。
つまり、国内FX会社という条件は付きますが、最大レバレッジ25倍以内に調整するやり方は、国内FXにおいて、もっとも資金効率の良い方法ということです。
含み損や資金減少時にどう調整していたか?
この運用で一番重要なのは、勝っている時ではなく、負けている時の対応です。
30万円でスタートして、もし20万円まで減ったらどうするか。
この時、同じロットで回し続けたら危ないです。
なぜなら、資金が減ったぶんだけレバレッジが上がり、強制ロスカットに近づくからです。
なので私は、資金が減った時は機械的に調整します。
- 全体のロットを下げる
- 稼働EAの数を減らす
- 最大ポジション数の多いEAを減らす
このあたりは、トレード手法というより、資金管理です。
EA選びと同じくらい、資金管理は実は重要なんです。
どうやって資金が増えたのか?
2024年ドル円は 2024年7月3日に161.96円前後 まで上昇し、9月に140円まで急落したタイミングで一気に資産が増えた。
幸いなことに、運用開始直後は大きなドローダウンに遭いませんでした。
30万円の口座がじわじわと増え、
2024年の6月の為替介入の前後で
順張りロジックがかなりうまく機能し始めました。
補足:2024年6月末から7月にかけて、財務省は5兆5348億円の円買い・ドル売り為替介入を実施しました。6月26日に1ドル=160円台を突破する円安を受け、7月11日・12日を中心に介入が行われたと見られています。
これがいわゆる順張りEAが“ツボにハマった”状態です。
相場とEAのロジックが噛み合うと、信じられないくらい伸びる時があります。
その結果、口座は100万円、200万円と一気に膨らんでいきました。
最終的には、瞬間的に270万〜280万円付近まで到達しました。
30万円スタートなので、8倍以上です。
この時は正直、「1000万円狙えるな」と思っていました。
2024年9月に口座がピークを迎えた
特に印象に残っているのが、2024年9月です。
日経平均やダウが大きく崩れたタイミングがあり、ドル円相場も急激に円高となり140円まで下落しました。
その時、私のポートフォリオの中では順張り系のロジックがかなりうまく機能していました。
ドル円が140円の底値の時点で、ショートのポジションを全力で持っていて、この時に口座はピークを迎えました。
あの時は、毎日数十万円単位で口座残高が動くようになっていました。
1日で1か月分の給料くらい動く。
そんな状態です。
資金が増えると、人はどうしても恐怖や不安を感じます。
でも、EA自動売買は感情を排除できるので、この時の自分の心境はゲームを楽しんでいる感覚でした。
「このまま1000万円までいけるんじゃないか」と増え続ける口座残高を見ながら思っていたんです。
でも、そのあと地獄を見ました
ハイレバ運用は利益も早いが、崩れる時も一瞬
ここがこの話の一番大事なところです。
半年で8倍にできた、という結果だけ切り取ると、どうしても夢のある話に見えると思います。
でも現実は、ハイレバ運用は口座資金が増える速度は早いけれど、崩れる時は一瞬です。
口座がピークを迎えていた時、私はかなり強気でした。
レバレッジも10倍以上、瞬間的には20倍を超えるような運用をしていました。
逆張りEAも動かしてはいたものの、全力ショートに近い状態でドル円が切り替えし、大きめのドローダウンを食らい、口座資金は一気に減りました。
280万円近くから150万円台まで落ちた理由
ピークでは280万円近くまでいった口座が、その後、一気に150万円台まで落ちました。
つまり、100万円以上のドローダウンです。
原因はシンプルで、
ハイレバ状態でショートのポジションを持ち続けてしまったことです。
増えた資金に合わせてロットを上げること自体は、間違いではありません。
むしろ効率的に伸ばすには必要です。
ただ、そこで調子に乗ってレバレッジを高めたまま維持すると、相場が噛み合わなくなった瞬間に、一気に戻されます。
これは本当に怖いです。
数字だけ見ると「まだ150万円ある」と思うかもしれませんが、「130万円負けた」気分です。
ただ、当時の自分はゲーム感覚でEAを動かしており、減ってもまた増やせばいいやと考えていました。
このあたりは、実際にEAで大きく資産を増やして大きく減らした人じゃないと、なかなか分からない部分かもしれません。
最終的に2025年の4月に全額出金して勝ち逃げした判断
