「禍(わざわ)いは敵を軽んずるより大なるは莫(な)し」(『老子』第69章より)
FX
中国の古典『老子』(第六十九章)に、次のような言葉があります。
「禍(わざわ)いは敵を軽んずるより大なるは莫(な)し」
現代語に訳せば、
「敵を侮り、軽く見ることほど大きな災いはない」
という意味になります。
この言葉が示す教訓は、非常に普遍的です。
相手を低く見積もった瞬間、人の心には油断や慢心、そして傲慢さが芽生えます。
すると、本来なら取るべき備えを怠り、結果として「負けるはずのない相手」にすら敗北してしまう。
老子は、その人間心理の怖さを、はるか昔に見抜いていたのでしょう。
最近、ネットを眺めていると、中国に対するバッシングとも取れる論調が目につきます。
感情的になってしまう気持ちも、分からなくはありません。
しかし、もし仮に「いざ戦争」という局面になったとしたら、
必要なのは感情ではなく、冷静な現実認識です。
相手を過小評価した瞬間に、敗北への道は始まります。
まさに、
「敵を侮り、軽く見ることほど大きな災いはない」
という老子の言葉そのものです。
この教訓は、戦争や国家間の問題に限った話ではありません。
FXや相場の世界でも、まったく同じことが言えます。
言い換えるなら、
「相場を侮り、軽く見ることほど大きな災いはない」
ということです。
連勝が続いたとき、人はどうしても有頂天になりがちです。
「もう分かった」「今日は何をやっても勝てる」
そんな感覚が、知らず知らずのうちに心を支配します。
そして、根拠の薄いエントリーや、ルールを無視したトレードに手を出してしまうのです。
しかし相場は、こちらの慢心を見逃してはくれません。
敬意を失った瞬間に、容赦なくしっぺ返しをしてきます。
だからこそ、
勝っているときも、負けているときも、
相場に対しては常に敬意と畏敬の念を持ち続けたいものです。
老子の言葉は、二千年以上の時を超えて、
今日の相場にも、そして私たちの心にも、静かに警鐘を鳴らしているのかもしれません。
― ではまた次回。
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