米国株式投資の真実を伝える[Vol.38]2022年3月14日配信|川田重信の「メディアで鍛える米国株式講座」
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米国株式投資の真実を伝える
[Vol.38]2022年3月14日配信
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川田重信の「メディアで鍛える米国株式講座」
***目次***
マーケット振り返り
今週のピックアップ記事
川田の気になる銘柄
投資のヒント
お散歩
超富裕層が実践する「プライベート投資戦略」とは
活動情報
質問コーナー
皆様が資産形成で成功するために一緒に学び啓発し合うオンラインサロンです。大好評のメルマガ「メディアで鍛える米国株式講座」だけでは伝えきれない内容や、米国株式投資の魅力を体感できる会員向けのセミナーを提供します。
2000万円達成ペースメーカー
出所:金融庁 資産運用シミュレーションを基にエグゼトラスト株式会社作成
※上記数字はあくまでシミュレーションであり、将来の運用成果を保証するものではございません。また手数料、税金は考慮しておりません。
読み方:想定利回りと達成年限
3~4%なら30年以上:ラップファンドやバランス型の投信がこれ
5~7%でも25年はかかるよ:米国以外の株式投信だとこうかな
8~10%なら20年ほど:控えめにみたS&P500の上昇率だとこうだ
S&P500のパフォーマンス実績(配当再投資1970-2021)
正しいリスクテイクで早期に2000万円達成しよう
川田のメッセージはすこぶる簡単。2000万円の達成には余裕資金にできるだけ効率的に働いてもらうことだ。そのためには当事者の皆さんがリスク・リワード(見返り)の意味を正しく理解することが大事だ。毎週メルマガを読む前にこのテーブルを眺め、正しい投資姿勢を確認しよう。
さあ、2000万円達成までのカウントダウンを今すぐ始めよう!
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1.マーケット振り返り(3月7日~3月11日)
<主要指数>
・NYダウ -2.0%
・S&P500指数 -2.9%
・ナスダック総合指数 -3.5%
=駆け足バージョン=
コモディティー価格の上昇が懸念されて続落で始まりました。原油価格の下落で買い戻しの動きが一時的に広がりましたが、物価上昇にウクライナ情勢や金利引き上げに対する不透明感が加わり、再び下落基調となりました。
=ちょっとだけ詳しく=
原油供給に対する不安から米国のWTI原油価格が一時130ドル台になるなど、コモディティー価格の急騰が懸念されました。
景気全般に対する影響も加わってスタグフレーションが警戒される中、株式市場は前週末の地合いを引き継いで続落で始まりました。
水曜日には増産期待から原油価格が下落したことやウクライナ情勢に対する期待感などからハイテク株を中心に買い戻しの動きが広がりました。
しかし、2月の消費者物価(CPI)上昇率が前年比で7.9%と1982年1月以来の高い伸びとなりました。これを受けて長期金利が2%台に乗せたことや物価上昇による消費者信頼感指数の低下が重しとなり、ウクライナ情勢の不透明感も加わって弱い地合いのまま週末を迎えました。
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2.今週のピックアップ記事
資産形成に役立つ情報を、私が得た情報の中から気になるものをセレクトしランキング、極々私的な見解でコメントするコーナーです。
【1】日経新聞 〈ウクライナ危機を聞く〉「プーチン皇帝」の現実逃避 歴史学者 ニーアル・ファーガソン氏 3/12
歴史家にとって今回の事態はウクライナが直面する幾多の災難の最新版にすぎない。プーチン大統領はロシアとウクライナは歴史的にひとつというが、全く真実ではない。
狂気でなく邪悪
習近平(シー・ジンピン)中国国家主席は明らかに侵略にゴーサインを出した。
プーチン氏はウクライナの結束と欧州の経済制裁の厳しさを予想できなかった。数週間で勝利宣言する相当な可能性があるが、短期的にそれ以上の軍事展開に関心はない。
