仮想通貨相場分析【12月19日】
暗号通貨
📉 市場概況:ビットコインは下落し、弱気相場の懸念が再燃
月曜日、暗号通貨市場は再び下落局面を迎えました。
ビットコイン(BTC)は8万7000ドルの水準を下回り、弱気相場が本格的に始まっているかもしれないという懸念から、ほとんどのアルトコインが急落しました。
本稿執筆時点で、ビットコイン(BTC)は86,300ドルで取引されており、過去24時間で約3%下落しています。暗号通貨全体の時価総額も2.8%下落し、3.04兆ドルとなっています。
しかしながら、市場は11月下旬の下落の底からは、安値を切り上げている状況が続いています。
📊 従来の資産との比較:リスクオフの動き
過去1週間の動きとして、市場はリスクオフの傾向を強め、従来型資産とデジタル資産の両方で価格のばらつきが拡大しました。ビットコインは下落(-2.3%)し、ナスダック100指数(-2.1%)、S&P500指数(-0.7%)も同様に下落し、リスク環境の緩和を反映しています。一方、金(+2.3%)は数少ないマクロヘッジ銘柄の一つとして際立っており、年末に向けてポジションの見直しが進む中で、ディフェンシブ銘柄へのローテーションが徐々に進むことを示唆しています。
🔷 イーサリアム(ETH)の現状とファンダメンタルズ
イーサリアムに関しても、ビットコインと同じように直近では下落傾向にありますが、11月末の下落からは安値を切り上げており、3,000ドル付近での上下のレンジ相場が続いている印象です。
直近では、JPモルガンがイーサリアムチェーンを使った投資信託のサービスを発表しており、ファンダメンタルズは着実に積み上がっている印象です。価格の変動だけに注目するのではなく、このような実用的な面を確認しつつ、下落相場における長期的なチャンスを伺っていくことが重要だと感じています。
📰 主要な市場動向と著名人の見解
💡 ビットコインの4年サイクルに関する新たな見解
グレイスケール(Grayscale)は、新しいレポートでビットコインの4年サイクルが薄れている可能性があると主張しています。同社は、以下の理由からこのサイクルがもはや適用されない可能性があるとしています。
• 放物線的な強気市場のような過剰な上昇がない
• ETP(上場投資商品)やDAT(デジタル資産トラスト)が市場構造を再構築している
• 構造的に強気なマクロ背景が存在する
Grayscaleは2026年に新たな高値を予想しています。
ビットコインは伝統的に、4年サイクルで4年目にバブルが発生し、その後に弾けるという動きを繰り返してきました。2022年にバブルが弾けた後、2024年1月から3月ごろにはビットコインETFを契機に上昇し、昨年のトランプ大統領の当選からも上昇しましたが、仮想通貨市場全体の上昇とはならず、上記の通り、過剰な上昇がないという傾向になってきています。
以前のように「何でも上昇する」相場は影を潜め、値上りする銘柄は限定され、時価総額が高いものがより以前より安定している傾向にあります。
🚀 2025年最も注目されたブロックチェーンエコシステム
CoinGeckoのレポートによると、**2025年最も注目されたのは$SOL(ソラナ)**で、2年連続で世界1位のブロックチェーンエコシステムにランキングされました。
• 1位: #Solana (26.79%のシェア)
• 2位以下: #Base 、 #Ethereum 、 #Sui 、 #BNBChain
(※2024年01月01日~2025年12月14日のグローバルトラフィックデータに基づく)
トランプ大統領のコインもソラナ上で発行され、その後ソラナチェーン上で多くのミームコインが発行されています。上記のチェーンの銘柄は要チェックといえます。SUIは最近、取引の遅延などで以前より少し目立たなくなった印象ですが、新興のブロックチェーンとして引き続き注目しています。
🏦 JPモルガンがイーサリアム上でトークン化ファンドを立ち上げ
JPMorganは、Ethereum上で新しい**トークン化マネーマーケットファンド(MMF)**を立ち上げると発表しました。
このファンドは、JPMorgan自身の資本から1億ドルでシードされ、その後火曜日に適格な外部投資家に開放されます。これは、金融の未来がEthereum上で構築されていることを示す動きと言えます。
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(本レポートは、2016年の配信開始以来、常に市場の最前線をお届けしています)
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