半日でシナリオ達成!週次GOLD特別解説 第2回 対象週:2026年3月23日(月)〜
第1回で「EQP(4,999.91)が来週最大の焦点」と書きました。結果はEQP割れどころか、その先のTP2すら突き抜ける展開。高値5,044から安値4,477まで、約5,670PIPS(567ドル)の下落。金曜引け値は4,492付近。
シナリオの方向は合っていた。ゾーンも機能していた。TP2の先まで伸びたのはファンダの後押しが想定以上だったからです。
今回はその背景をファンダメンタルズと合わせて振り返った上で、来週(3/23〜3/28)の実践エントリーシナリオを出します。先週の答え合わせ → ファンダ分解 → 来週の経済指標 → MTF構造 → シナリオA〜Cの順で書いています。
■先週(3/16~3/21)の答え合わせ
第1回ではシナリオA(EQP割れ→戻り売り)を本命としていました。
結果:シナリオAが機能しました。
時系列で整理します。
月曜(3/16): 第1回で「月曜の動き出しでシナリオAかCかを確認する」と書いた通り、EQP(4,999.91)割れが発動。ロンドンKZでのJudas Swing→急落で安値4,967。4H FVGゾーン(4,941〜4,980)の上端に到達。第1回のシナリオAパターン①「1H OB(4,960〜4,988)× 4H FVG(4,941〜4,980)での反発」の入り口です。
火曜(3/17): 4H
FVGゾーンが機能し反発。戻り高値5,044まで上昇。EQP(4,997〜4,999)を少し超えた5,044でLower Highを形成。第1回で「反発がLower Highを作る→M15
CHoCH→エントリー」と書いた流れがここで準備完了。
水曜(3/18): LHからの下落開始。高値切り下げ+アジアレンジ高値スイープで5,009ショートエントリー。ここまではシナリオA通り。
水曜夜〜木曜(3/18〜19): PPI上振れ(+0.7%)→FOMC(ドットプロットが利下げ0回方向にシフト)で急落が加速。第1回のTP1(4,941=4H FVGゾーン下端)→TP2(4,856=4Hフィボ0.382)を突き抜け、安値4,477まで到達。TP2の約3,800PIPS先まで伸びました。
シナリオAの「方向」「EQP割れ」「4H FVGゾーン反発→LH→戻り売り」の流れは正確に機能した。 想定を超えたのは「どこまで落ちるか」の深さ。TP1・TP2を全て到達した上で、さらに先まで伸びました。これはファンダの衝撃がテクニカルのTPを大幅に超過させた結果です。
■ なぜGOLDが暴落したか——ファンダメンタルズの詳細分解
「金は安全資産だから有事に上がる」——これは半分正しくて半分間違いです。
今週のGOLDは、中東で戦争が激化している最中に暴落しました。普通なら逆です。なぜこうなったのか、4つの因果関係を順番に分解します。
① PPI(生産者物価指数)上振れ
→ インフレ再燃シグナル
3/18(水)に発表された2月のPPIが+0.7%(予想+0.3%)と大幅な上振れ。生産者レベルで物価が急上昇しているということは、数ヶ月後に消費者物価(CPI)にも波及する先行指標です。
GOLDへの影響: PPIが上振れると「インフレが収まっていない→FRBは利下げできない→金利が高止まりする」という連想が働きます。金利が高いと、利回りのない金(GOLD)の保有コストが相対的に上がるため、金は売られます。
チャートへの反映: PPI発表直後から急落が始まり、5,000を割り込みました。
② FOMC(3/18-19)タカ派シフト → 利下げ期待の消滅
3/18-19のFOMCは政策金利3.5〜3.75%の据え置き。これ自体は予想通り。サプライズはドットプロット(FRBメンバーの金利見通し)でした。
2026年の利下げ中央値は前回12月と同じ「1回」で変わらず。 ただしメンバーの分布が利下げ0回方向に大きくシフトし、7名が1回・7名が0回と拮抗。パウエル議長も「中央値は同じだが、より少ない利下げ方向にかなりの移動があった」と発言。6月利下げの可能性もほぼ消滅。
GOLDへの影響メカニズム(なぜ利下げ期待の消滅でGOLDが売られるか):
金利とGOLDの関係を整理します。
GOLDは利回りを生まない資産です。一方、米国債は金利(利回り)を生みます。FRBが利下げすれば米国債の利回りが低下し、「利回りゼロのGOLDを持つコスト」が相対的に下がります。つまり利下げ→GOLD有利、利上げ/高金利維持→GOLD不利。
