《東洋経済ONLINEでコラム掲載中!》勝敗を分けるのは週末の作業です。
おはようございます、松下です。
今日は週末の日曜日で、
株式市場もFX市場も動いていません。
投資家にとっては、休息日です。
この週末に、思い出したことがあり、
今日はそのことを書いてみたいと思います。
あなたの投資スタイルと結果を
一変させる参考になる話です。
私が投資を開始して1年半の間負け続け、
その後、勝ち続ける投資家に変わって、
多くの人から、
「なぜ変わったのか?」
という勝つ投資家へ変わったきっかけを、
これまで何百回と聞かれてきました。
資金管理を厳格に行い、
トレードルールを作ったことが、
最も端的な理由ですが、
そのトレードルールのキモになったのが、
「メリマンサイクル論」であり、
今日の話は、そのサイクル論で、
勝つようになった理由の1つ、
作業の1つです。
上記にも書いたように、
株式とFXの市場が動いているのは、
月曜日~金曜日であり、
週末の土曜日と日曜日は投資家にとって休息の日です。
しかし、私が勝つようになったのは、
週末の土曜日と日曜日を使って、
“ある作業”を毎週行うようになったからです。
その“ある作業”とは、
「週足の環境認識」であり、
具体的には、
「週足でサイクルを確認する」ことだったのです。
この作業により、
現在の値位置が、プライマリーサイクルと呼ばれる平均18週間の
安値から安値の一対の上昇と下落の値動きのどこに位置しているのか?
それは、アップトレンドなのか、ダウントレンドなのか?
これから上昇(or下落)はどのくらいの期間続くのか?
それらを考慮して、今週のチャンス銘柄は何か?
ということを確認します。
そして、その週の月曜日から金曜日までは、
観察対象銘柄の「エントリーサイン」や
「エグジットサイン」だけを確認するようになったのです。
この週末の環境認識には、
2つの大きなメリットがあります。
1.週足の環境認識を行うことにより、
大局的な値動きの確認が行え、
勝率や値幅の点で有利になる。
2.その週の環境認識を既に終えているので、
月曜日から金曜日までの作業時間が短くなる。
だいたい一日20分くらい。
ちなみに、週末のサイクルの確認は、
10~20銘柄で30分もあれば終わります。
ここまで読むと、あなたは
「それはサイクル論だからできることで、私はサイクル論を知らない。」
と思うかもしれません。
しかし、上記に書いた長い足による環境認識は、
何もサイクル論に限った特殊な技術ではなく、
一般的なテクニカル分析の中にも、
「マルチタイムストラテジー」という名前で存在する、
至極一般的なテクニカルアプローチです。
分かりやすく言えば、
「週末に長い流れを確認して、
トレードポイントを絞っておく。」
ということです。
私はこの作業で勝てるようになり、
平日の作業時間がぐっと短くなり、
楽になりました。
投資家にとって週末は休息の時間ではなく、
その週の準備を行う時間です。
これでは、毎日休まる日がないように聞こえますが、
トレードルールを作った投資家の投資は、
週末の準備も、平日の売買も、
淡々とした作業であり、大きな負担ではありません。
ルーティンワークです。
勝つためのルーティンワーク、
勝ちやすくするための週末の作業。
そんなものがあることを知り、
身に着けてください。
グッと勝ちやすくなり、
楽になりますよ。
勝つコツというのは、確かにあります。