勝てなければ自国での立場がぐらつく。究極的な合理主義者で計算高い。彼は狂っているのではなく、邪悪なのだ。
冷戦構造鮮明に
習氏はプーチン支持が間違いだったか思案せねばならない。ロシアが経済的な混沌に陥れば何が起きるかわからない。10%の確率でプーチン氏は失脚する。
中ロは事実上の同盟をつくり、冷戦構造は鮮明になる。歴史的に2国の同盟が長続きしたことはない。中央アジアや東アジアへの野心を明白にする中国はロシアの潜在的な脅威だ。いずれ中ロ関係は摩耗する。
習氏が自問するのは「自分たちにも、ロシアにした制裁措置をやってくるか」。答えはノー。中国経済は巨大だ。ロシアと同じ措置をとれば、もっと傷がつく。
台湾がこの種の戦いをする用意があるとは全く思えない。このことは習氏を勇気づけるだろう。
(聞き手は本社コメンテーター 菅野幹雄)
Niall Ferguson 米スタンフォード大フーバー研究所のシニアフェロー。英スコットランド出身で、マネー、戦争、帝国、自然災害などの幅広い歴史を分析する著書がある。57歳。
【川田コメント】
この人は日経や「バロンズ・ダイジェスト」にちょくちょく登場する。ずいぶん辛辣で舌鋒鋭く他国や他の文明を批判する。これが英米震源地の価値観の押し付けの典型だろうか。
とにかく英米は偉い!が前面に出る。西洋文明の優越性をこれでもかとまくし立て、西洋の価値観以外には否定的な論陣を張る。ご興味あればこの人の代表作の『文明』などを読んで見るのがいいです。
以下は私の読書メモから。
『文明:西洋が覇権をとれた6つの真因 単行本 – 2012/7/6』ニーアル・ファーガソン (著), 仙名紀 (翻訳)
なぜ西洋が世界の頂点に立てたか?6つの要因
①競争 ②科学革命 ③法の支配と代議制 ④現代医学 ⑤消費社会 ⑥労働倫理
現代の幕開けは、日本では明治天皇の時代(1868~1912)で、このころ「その他の地域」でもこの6つのアプリケーションをダウンロードし始めた。だが、ことがスムーズに運んだわけではない。日本では西洋の文化や制度のうち、どれが最も大切か判断できなかったため、ひたすらすべて真似た。洋服やヘアスタイルも模倣し、外国を植民地化する面でも追従した。だが不運なことに、帝国建設のコストがかさんで利益が上がらなくなってきた時期に重なっていた。(p485)
→単に真似ただけで自分で考えることを放棄していた。
英米、とりわけ米国の優位性に絶対の自信を示したのが、2012年出版のこの本だ。彼の中では今回の米国のアフガン問題(2021年9月時点)は中国の脅威と比べれば比較にならない。
【2】日経新聞 春秋 3/13
あれは日本人を油断させるための呪文だったのでは……。いまでは、そんな思いさえ抱いてしまうのが「ジャパン・アズ・ナンバーワン」という言葉である。このタイトルを冠した米ハーバード大教授、エズラ・ボーゲル氏の著書は70万部を超すベストセラーになった。
▼1979年刊行のこの本は日本的経営の強みや背景を論じ、当時の人々を誇らしい気分にさせた。それはバブル期に絶頂に達し、後年まで日本人のメンタリティーに自尊と楽観が根強く残っていく。テレビで盛んにやっていた「日本スゴイ」番組はその象徴だろう。しかし、コロナ禍はようやく呪文を解きつつあるらしい。
▼本社が昨年11~12月に実施した郵送世論調査によれば、日本の経済と技術が「強い」と答えた人の割合は3年前に比べ、いずれも17ポイント下がった。技術は75%から58%に、経済は37%から20%への落ち込みである。世界とは周回遅れのデジタル化など、災厄のなかで浮かんだ日本の弱さを実感する人が増えているに違いない。
▼こうなると、こんどは世の中を自信喪失ムードが覆いそうだ。しかし、長い夢から覚めて現実が見えるようになったのだから僥倖(ぎょうこう)ではないか。ボーゲル氏は晩年、この国が築き上げたシステムにはまだまだ長所がたくさん残っていると語っていた。尊大と卑屈のあいだを揺れ動いてきた日本人が大人になるチャンスである。
【川田コメント】
米国に褒められると舞い上がり叱られるとしょげる。これではいつまで経っても「大人」にならない、これがこのコラムの基本的なメッセージだろうか。