今回のFOMCで利下げ1回の見通しが維持され、さらに0回派が増えたことで、市場は「金利が高いまま長期化する」との見方を強めました。10年米国債利回りは4.37%に上昇、GOLDから資金が流出しました。
さらに実質金利(名目金利−インフレ期待)が上昇。実質金利が上がると、GOLDの代替コストが上がるため、機関投資家はGOLDを売って利回り資産に乗り換えます。
③ ホルムズ海峡危機 → 原油急騰 → インフレ懸念強化 → GOLDにマイナス
ここが最も直感に反するポイントです。
2月末から始まった米国/イスラエルによるイラン攻撃で、ホルムズ海峡が事実上閉鎖。3/2にはイランがカタールのラスラファンLNG施設を攻撃し、年間1,280万トンのLNG生産がダメージを受けました。原油はブレント$110付近まで急騰(2月末の$70台から50%以上の上昇)。この影響がFOMC週にも持続しています。
「戦争→金が買われる」が通常のパターンですが、今回は戦争→原油急騰→インフレ悪化→FRBが利下げできない→実質金利上昇→GOLD売りという逆の因果が働きました。
つまり有事そのものはGOLDの買い材料だが、有事がインフレを悪化させる場合は金利経由でGOLDの売り材料になる。今回は後者が勝ちました。
④ 米ドル(DXY)上昇 → GOLDにダブルパンチ
FOMCのタカ派シフト+PPIの上振れで、米ドルインデックス(DXY)が99.5付近まで上昇。
GOLDはドル建てで取引されるため、ドルが強くなると海外投資家にとってGOLDが割高になり、需要が落ちます。金利上昇+ドル高のダブルパンチがGOLDを直撃しました。
⑤ まとめ:今回の暴落の因果チェーン
PPI上振れ
↓
インフレ再燃シグナル
↓
FOMC:利下げ中央値1回据え置き、ただしタカ派シフト
↓
10年債利回り上昇+DXY上昇
↓
ホルムズ海峡危機→インフレ長期化懸念で利下げ期待さらに後退
↓
実質金利上昇+ドル高
↓
GOLD暴落
テクニカルは機能していた——ではなぜ突き抜けたか: 4H FVGゾーン(4,941〜4,980)はPPI前には機能していました(月曜に4,967で反発→火曜に5,044まで戻りLH形成)。水曜以降のPPI+FOMCがトリガーとなりこのゾーンを実体で割り込みました。さらに4Hフィボ0.382(4,856)から4Hスイングロー(4,401)の間は第1回でも目立ったサポートを設定していなかった空白帯で、流動性が薄かったと考えられます。ファンダがサポート割れのきっかけになり、その下に支えが少なかったことで下落が加速した可能性が高い——ファンダとテクニカルの両方が重なった結果が4,477です。
■ 来週(3/23〜3/28)の重要経済指標
来週はFOMCほどの超大型イベントはありませんが、火曜〜金曜まで毎日GOLDを動かし得る指標があります。
火曜 3/24
① Flash PMI(製造業・サービス業) ※速報値
発表:22:45
景気の先行指標。50を上回れば拡大、下回れば縮小。
→ 製造業PMIが予想を上回る場合: 「景気が強い→FRBが利下げを急がない→金利高止まり」→ GOLD売り
→ 製造業PMIが予想を下回る場合: 「景気減速→利下げ期待復活」→
GOLD買い
→ サービス業PMIが弱い場合: 米GDPの8割はサービス業。ここが崩れると景気後退懸念が一気に強まり、GOLD買い(安全資産需要)
※2月は製造業51.6、サービス業51.0。ホルムズ危機とタリフ(関税)の影響で3月速報値は下振れリスクあり。
② 新築住宅販売件数
発表:23:00
住宅市場の先行指標。高金利が住宅市場を冷やしているかの判断材料。
→ 予想を下回る場合: 「高金利が住宅を圧迫→利下げ圧力」→ GOLD買い
→ 予想を上回る場合: 「高金利でも住宅は底堅い→利下げ不要」→ GOLD売り
水曜 3/25
③ 耐久財受注
発表:21:30
企業の設備投資の先行指標。航空機を除くコア耐久財が重要。
→ コア耐久財が予想を上回る場合: 「企業が投資を増やしている→景気は強い→利下げ不要」→ GOLD売り
→ コア耐久財が予想を下回る場合: 「企業が投資を控えている→景気減速」→ GOLD買い
※2月の耐久財受注は前月比+3.1%だったが、航空機の大型受注による一時的要因が大きかった。コアは+0.0%と横ばい。
木曜 3/26
④ 新規失業保険申請件数
発表:21:30
毎週発表される労働市場の速報値。
→ 申請件数が予想を上回る場合: 「雇用悪化→景気減速→利下げ圧力」→ GOLD買い
→ 申請件数が予想を下回る場合: 「雇用は底堅い→利下げ不要」→ GOLD売り