そこで私は、ようやく目を覚ましました。
資金が減ったことで、ロットを小さくし、安定運用に寄せるようにしたのですが、その頃にはポートフォリオ全体の勢いも落ち始めていました。
結果として、2025年4月に全額出金しました。
いわゆる勝ち逃げです。
これは負けて退場したのではなく、勝っているうちに撤退するという立派な戦略だと思っています。
ナンピンマーチン系では「増えたら口座から資金を抜く」のが鉄則と言われますが、私は主力がナンピンEAではなかったとはいえ、口座全体としては十分にリスクを取っていました。
だからこそ、一度すべて出金してゼロベースに戻したわけです。
この判断が間違っていたことを、2026年に思い知るのです。
あのまま続けていたら、2025年の後半に資金を大きく増やせていたことを今では後悔しています。
? EA名:Seven Elements
? URL:https://www.gogojungle.co.jp/systemtrade/fx/49099
? EA名:GoldenCross_USDJPY
? URL:https://www.gogojungle.co.jp/systemtrade/fx/43098
この経験から学んだこと
半年で資金を8倍にした経験から何を学んだか。
一番大きいのはこれです。
口座を伸ばす技術より、安定運用するほうが大事ということ。
勝つEAを作ることも大事です。
でも実運用では、それ以上に、
- 順張りと逆張りのEAをどう組み合わせるか
- ロットをどう調整するか
- どこでリスクを落とすか
- ポートフォリオは問題ないか
こうした判断が、安定して利益を生み出します。
「増えたからロットを上げる」は正しいが、偏り過ぎるポートフォリオは破綻する
資金が増えたらロットを上げる。
これは合理的です。
ただし、問題はそのポートフォリオの構成です。
増えた資金を全部“順張り型のEA”や“ナンピン型のEA”に振り分けてしまうと、ドローダウンが来た時に負けが大きくなります。
私自身、順張りのEAに偏り過ぎてしまい、大失敗しました。
結果的に、勝ち逃げすることはできましたが、あのままEA運用を続けていれば、もっと大きな資産を築けた可能性もあったと思います。
EAは単体より、順張り型と逆張り型を組み合わせたポートフォリオが強い
EAは単体最適より、役割分担のほうが強いということです。
順張りEAだけ、逆張りEAだけ、アノマリー型だけ。
こういう構成は、ハマる時は強いですが、相場が変わると一気に厳しくなります。
一方で、性格の違うEAを組み合わせると、どちらかが苦しい場面でも、別のEAが支えてくれることがあります。
これがポートフォリオ運用の強みです。
2026年に再開した30万円チャレンジで変えたこと
順張り型のEA2個と逆張り型のEA1個を組み合わせる構成にした
2025年4月に全額出金していったん区切りをつけたあと、2026年3月に私は再び30万円チャレンジを始めました。
ただし、今回はやり方を変えています。
一番大きな変更点は、順張りEAと逆張りEAを明確に組み合わせる構成にしたことです。
以前からポートフォリオ運用の有効性は感じていましたが、今回はより意図的に「相場環境の違いを埋める組み合わせ」を作りました。
逆張りEA「Grid Rash EURUSD」の役割
まず、逆張り側として入れているのが、私が開発したGrid Rash EURUSDです。
これはユーロドルで動かす、カウンタートレンド型の逆張りEAです。
低スプレッドの国内口座と相性が良く、現在は外為ファイネストのMT4口座で動かしています。
このEAの長所は、レンジ相場でかなり強いことです。
一方で弱点もはっきりしています。
一方向に強く走るトレンド相場には弱いんですね。
つまり、コツコツ勝つけれど、トレンド発生時にはドカンと食らう可能性がある。
このタイプの逆張りEAは、トレンド相場で負けます。
? EA名:Grid Rash EURUSD
? URL:https://www.gogojungle.co.jp/systemtrade/fx/55503
順張りEA「GoldenCross_USDJPY」「Seven Elements」の役割
レンジ相場で強いGrid Rash単体の場合、トレンド相場では負けることが分かっています。
そこで、その弱点を埋めるために入れているのが、ドル円の順張りEAです。
