大統領選で1500万票動かす?行動科学最高峰の「心理誘導効果」とは。
こんにちは、下山です。
ここ最近、ビジネスホテルが「テレワークプラン」という形で
デイユース利用のプランを提供しているのを見かけますが、
実際にはテレワーク以外の目的で
デイユース利用するお客さんもいらっしゃるようで・・・。
先日友人がこんな話をしていました。
「この前、ビジネスホテルに連泊した時、
昼ごろフロント前でエレベーターを待っていたら、
チェックインする50代くらいの男性がいて。
宿泊のチェックイン時間じゃなかったから
テレワークか何かかなあ、と思ってチラッと後ろを見ると、
中年の女性がチェックインが済むのを待っていて。
ああ多分そういうことなんだろうな、と。
たまたまかもしれないけど、その後にもう1組、
20代くらいの若いカップルも並んでいて。
多分そういう需要も多いんだろうなって。」
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欲が強いほどだまされやすい
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以前、YouTubeで「価値観が変わったマンガ3選!!」
の1つとして横山光輝氏の『史記』を
紹介しました。
↓
https://youtu.be/2KuJZyXrk1E
その中で、
「権力者が失敗するのはいつも決まってお金と女性問題」
という話をさせてもらいました。
ちょうど先週も某お笑い芸人の方が
女性問題で地位も名誉も仕事も失ってしまいましたが・・・、
行き過ぎた欲には気をつけなければいけませんね。
抑えきれない欲望は人生を破滅させます。
さらに、だまされやすくもなります。
投資の世界でも多いですよね。
「稼ぎたい」という気持ちが強すぎて
デタラメな情報に引っかかりお金を失う人は後を絶ちません。
たとえば、未来予測系の話とか。
「どの銘柄が上がるか教えまっせ」
という怪しい話についつい乗ってしまって、
お金をドブに捨ててしまった、
という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
百発百中の予測が存在しないことは
少し冷静になって考えれば分かることなんですが。
欲が強い方ほど目先の利益に目がくらみ、
「未来は予測できる」という都合の良い考えに
至ってしまうようで。
思い当たる節がありましたら
どうぞお気をつけください。
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大統領選で1500万票動かす?
行動科学最高峰の「心理誘導効果」とは。
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さて、この3月以降、
世界はコロナ一色に染まってしまいましたが、
少しずつ世界が回り始めています。
本日19日からトランプ大統領の選挙集会が
3か月半ぶりに再開される、との報道もありましたが、
今年上半期の一大イベント
アメリカ大統領選に向けても
少しずつ動きが出始めています。
誰が勝つのか、様々なデータとともに
これからたくさんの予測が出てくるでしょう。
自分としては選挙の結果を予測することに
意味があるとは思いませんし、
予測は不可能だと考えていますが・・・
ただ、
「どういった要素が選挙結果に影響を与えるのか?」
を考えることには意味があるように思います。
あなたはどう思いますか?
何が大統領選の結果を大きく左右するのでしょう?
時代の変化とともに情報のあり方が
大きく変わってきていますが、
一つ取り上げたいのは、「検索エンジン」です。
アメリカの心理学者、ロバート・エプスタイン博士が
昨年、上院司法委員会にてこのような主張をしました。
「検索エンジンの表示によって誰に投票するのか
心理操作される恐れがあり、1500万人の票が2020年の選挙で
危険にさらされる可能性がある」と。
“search engine manipulation effect”
つまり、
「検索エンジンの心理操作効果」
という言葉が使われましたが、
ロバート・エプスタイン博士が
下記に警告するようにその効果は絶大です。
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they are more powerful than
most any effects
I’ve ever seen in behavioral sciences
and I’ve been in behavioral sciences
for almost 40 years.
『Google Expert to Senator Cruz: 15 Million 2020 Votes At Risk』
by Corinne Weaver
mrc News Busters
https://www.newsbusters.org/blogs/techwatch/corinne-weaver/2019/07/17/google-expert-senator-cruz-15-million-2020-votes-risk
より引用
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Googleは
「意図的な操作は無い」と否定していますし、
博士の言っていることがどこまで正しいのか、
自分は判断できません。
ただ、ネット検索した際、
上位表示される内容によって
人の心理が動くことは確かです。
たとえば「株アカデミー」という単語で検索した際に、
1ページ目にネガティブな内容の記事ばかりが表示されるのと
ポジティブな経験談がたくさん表示されるのとでは
あなたが受ける印象は180度違ったものになりますよね。
意図的な操作が行われなかったにしても
候補者の名前を検索した際にどういう内容の記事が
トップに上がってくるのかが
選挙結果に大きい影響を与える可能性は極めて高いでしょう。
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考えない人間は搾取される時代へ
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大統領選はアメリカの話ですから、
直接関係ありませんが、
今回お伝えしたかったことは、
スマホを使ってどこでも簡単に情報を手に入れられる
便利な世の中になった今、
その便利なツールによって
人々の心理が多大な影響を受けている
ということです。
これから5Gの時代に移行し、大量の情報が吸い上げられ、
ビッグデータがAIによって解析され、
人々の心理はより簡単に動かされるようになると
想定されます。
そんな時代に求められるのは
自身で考えることです。
情報の波に流されるのではなく
自身が正しいと思う答えを
自身で見つける、情報は自分で取りに行く
という姿勢を持たないと、
とことんお金を吸い上げられる
カモになってしまいます。
本日も最後まで
ご覧くださいましてありがとうございます。
下山敬三