※直近は22.3万件。2月の雇用統計(NFP)が-92,000人だったため、労働市場の悪化が続いているかが焦点。NFPがマイナスだった中で失業保険が増加傾向なら「景気後退」のシグナルとして市場は敏感に反応する。
金曜 3/27
⑤ ミシガン大学消費者信頼感指数(改定値)
発表:23:00
消費者マインドの指標。速報値からの修正に注目。
→ 下方修正の場合: 「消費者が悲観的→消費減速→景気後退懸念」→ GOLD買い
→ 上方修正の場合: 「消費者は楽観的→消費は堅調」→ GOLD売り
特に重要なのは「期待インフレ率」の項目。 ミシガンの1年先期待インフレ率が上昇すると、FRBのタカ派姿勢を正当化する材料になり、GOLDにはマイナス。
■ 来週のファンダ総合評価
FOMC通過後のため超大型イベントはなし。ただしPMI(火曜)とミシガン消費者信頼感(金曜)は市場のセンチメントを変え得る。
現在のファンダの構図:
・GOLDに逆風: FRBタカ派(利下げ1回)、DXY上昇(99.5)、10年債利回り上昇(4.37%)、原油高→インフレ長期化懸念
・GOLDに追い風(潜在的):
景気後退シグナル(NFP -92,000、GDP +0.7%)、関税による不確実性(301条調査で16の経済圏が対象)、中央銀行の金買い(年750トン超ペース)、ドル信認の低下(財政赤字拡大)
来週のPMIが弱ければ「景気後退」の物語が浮上し、GOLDの買い材料になる。逆にPMIが強ければ「高金利長期化」が補強され、GOLDにはさらなる逆風。火曜のPMIが来週の方向感に最も影響しやすい。
■ MTF構造の整理(3/21金曜引け時点)
日足:上昇構造は形式的に継続——ただし深い押しの水準に接近
大局は上昇継続(CHoCH確定には日足HL=4,270付近の終値割れが必要)。日足フィボ(安値4,401 ↔ 高値5,598.32)の0.236(4,681)を今週割り込み、フィボの起点0(4,401)に接近中。日足ディスカウントゾーンの最深部にいる。
日足フィボ主要レベル(安値4,401 ↔ 高値5,598.32):
・0.236 = 4,681.05(今週割れた)
・0 = 4,401(4Hスイングローと一致)
4時間足:下降構造継続——4Hスイングロー4,401が目前
5,598からの下降構造が継続。先週の安値4,477は4Hスイングロー(4,401)まで約79ドル(790PIPS)。ここを実体で割ればBOS確定で下降構造がさらに一段強まり、DOLは日足HL(4,270付近)まで広がる。
1時間足:下降構造継続——FVGが密集して天井を形成
1H下降構造継続。今週の急落で大量のFVG(赤帯)が形成され、戻りの天井として機能する。
1H FVGは下から3つ形成:下部(BOS付近)、中部(フィボ0.236付近)、上部(OBの上)。中部FVGは4H FVGとも重なり、最も注目度が高い。
1H OBは中部FVGと上部FVGの間に位置し、4H OBと重なる。
1Hフィボ主要レベル(安値4,477 ↔ 高値5,236):
・0.236 = 4,655.70
・0.382 = 4,766.54
・0.5 = 4,856.12
・0.618 = 4,945.71
M15:BOS連鎖——ブリッシュCHoCH後にベアリッシュCHoCHで下降構造に復帰
M15ではブリッシュCHoCH(4,725付近)が入り一時上昇を試みたが、ベアリッシュCHoCH(4,650付近)で下降構造に復帰。直近はベアリッシュBOS継続中。
■ 来週(3/23〜3/28)の実践エントリーシナリオ
大前提:4H・1H・M15がすべて下降構造のため、基本姿勢はショート継続。現状の構造と勢いから見て、4,401を試しに行く展開になりやすいと考えている。4,401は4Hスイングローと日足フィボ0が同じ価格に重なっているポイントで、構造的にもフィボ的にも今週最大の判断ポイント。ただし日足レベルでは深い押しの水準にいるため、反転シナリオも準備しておく。
今回はシナリオを割と絞りました。ゾーン以外での下落チャンスも先週のようにもちろんありますが、絞ることで頭がスッキリします。
【 シナリオA:月曜の戻り売り → 4,401テスト(本命)】
下降構造が全時間足で継続しているため、月曜は戻りの深さに応じてショートを狙う。
A1:極浅戻り(月曜朝イチ)
前提: 金曜の引け値4,492付近から、週明けに小幅な反発が入るケース。金曜の下落途中に残ったM15 FVG群(3つ密集)が蓋になる。
エントリー条件:
① M15 FVG群に到達
