「また会いたい」と3倍思われる心理ワザ
こんにちは、下山です。
「私、人見知りで人と話すのも苦手で。
せっかく株アカデミーに入っても、仲間を作れる自信がなくて。」
というお話を受けることがあります。
世間一般的に人見知りの人より
社交的な人の方が評価される傾向にありますので、
人見知りの方の多くはそれを克服したいと思っているかもしれません。
でも勘違いしてはいけないのが、「人見知り」は
全く悪では無い、ということです。
むしろ人見知りであることによって得られる
メリットがあるくらいです。
人見知りだからこそ
得すること、救われることもあります。
どんな得だと思いますか?
その答えは
YouTubeの動画にて。
↓
https://youtu.be/WKjeaKLW5ss
人見知りではない方にとっても
意味のある内容を
お話しているのでぜひご覧ください。
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人見知りは思い込みかも
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株アカデミーにも、人見知りで
あまり周りの方と話さない方も
いらっしゃいますが、
でも、不思議なんですけど、
そういう方でも、
面と向かって話してみると
けっこう饒舌に話されたりします。
「思っていた印象と違うな」
ということもあります。
人って、その時の状況によって
いくらでも変わるものなんですよね。
たとえばあなたが人見知りだったとしても、
スポーツでもゲームでも
同じ趣味を持つ誰かと話すとき、
初対面なのについ熱く語ってしまった、
みたいな経験があるのではないでしょうか?
テレビ朝日の「アメトーーク」という番組は
芸人さんが自分の好きなものを話す番組ですが、
普段はそれほど口数が多くない芸人さんも
好きなものを語る時だけは
別人のように熱くなったりもします。
人は話す相手やテーマ次第で
いくらでも変わるものです。
と言いますか、そもそも「人見知り」
というのは周りの環境によって植え付けられた
単なる思い込みかもしれません。
たとえばあなたが誰かに
「あなたって人見知りだよね」
と言われたとします。
するとあなたは
「ああ、私は人見知りなんだ」と認識します。
そして
「人見知りだからこんなふうに振る舞ったら
意外だと思われるかも・・・」
と勝手に思ってしまい、
ますます人見知りらしく
行動するようになってしまうことがあります。
心理学で「ラベリング」と呼ばれるものですが、
周りの人の言葉によって
あなたが人見知りだと思わされている可能性もあります。
ですから、「私はこういう人間なんだ」と
決めつけるべきではありません。
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「また会いたい」と3倍思われる心理ワザ
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「でも、
どうしても人と話さなくてはいけない場面があって
人見知りの私にとってはきつい」
と思われる方もいらっしゃると思いますが、
コミュニケーションに関して
1つ面白いデータがありますので紹介させてもらいます。
自分は昨年末、結婚相手を探すため
何度か婚活パーティに参加しました。
そこで感じたのは、男女ともにどうしても分かりやすい
表面的な部分で相手を判断しがちだ、ということです。
もちろん見た目もそうですし、
男性でしたら職業や年収などの
スペック的な部分で人気に差が出やすくなります。
限られた短い時間の中で
相手を深く理解することは
できませんからまあ当然です。
婚活パーティーに参加し、
「やっぱりそういう世界なんだな」
ということを感じましたが、
ただ、スペックだけの勝負の世界かと思いきや、
婚活パーティにも意外な一面があるようです。
実はあることによって婚活パーティで
「また会いたい」と思う確率が3倍も高くなった
というデータが存在します。
年収とかルックスとかそんな話ではありません。
何だと思いますか?
それは、「話し方」です。
話し方ひとつで
「また会いたい」と思われる確率が
3倍も高くなるのです。
では、どんな話し方をすれば
相手から好感を持たれるのか?
答えはこちらです。
↓
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婚活パーティでは、互いに話し方が
うまく模倣されていたカップルのほうが、
そうでないカップルとくらべて
また会いたいと思う割合が三倍多かった。
付き合っているカップルの場合も、
話し方が似ているカップルのほうが、
そうでないカップルよりも、
三ヶ月後も付き合っている可能性が
50%高かった。
ジョーナ・バーガー
『インビジブル・インフルエンス 決断させる力』
株式会社 東洋館出版社
2016年12月16日 初版第1刷発行
P.59より
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相手と話し方が似ていると「また会いたい」
と思われる確率が一気に上がるようです。
3倍は、かなりの効果ですね。
ですからもしあなたに
「仲良くなりたい」と思う方がいるのなら、
その方と話すとき、話し方を真似してみるのも1つの手です。
あからさまに真似すると
「おちょくってるのか?」
と思われ、むしろ反感を買いますので
気をつけなければいけませんが、
自然な感じで真似できれば
相手との距離がぐっと縮まるはずです。
想像してみてください。
あなたよりもかなり年下の若者が
「マジだりいっすよね」みたいに
あなたが普段絶対に使わないような
言葉を使って話しかけてきたらどう思いますか?
その時点で心のシャッターが
ガラガラと閉まりませんか?
逆にあなたが普段使っているような話し方で
相手が話しかけてくれば、ずっと心地良いはずです。
でも、なぜ話し方が似ているだけで
好感度が高まるのでしょう?
一言でいうと「親近感が湧くから」ですが、
もう少し深く切り込むと、
「脳への負担が軽くなるから」
という理由が挙げられます。
最後にそのことを説明した一節も
紹介させていただきます。
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よく知っている何かと似ているのなら、
それが何であるかを理解するために、
脳はそれほど働く必要がなく、
努力が少なくてすむことによって、
親しみとして解釈される感情が
ポジティブなものとして生成されることになる。
ジョーナ・バーガー
『インビジブル・インフルエンス 決断させる力』
株式会社 東洋館出版社
2016年12月16日 初版第1刷発行
P.227より
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「あんまり考えなくて済むからラクでストレスが少ない」
ということですね。
話をまとめます。
人見知りを克服する必要はありませんし、
むしろそれは一つの才能とも言えます。
得をすることさえあります。
そもそも人見知りは思い込みの可能性もあります。
ただ、時には
「もっとあの人と仲良くなりたいのに人見知りだから・・・」
と悩むことがあるかもしれません。
そんなとき、ちょっと相手の話し方を真似してみたり、
相手と共通の話題を探してみると、
関係性が変わってくるでしょう。
では、
本日も最後まで
ご覧くださいましてありがとうございます。
下山敬三