日本人が大人ではないのなら一体何歳か?そこで思い出すのが「マッカーサーの「日本人12歳説」」だ。彼は、1951年5月5日、アメリカ上院軍事外交合同委員会において、次のように証言した。
「科学、美術、宗教、文化などの発展の上から見て、アングロ・サクソン民族が45歳の壮年に達しているとすれば、ドイツ人もそれとほぼ同年齢である。しかし、日本人はまだ生徒の段階で、まだ12歳の少年である。~中略~これは、マッカーサーの「日本人12歳説」として有名であり、彼を神のように敬ってきた日本人の多くはこの発言で一瞬に冷めてしまった。このマッカーサーの日独認識と先のニューヨークタイムズの認識には、驚くほどズレがない。」
この手の議論には真実がないので結論もない。しかし私は日本人がもっともっと海外の人と交流することで他者への理解と等身大の自分への気づきが出来ると思う。この地道な努力が日本人の評価を世界で高める一法だと確信している。ただし、現実をみると日本人は外国人と距離を置きたがるのが実態ですね。どこの国もそうだろうけど、内輪でやっていると楽ちんだもんね。
【3】日経新聞 欧米で目立つ域外の認識不足 元HSBCアジア太平洋株式調査責任者 ウィリアム・ブラットン氏 3/13
ロシアのプーチン大統領によるウクライナ侵攻:重要なのは、プーチン氏が行動に踏み切った理由があるはずということだ。行動を理解できないとすれば、欧米の民主主義的な解釈に基づいているからだろう。
西側先進国の指導者の多くは、経済的な繁栄を重視するという考え方をプーチン氏とロシア政府も共有していると思い込み、経済制裁の警告によって侵略を抑止できると確信してしまっていた。
欧米諸国は日本を含むアジアの国々を過小評価し、誤った判断を下してきた長い歴史がある。
中国は豊かな歴史を持ち、経済規模も大きく政治的に重要だというのに、欧米の中国への理解は非常に限られているようにみえる。認識の格差は、有毒で感情的な議論につながる。中国は、我々が中国を理解するよりもはるかによく欧米を理解している。
欧米諸国がウクライナで起きているような衝撃を避けたいのであれば、欧米域外との認識の格差拡大への対応が優先されるべきだ。欧米の価値観や優先事項について、すべての国が共有し、従うものではないことを理解する必要がある。
【川田コメント】
この人はいつも中国に好意的なスタンスだ。ただしこの人の視点は極めて重要だ。つまり、我々が日々接する情報のほとんどは知らず知らずのうちに英米のバイアスがかかっていると自覚しておくべきだ。地政学や歴史に絶対の真理などない。そう自分に言い聞かせ、多様な価値観に積極的にふれて自ら判断できる目を養うべきだろう。
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3.川田の気になる銘柄
川田の保有銘柄を始め、米国株の情報に触れている中で、気になった銘柄を紹介するコーナーです。
今週の銘柄
ベクトン・ディッキンソン <ティッカー:BDX>
Becton, Dickinson and Company
概要
医療関連機器の企業で、注射器や局部麻酔用機器などの医療器具のメディカル部門、感染症やがんの診断薬などのライフサイエンス部門、カテーテル治療や放射線治療などの機器のインターベンショナル部門の3セグメントがあります。
(図1:医薬品注入用キット)
(図2:新型コロナウイルス診断用キット=外箱=)
(図3:放射線治療用器具=イメージ=)
同社の魅力
高い粗利益率の製品群に対する安定した需要
2021年12月期の粗利益率は55.9%でした。これだけ利益率が高い製品に対して安定した需要があるのは、医療施設や医療研究施設などにおける同社製品に対する信頼感が強いためです。ほぼ世界全体に供給しており、消耗品を含めた生産個数は年間450億個で、大量生産によるコスト削減効果も寄与しています。
増配が続く安定した配当
こうした製品群と戦略的な買収によって2021年度の売上高は5年前より60%以上増加しており、これらを背景に増配が続いています。製薬企業のように多額の研究開発費を長期間必要としない一方、製品販売によるキャッシュフローが潤沢な点が、連続増配の要因として挙げられます。