② M15〜M5で下落パターン確認→ショート
SL: エントリーの直近高値、または下落パターンが否定される位置
TP1: 4,484
TP2: 4,401(4Hスイングロー)
無効化: 4,580を実体で上抜け → A2へ移行
A2:ベアリッシュOBゾーン戻り売り(本命エントリー)
前提: 金曜の反発の勢いが月曜も続くケース。金曜の反発→下落で形成された未タッチのベアリッシュOB(4,693〜4,734)が戻り売りの本命。OBのプレミアム(上半分)から、OB直上の1H FVGまでを含めたゾーンで待つ。OB上限をスイープして直上FVGで蓋されるパターンを想定。
ゾーン: 4,715〜4,745(OBプレミアム〜直上1H FVG上限)
エントリー条件:
① ゾーン(4,715〜4,745)に到達
② M15〜M5で下落パターン確認→ショート
③ OB上限(4,734)でピタリと止まるパターンと、4,734を一瞬スイープしてFVG(〜4,745)で叩かれるパターンの両方に備える
④ ロンドンKZでのJudas Swing(東京レンジ上抜け→反転下落)パターンにも注目
SL: エントリーの直近高値、または下落パターンが否定される位置
TP1: 4,494
TP2: 4,401(4Hスイングロー)
無効化: 4,745を実体で上抜け → OBもFVGも否定、Bへ移行
【シナリオB:深い戻りからの戻り売り(0.5・0.705)】
前提: PMIが弱い→利下げ期待復活、またはその他のファンダ材料で戻りが深くなるケース。Aが無効化されるほど戻った場合、次に意識されるのはOBが重なる以下の2ゾーン。
注目ゾーン:
・0.5付近: 1H FVG密集 + 1H OB×2 + M15 FVG密集。4Hの構造はないが、1H・M15レベルのFVGとOBが天井を形成。
・0.705付近: OB + 先週月火水のレンジ + 日足フィボ0.5と近接。OBとレンジと2本のフィボが重なる、最後の蓋。
エントリー条件:
① 上記いずれかのゾーンに到達
② ここまで戻ってきている=ボラが大きいため、最低でも1H CHoCHの確認が欲しい→ショート
③ OBが広い場合は、OB内部の50%より上で売ることでSLを絞れる(OB内のCHoCHはM1〜M5で確認。後述の実践ノート参照)
SL: エントリーの直近高値、または下落パターンが否定される位置
TP: 段階的に利確。構造的な節目:4,656(0.236)→ 4,477(先週安値)→ 4,401(4Hスイングロー)
無効化: 0.705(5,012)を実体で上抜け → 売りシナリオ撤回。
【シナリオC:4,401到達後の分岐(最重要判断ポイント)】
大前提で触れた4,401——ここでの値動きが4H構造の次の展開を左右する。
C-1:スイープ → 反転ロング
前提: 4,401を一時的に下回った後、1H・4Hでヒゲだけつけて戻す。日足レベルの流動性を刈り取って反転上昇するパターン。逆三尊のような形になる可能性もある。
エントリー条件:
① 4,401付近をスイープ(ヒゲで下抜け→実体は上で確定)
② スイープ後にM15以上で上昇パターン確認後→ロング
③ M1〜M5でFVGが形成されなければ注意。落としてくる可能性も視野に
④ 1H CHoCHが出るまで追加は見送りが安全
SL: スイープ安値の下、または上昇パターンが否定される位置
TP1: 4,470
TP2: 4,656(0.236)
無効化: 4,380以下に実体で定着 → C-2へ移行
C-2:実体割れ → 下落継続
前提: 4,401を実体で明確に割り込むケース。4H BOS確定で下降構造がさらに一段強まり、DOLは日足HL(4,270付近)まで広がる。日足の上昇構造自体が崩壊するリスク。
対応:
・新規ショートは戻りを待つ(4,401がレジスタンスに転換する想定)
・戻りのエントリーゾーンは4,401付近(レジサポ転換)
・TPは段階的に下方へ。日足HL(4,270付近)が次のDOL
【分岐点】
下方向: 4,401を実体で割り込み → C-2へ。日足の上昇構造崩壊リスク。
上方向: 0.705(5,012)を実体で上抜け → 売りシナリオ撤回。
【実践エントリーノート】
① OB内部のディスカウント/プレミアム: OBの範囲が広い場合(例:300PIPS以上)、OB内で50%のラインを引く。ショートなら50%より上(プレミアム側)で入ることで、SLを絞りつつ有利な位置からエントリーできる。