具体的には、GoldenCross_USDJPYとSeven Elementsの2本を動かしています。
この2本は、どちらもトレンドフォロー型です。
ドル円が大きく動く時に利益を狙うEAです。
つまり、役割としてはこうなります。
- レンジ相場では逆張りEAが取りにいく
- トレンド相場では順張りEAが取りにいく
- 相場が予想できない時でもお互いがカバーする
もちろん、相場に絶対はありません。
ユーロドルとドル円の動きによっては、両方とも苦しくなる可能性はあります。
ただ、現時点で私が考える中では、この組み合わせがかなり理にかなっています。
少なくとも、「全部が似たロジックのEA構成」よりは、かなり安定感があります。
なぜこの組み合わせが今の最善手だと考えているのか
実際、2026年3月にこの構成で再スタートしてから、まだ1か月しか経っていませんが、30万円が33万円まで増えています。
たった3万円と思うかもしれません。
でも、今はレバレッジを低めにしています。
以前のように一気に増える可能性を追うより、
「どんな相場でも、完全には崩れにくい組み合わせを作る」
この考え方のほうが、長く続けるには現実的です。
EA運用は、派手な成績よりも、再現性と継続性が大事です。
ここは、6年間EA開発を続けてきて、かなり強く感じているところです。
さらにAIトレードにも挑戦している理由
ニュースを読ませて判断するAIシグナルトレーダー
私はもともとEA開発者ですが、最近はAIトレードにもかなり力を入れています。
理由は単純で、従来のEA開発とは違う角度から優位性のあるトレードが可能と感じているからです。
その一つが、AIシグナルトレーダーです。
?ニュース監視型「AI Signal Trader」
https://www.gogojungle.co.jp/finance/navi/articles/114430
AIがニュースを自動監視して売買判断!
これは過去チャートを使ってバックテストを行い優位性を探る従来型のEAとは違い、AIにニュースを読ませて、ドル円が上がるのか下がるのかを判断させるものです。
要するに、
- 過去のチャートから優位性を探すのではなく、今のニュースを読み取りその先の値動きを予測して売買する
というアプローチです。
これはMT4・MT5の通常の自動売買システムとは、発想がかなり違います。
ChatGPT・Gemini・Grokを使い分ける理由
このAIシグナルトレーダーでは、ChatGPT、Gemini、Grokといった複数のLLMを使い分けています。
さらに、
- デイトレ寄りのモード
- スイング寄りのモード
を分けているので、
実際には 3モデル × 2モード = 6パターン で動かしています。
複数のパターンで動かしている理由は、AIモデルごとに判断のクセが違うからです。
同じニュースを読ませても、どこを重視するか、どの程度強気・弱気で判断するかが微妙に違います。
AIモデルの違いそのものが戦略の違いになるんです。
AIトレードは、バックテストはできない!⇒フォワード計測を重視
このタイプのAIトレードの弱点は、バックテストがほぼできないことです。
だから私は、最初からフォワード計測重視でやっています。
つまり、リアル口座で実際に回して観察するやり方です。
現在は、
- OANDA証券のMT5口座
- 外為ファイネストのMT4口座
で運用しながら、どの組み合わせが生き残るかを確認しています。
正直、全部が使い物になるとは思っていません。
半分以上はダメかもしれません。
でも、それでいいと思っています。
10本作って本物が1本が残ればそれで十分、というのは、EA開発でもよくある話です。
AIトレードも同じで、1個でも2個でも安定して使えるものが出れば価値があると考えています。
チャートをAIに読ませるAIブレイクアウトラインの可能性
もう一つ取り組んでいるのが、AI Breakout Lineです。
こちらは、ろうそく足100本分のデータをAIに渡して、支持線・抵抗線・ラウンドナンバーなどを解析させ、その上で順張りか逆張りかを判断させるモデルです。
?チャート分析型「AI Breakout Line」
https://www.gogojungle.co.jp/finance/navi/articles/114426
AIがチャートを解析し自動エントリー!