ここ数年の株価不振は米ドル高の影響や新型コロナウイルスの影響による一時的な要因
長期的な事業の安定感と着実な成長が期待されるものの、ここ数年の株価パフォーマンスはそれほど高いものではありませんでした。理由としては、米ドル高による海外事業に対する逆風や買収や事業売却による利益率の低下、一部製品の回収、および新型コロナウイルスによる手術数の減少などが要因として挙げられます。しかし一時的な要因だと考えられることから、経営陣はこの間も増配を続けました。
(図4:BDXの国内と海外の事業費率=2021年10-12月期)
糖尿病関連事業のスピンオフで収益体質のさらなる向上
2017年のC.R。バード社の買収でレバレッジが上昇しましたが、直近では低下しています。また低収益事業の糖尿病関連事業(Embecta)は4月1日にスピンオフすることが決定され、ベクトン・ディッキンソンの株主に割り当てられます。このスピンオフによる収益体質のさらなる改善によって、同社に対する投資家の再評価が期待されます。市場の値動きが大きい中で、着実な配当と値上がりが期待できる状況です。
(図5:スピンオフ決定のプレスリリース=抜粋)
(図1~5は会社資料より)
リスク
医薬品、医療関係の銘柄全般に共通するリスクとして、製造物責任に関連するような事故や大規模な訴訟のリスクがあります。また、新型コロナウイルス感染状況の再拡大による手術などの件数減少や、他通貨に対する米ドルの上昇の継続も懸念材料です。また、予想外の企業買収なども一時的なリスク要因として挙げられます。
BDXの基本データ(出所:会社データ、Yahoo! Finance)
(3月11日現在)
株価 254.51ドル
時価総額 724.7億ドル
総収入 202億ドル
予想PER 21.64倍
実績利回り 1.30%
本社:ニュージャージー州 フランクリンレーク
上場:1962年4月
株価チャート 5年
チャートはTradingView.comによる
(本コーナーは一般的な情報提供のみを目的としており、特定の有価証券の売買を勧誘するものではありません)
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4.投資のヒント
「投資手法」や「銘柄紹介」だけでなく、「気になった指標や発言」や「社会や政治の動き」を書くコーナーです。
相場の乱高下が続く、つまりVIX指数が高い水準で推移する時は、概ねマーケットが下落しています。しかしその下落局面で投資家の不安心理が高まっている時に投資すると儲かる確率が高いという調査結果をご紹介します。
VIX指数(ビックスしすう)
VIX指数とはVolatility Indexの略で、シカゴオプション取引所がS&P500種指数のオプション取引の値動きをもとに算出・公表している指数です。一般的に、数値が高いほど、投資家が先行きに対して不安を感じているとされます。
VIX指数(1990年以降)
1990年以降でこのVIX指数が7営業日以上連続して30を超えたのは16回あります。金融危機の際には、VIXは170日間連続で30を上回りました。 2番目には2011年10月と2020年5月に終了した連騰で共に50営業日でした。
VIX指数の上昇は、その多くが株価の下落を伴いますが、7営業日連続で30を上回った後のリターンは大半がプラスです。7営業日以上連騰後の1週間のリターンの中央値は0.5%の下落で上昇確率は5割程度ですが、その後のパフォーマンスは着実に向上しています。 1カ月後のS&P500指数のリターンの中央値は3.0%の上昇で、70%近い確率でプラスです。さらに3カ月後、6カ月後、12カ月後には、S&P500指数は80%以上の確率で上昇し、中央値はそれぞれ7.8%、17.3%、25.9%です。
1年後にS&P500指数が下落している期間は2回あります。一貫して安かったのは、金融危機の真っただ中にあった2008年に始まったものだけです。
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5.お散歩コーナー
◇◇最近行ったお店、映画、美術館、書籍編◇◇