② M1〜M5のFVGをトリガーにする: ゾーンに到達しただけでは入らない。M1〜M5でFVGが形成されるような勢いのある反応が出れば根拠が強い。FVGが出なければ注意。FVGの50%戻しからエントリーすれば損切りも浅くできる。
③ ロット管理: 今週は値幅が広く(OB1つで300PIPS超もある)、SLが通常より深くなりやすい。ロットを通常より抑えてPIPS数で取りに行く意識。ロットが小さくてもPIPSが大きいので利益は確保できる。
④ ギリギリの場所では入らない: 4,401付近のようなどちらに転ぶかわからない場所では、無理にエントリーしない。方向が確定してから(CHoCH or BOS確定後に)乗る方が安全。
■ 月曜の優先順位
A1 → A2の順で待つ。月曜朝に下落が始まるならA1で先週安値(4,477)のSSLスイープ → 4,401テストの流れ。戻りが入るならA2のOBゾーン(4,715〜4,745)で待つ。火曜以降に戻りが深まればBの0.5 → 0.705の順で待つ。
4,401に到達したらC-1/C-2の判断。ヒゲで戻すか実体で割るかを確認してから次のアクションを決める。
全シナリオ共通: ゾーンに到達しただけでは入らない。トリガー(CHoCH・ピンバー・FVG形成等)を確認後にエントリー。ゾーンが広いほど上位足のCHoCHを待つ。
テクニカル最大の焦点: 4,401に価格がどう接するか。ヒゲだけつけて反転するか、実体で割って加速するかが最大の分岐点。
ファンダ最大の焦点: 火曜のFlash PMI。景気後退シグナルが出れば「利下げ期待復活→GOLD買い」で戻りが深くなる可能性。逆にPMIが強ければ「高金利長期化」でさらなる下落圧力。
売りがメインだが、日足の上昇構造の深い押しの水準に近いエリアにいることは忘れない。 ファンダで景気後退の材料が出れば、C-1の反転ロングが有力になり得る。先週のように「ファンダがテクニカルのゾーンを突き抜ける」ことはどちらの方向にも起こり得る。
先週は正直、衝撃的でした。PPI→FOMCの連続パンチに、ホルムズ危機の原油高インフレが重なった週です。
ただ、テクニカルは機能していました。 4H FVGゾーンは月曜にちゃんと反発を生み、EQP付近でLHを形成し、戻り売りの流れはシナリオA通り。シナリオの「方向」も「ゾーン」も正しかった。想定外だったのは「TP2の先まで伸びる」深さだけで、これはファンダの衝撃が原因です。
教訓: ファンダイベント(FOMC級)を跨ぐポジションは、SLを通常より広げるか、ポジションサイズを落とすか、あるいはイベント前に一旦手仕舞いする。テクニカルのゾーンはファンダの衝撃を吸収しきれないことがある。
来週の私の基本方針は「A2(ベアリッシュOBゾーン4,715〜4,745で戻り売り)を本命に、4,401テストを想定」です。今の構造と勢いで見れば、まず下を試しに行く展開になりやすいと見ています。トリガー(CHoCH・ピンバー・FVG形成等)を確認してからショートに入ります。ロンドンKZでのJudas Swing→実方向のパターンにも注目。
ただし4,401付近は日足フィボの起点でもあり、ヒゲだけつけて反転するパターンも十分あり得る。ここではギリギリの判断を迫られるので、方向が確定するまで無理に入らない。CHoCHが出てから乗る方が安全です。
来週は値幅が広くなりやすいので、ロットは通常より抑えてください。OB1つで300PIPS超の幅がある場所もあります。ロットを小さくしても、PIPS数が大きいので利益は確保できます。
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■ この解説の続き(第3回〜)について
この週次GOLD解説は毎週末に配信しています。
第3回(対象週:3/30〜4/3)では——
・第2回のシナリオAとCがどう機能したかの答え合わせ
・来週の実践エントリーシナリオ
・ファンダ分解
・MTF構造の詳細整理
——を配信予定です。
■ SMC講座(投資ナビ+)について
第0弾(FXとは・SMCとは)から第8弾(シナリオ作成の実践)まで公開中。この週次解説で使っている用語・概念はすべて講座の中で解説しています。
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この週次解説は、tundereシリーズで「どこで・なぜ・どう入るか」の判断を鍛えるために書いています。EAに任せる部分と、自分で決める部分の境界を理解することが、このEAの力を最大限に引き出す使い方です。
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