この仕組みの面白いところは、
プロンプト次第で億トレーダーの手法をAIに再現させることが可能ということです。
たとえば、トレード手法を言語化してプロンプトに落とし込み、その判断に従ってAIが売買する。
実際に勝っているトレーダーの手法をプロンプトに入力することで、AIがそのトレードを再現できる可能性があります。
もちろん、現状のAIが魔法のように勝てる手法を自動で作ってくれるわけではありません。
そこは誤解しないでほしいです。
ただ、指示が適切であれば、
「勝てる手法をAIに再現させる」
ことは可能だと思います。
このAIトレードシステムを使いこなすには?
ここはかなり大事なので、はっきり書いておきます。
AIトレードシステムは、誰にでもおすすめできるものではありません。
向いているのは、こんな人です。
- EAや自動売買の仕組みをある程度理解している人
- ロット管理やレバレッジ管理を自分で調整できる人
- ロジックやプロンプトを自分で考え検証できる人
- AIでバイブコーディングできる人
逆に、向いていないのはこんな人です。
- AIに任せればノーリスクで資産が増えると思っている人
- 含み損やドローダウンに精神的に耐えられない人
- システム構築やプログラミングが苦手な人
- 一時的な成績だけでEAを評価してしまう人
私はEA開発者として長くやってきましたが、
最終的に生き残る人は、派手なロジックを追う人より、リスクを管理できる人です。
興味がある方へ|まずは無料デモから触ってみてください
ここまで読んで、
「AIトレードを自分でも試してみたい」
そう思った方もいるかもしれません。
有料ではありますが、ニュースを読み取るAIトレードや、チャート分析型のAIトレードのシステムも販売しています。
興味がある方は、まずは無料のデモ版から触ってみるのがおすすめです。
https://www.gogojungle.co.jp/finance/navi/articles/114420
システムに慣れる意味でも、まずは動かしてみる。
どういうプログラムでAIトレードが作られているのかを理解する。
まずはデモで試して、納得した上で有料版を購入していただければと思います。
まとめ
私が2024年に約半年で資金を8倍近くまで増やした方法は、
自作EAを10本前後に分散し、ロットとレバレッジを動的に調整しながら、ハイレバでポートフォリオ運用することでした。
ただし、その裏では、
- ハイレバ運用による大きな変動
- 順張りのEAに偏り過ぎたEAポートフォリオ
- 欲が出たことでギャンブルトレードに突入
- 最終的に全額出金して勝ち逃げした判断
といったことを経験しました。
そして今は、その反省を踏まえて、
- 逆張りEA
- 順張りEA
- AIトレード
この3つのEAを組み合わせながら、より実戦的で崩れにくいポートフォリオを探っています。
もしこの記事から一つ教訓を得ていただくなら、
それは「聖杯EAを探すこと」ではなく、どうEAを組み合わせて、どう資金を管理するかが大事だということです。
口座を一気に増やす方法は、たしかにあります。
でも、その何倍も大事なのは、増やした資金を溶かさないことです。
これからEA開発や自動売買、AIトレードに取り組む方は、ぜひその視点を持って進めてみてください。
よろしいですか?