開発者目線で見る「絶対に使いたくないEA」とは?
開発者目線で見た時に「これは使いたくないな」と思ってしまうEAというのがあります。
利用者がEA選びをする際に優良なEAを見抜くポイントの他に、絶対に儲からない粗悪なEAの特徴も併せて覚えておくとEAを選別する目を更に養うことができます。
ここでは特に選んではいけないEAの2つの特徴を書いていきます。
ここでは特に選んではいけないEAの2つの特徴を書いていきます。
①バックテスト結果が極端に短い・または開示されていない
EAがどのような性能なのかを知るための必須情報のひとつにバックテストがあります。そのEAを過去の相場で稼働させたときに発生する利益や損失、取引回数や勝率やリスクリワードなどほとんどの情報が掲載されている取引レポートです。
これが開示されていないときはバックテストを見せると不都合が生じると自ら申告しているようなもので、大げさでもなくバックテストの開示がされていないEAは「嘘八百」であることがほとんどです。
どんなにいい宣伝がされていてもバックテストの開示がないEAは絶対に選んではいけません。
どんなにいい宣伝がされていてもバックテストの開示がないEAは絶対に選んではいけません。
またEAを開発できるようになると「バックテストの期間を短くすれば儲かっているように見えるEAを簡単に作れてしまう」こともできてしまいます。
例えば上記のバックテストをみてどう感じますでしょうか。
4年間で120万を超える利益(年利30%)がでるにもかかわらず最大ドローダウンが10万円以下(準備金の10%以下)のEAです。
理論上は10万円で始められて4年後には120万円になっているというEAです。
これはバックテスト期間を短くして「過剰最適化」と呼ばれる指定した期間内だけ異常に勝てるように細工をしたバックテスト結果です。
ここだけを見るととても儲かるEAのように見えます。
過剰最適化されたEAを避けるには優秀なEAを選ぶとき同様バックテストの期間がどれくらいあるのかを必ず確認しましょう。
例えば上記のバックテストをみてどう感じますでしょうか。
4年間で120万を超える利益(年利30%)がでるにもかかわらず最大ドローダウンが10万円以下(準備金の10%以下)のEAです。
理論上は10万円で始められて4年後には120万円になっているというEAです。
これはバックテスト期間を短くして「過剰最適化」と呼ばれる指定した期間内だけ異常に勝てるように細工をしたバックテスト結果です。
ここだけを見るととても儲かるEAのように見えます。
過剰最適化されたEAを避けるには優秀なEAを選ぶとき同様バックテストの期間がどれくらいあるのかを必ず確認しましょう。
②月利100%など、ありえない数字で宣伝している
EAをweb上で探していると「月利100%」や「勝率100%」など射幸心を煽る言葉で宣伝をしているものを見かけます。
楽をして儲けることは誰しも望んでしまうことですが、もし長期的に月利100%で稼働するEAが存在したのなら「10万円で投資を始めたとしても1年後には2億」を超えてしまいます。投資の神様と呼ばれる投資家の年間リターンが「20%程度」で推移しているにもかかわらず、ほったらかしのEAで月利100%はあり得ません。
またランダム要素が多く介在するFX相場において勝率100%は「損切りをしない」こと以外にはあり得ず、損切りをしないということは「どんなに思惑と逆方向に相場が動いたとしても含み損に耐えられる潤沢な資金量」が必要になります。
楽をして儲けることは誰しも望んでしまうことですが、もし長期的に月利100%で稼働するEAが存在したのなら「10万円で投資を始めたとしても1年後には2億」を超えてしまいます。投資の神様と呼ばれる投資家の年間リターンが「20%程度」で推移しているにもかかわらず、ほったらかしのEAで月利100%はあり得ません。
またランダム要素が多く介在するFX相場において勝率100%は「損切りをしない」こと以外にはあり得ず、損切りをしないということは「どんなに思惑と逆方向に相場が動いたとしても含み損に耐えられる潤沢な資金量」が必要になります。
もしこのような宣伝がされているEAを見かけたら「詐欺まがいのEAだ」と関わるのをやめましょう。
作る側のリテラシーとモラルの向上はもちろんのことですが、使う側のリテラシーが上がることで詐欺まがいのEAを使う人がいなくなることでそのようなEAも無くなっていきます。
EA全てが勝てないものではないことが周知され、開発者の地位向上があれば開発者も増えていき、開発競争が生まれさらなるいいEAが世に出てくるのです。
EA全てが勝てないものではないことが周知され、開発者の地位向上があれば開発者も増えていき、開発競争が生まれさらなるいいEAが世に出てくるのです。
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