「これから結果出すだろうな」将来性感じた生徒さんの話
こんにちは、下山です。
「これから結果出すだろうな」
株アカデミーの生徒さんと話していて
そう感じることがあります。
7年間、株アカデミーの学長として
株トレードを教え続けてきましたので
この感覚はかなりの確率で当たります。
そして先日も、メールでいただいた質問にお答えする際
「この方は伸びそうだな」
と将来性を感じる場面がありました。
株アカデミーでは、いただいた質問とそれに対する回答を
全ての生徒さんに共有させて頂く為、音声収録しているのですが
その音声の中でも
「この方は伸びそうですね」と言いました。
自分が質問内容のどういう点を見て
「伸びそうだ」と感じたのか?
結果を出す生徒さんはどういう質問をするのか?
今回はそんなテーマで話してみたいと思います。
真剣にトレードを学んでいるのに
なかなか利益に結びつかず
苦しんでいる方にこそぜひ知ってもらいたい話です。
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多くの人は質問をはき違えている
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まず最初に苦言を呈したいのですが・・・
残念ながら、
質問をはき違えている方が結構いらっしゃいます。
「その質問、ちょっとピントずれていませんか(;´д`)」
と思うことが実際にあります。
そもそも質問って何のためにするものでしょう?
ひとことで言うと、
「質問は本質を問うためにするもの」です。
「本質を問う」と書いて質問です。
本来、本質を問うためにするのが「質問」なのに、
本質を問うわけでなく、
単に疑問をぶつけているだけの方がいらっしゃいます。
「疑って問う」と書いて「疑問」ですが、
まさに疑いをぶつけられることがあります。
たとえば、トレードをしていれば
必ず含み損が出るわけですが、
そういうタイミングで、
「この手法のルールを信じて本当に大丈夫なのか?」
そう疑って色々とたずねてこられる方がいらっしゃいます。
気持ち、分からないではありません。
人間ですから、含み損が増えれば不安になるものです。
ただ、細かい疑問はキリがありません。
実際、疑問に縛られている方は
何度も何度も同じような疑問をぶつけてこられます。
ご本人はそのつもりはないのかもしれませんが、
「それ、前も答えましたよね」
ということが頻繁に起こります。
こういう状態が続くと
安定した利益にはなかなかたどり着けません。
あらゆる場面に応用できる「本質」を求めて
質問を投げかけるべきです。
もしあなたがこれから何らかのかたちで投資を学び、
そして講師に質問をすることがあれば、
ぜひ本質を問う質問をすることを意識してみてください。
木の枝葉ばかりに目を奪われるのではなく、
木全体を見ましょう。
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自分で考えるのは面倒かもしれませんが。
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ちょっと抽象的な話でしたが、
ここからはもう少し具体的な話をさせてもらいます。
冒頭で
「いただいた質問を読んで、この方は伸びそうだなあ」
と思った、という話をしましたが、
なぜそう感じたのか?
ひとことで言うと
「きちんと取り組んでいることが分かるご質問内容だったから」
です。
その生徒さんは、
思いつきでご質問されたのではなく、
ご自身で考え答えを探した上で
ここが聞きたい、ということで
質問をされていました。
これって本当に重要なことで、
これができるかどうかで理解度や伸び率は劇的に変わります。
特にトレードは自分で考え、自分で判断し、
自分でポジションを動かすものです。
最後に頼れるのは自分しかいないので
自分で考えることが欠かせません。
まあ自分で考えることは面倒ですから
考えず、すぐに答えを求める
その気持ちも、分からないではないのですが、
思いつきで質問してしまうと成長も鈍化します。
ご自身で考えていない分、学びが浅くなり、
答えを聞いてもたいして記憶にも残りません。
「忘れたらまた聞けばいいや」
という感覚になってしまい、答えを聞いても
スーっと頭から抜け落ちやすくなるんですよね。
だからこそ、
自分なりの答えを出したうえで
それが合ってるかどうか、
答え合わせするような感覚で質問すべきです。
答えが合っていたら嬉しいですし、
間違っていたら悲しいと思いますが、
その感情こそが記憶の定着につながります。
たとえばあなたの青春時代の記憶を
思い出してみてください。
パッと思い浮かぶことって
喜怒哀楽、
何かしら強い感情が伴っている
思い出ではないでしょうか?
それと同じで、感情が伴うと
記憶は定着しやすくなります。
もしあなたがトレードを学ばれるのなら、
常にご自身で考える姿勢を忘れないことです。
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まとめ
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話をまとめると、
質問をする際のポイントは、
・本質を求めること
・まずは自分で答えを出してみること
です。
「努力しましょう」なんて言うつもりはありません。
「嫌だなあ、面倒だなあ」と
思いながら取り組んでも挫折するだけです。
ご自身のペースで進めば良いのです。
ゆっくりでも正しい道を歩いていれば
必ず目的地に到着します。
本日の内容が、
あなたに伝わっていることを願います。
下山敬三