一目均衡表倶楽部 株式レター 2018/09/9 第634号(転載)
この記事は、株式会社経済変動総研が発行する「一目均衡表倶楽部株式レター」を、同社の許可のもと編集したものです。三世一目山人による、本家流の一目均衡表活用のコメントは、一目均衡表ファンはもちろん、そうでない人にとっても、非常に示唆に富んだ内容として読み応えがあるでしょう。
なお、一目均衡表倶楽部株式レターは有料サービスですので、ここでは配信から1週間が経過したバックナンバーを掲載いたします。バックナンバーではありますが、一目均衡表の本家の使い方について、学習することができます。リアルタイムで読みたいという方は、下記から購読の申込をなさってください。
■一目均衡表公式ホームページ 一目均衡表倶楽部のご案内
http://www.ichimokukinkouhyou.jp/service/club.html
1.相場コメント
図1へのリンク:日経平均株価日足均衡表(Yahoo! JAPAN ファイナンス より)
https://photos.app.goo.gl/a88zHCC2WtkKqdvS8
《9月10日以降の下落には注意》
前回コメントでは8月30日までの上昇は評価するものの計算値23300円水準、9月3日、6日変化日を考慮すれば8月30日から押すのは芳しくないと述べました。
昨年11月2日水準モミアイ継続を軸としているわけですが上げても下げても方向性を明確化するには至らないとしています。
実際の変動は8月30日高値から9月7日22172、先行スパン下限までの下落となりまして変化日とした9月3日、4日、6日何れもはっきりとした現れ方を見せぬ一週間の変動となりました。
しかしながら昨年11月2日からの基本数値209日目9月6日は同水準でありましてここでもこのモミアイのしつこさを証明するものになっています。
9月7日は先行スパン下限位置で下げ止まりはあって良いものの8月30日からの下落日数としては中途半端でありまして下げ止まりの確信は得難いものがあります。
8月30日は5月高値を上抜いていませんので今年1月高値からの下げ三波動構成変化日9月10日(80日、80日)が大事という事になりますが、5月高値からの基本数値83日目9月13日もまた意識せざるを得ないものとなります。
11月2日水準で反発を見せずに下げているだけに10日以降の下落では下げ幅が出てしまう可能性がある点のみ今週は警戒します。
《9週足陰転か》
9週足は20陽連、9陰連、11陽連後4陰、2陽、2陰と細かく転換を繰り返し、先週3陽連となっています。
今週変動では22605以上で4陽連と陽連続けば4陰に対する一応の処理を終えますが9月7日位置からみて陰転の可能性は高いと言えるでしょう。
10日以降の下落では陰連の可能性は高くなります。
下げ三波動の観点から見れば9月10日以降では5月高値から34日、40日、34日の10月19日までかなり時間が余ることとなりまして9月13日(5月高値から83日目)、9月12日(2月6日から151日目)、9月19日(11月2日から217日目)など下げ止まりを期待しうる変化日はあるものの9週足陰連が長引く可能性が出てきます。
この点はやはりご注意ください。(9月8日記)
よろしいですか?