①活動報告
オンライントーク 3月9日(水)
1985年9月のプラザ合意を題材にした『通貨烈烈(朝日文庫) 』 1992/12/1 船橋 洋一(著)を使って当時を振り返った。
日本にとってはこの合意をはさんで円高が進行し、バブル経済に突入して日本中が得体のしれない高揚感に包まれた。その後、1989年のバブル崩壊を境に超長期の低迷に陥った。
この後、我々は1989年東西冷戦終了、1995年阪神淡路大震災、1997年金融危機、2000年ITバブル崩壊、2008年世界金融危機、さらには2011年東日本大震災を経験している。そしていまロシアのウクライナ侵攻で地政学リスクが大きくクローズアップされている。
オンライントークの参加者で、あの80年代後半のギンギラな高揚感を社会人として体験している人は少なかった。多くはまだ未成年で周りの大人の行動でバブル時代を感じ取っていたようだ。以下、面白そうなコメントをいくつか
*自分は小学生だったが親が「バブルで高騰した大阪の家を売ったら赴任地の福岡では家が3、4つ買える」。
*ホテルに勤めていたが、金ぴかの総会屋連中がホテルで傍若無人に振舞っていた。
*地上げに抵抗していたオバーチャンが経営するタバコ屋にトラックが突っ込んだ。
*当時の証券業界はムラ社会。外資参入を機会に英語ができる人なら誰でも高額で転職の誘いがあった。
*‟尾上ぬい”は大阪の料亭の女将。興銀だけで600億円も貸し込んでいた。名前は知っていたが、こんなことがあったのが信じられない。
*今時、電車にのっている人のほとんどはズボンがプレスされていないし靴も磨いていない。隔世の感がある。
*自分は高校生だったが、おカネを豪快に使っていた大人を覚えている。タクシーを停めるのに一万円札を振りかざして「おれんところ止まれ」とか。
大倉博士の箴言「資産形成のコツは長生き」
では、当時のような活況を望むべくもない今の日本で「資産形成する秘訣は?」私との対談動画で米国株式の長期投資の必要性を説く大倉真博士がサロンにも登場して貴重な示唆を与えてくれた。
彼が言うには資産形成のコツはズバリ長く相場に居続けることだ。ウォーレン・バフェットがその最たる例だ。彼は今年8月に92歳になるが、資産総額は11兆円を超える。仮に彼が80歳で亡くなる、もしくは運用を辞めていたとしても世界屈指の大富豪だ。しかし、彼は資産のほとんどをマーケットの変動に晒している。過去12年間の運用成績はS&P500指数と同じ程度だが、資産を大きく増やしている。やはり資産形成の要諦はマーケットに居続けて複利運用の仕組みを最大限に活用することだ。以下、メディアの資料から紹介する。
彼の資産は30歳で100万ドル、今の為替なら1.1億円程度だ。そこからの増え方が凄まじい。30歳から39歳の10年間で資産は25倍になっている。72歳から91歳までの20年間では647億ドル(約7兆円)も増えているがその変化率は約2.8倍だ。バークシャー・ハサウェイそのものの投資パフォーマンスもあるだろうし持ち株の売却も大きく影響しているのだろう。
資産形成における彼の偉大さは投資資産を超長期にわたりマーケットのリスクにさらし続け、逃げなかったことだろう。もちろんその投資対象が米国株式だったからこそ成し遂げられる偉業だ。
我々凡人でも投資対象が米国株式という選択さえ誤らなければ、資産形成には成功できると信じている。
そしていつかは、私もその成功した資産を社会のためそして次世代のために有効に使う。そんな夢をみながら目の前の相場の荒波を乗り切りたい。
9兆円近く…巨額資産の99%を「50代」から築いた投資家とは
ところで今週の日経ヴェリタスの特集はウォーレン・バフェットだ。4ぺ―ジにわたる大特集で、見出しは以下。
危機こそバフェット流
相場混乱時に攻め、割安・優良株に触手
揺るがぬ哲学+柔軟性
どうなる「バフェット後」のバークシャー
賢人の金言、投資の羅針盤に
ご興味ある方は見てみてください。
②~熊倉 貫宜の巻~
元証券マンで読書家である熊倉貫宜さんの寄稿です。
トゥモローズゴールド/マーク・ファーバー
ある市場が上昇するにつれて、投資家を含む市場参加者が幸福な熱狂感、一種のユーフォリア(euphoria)に陥ることは珍しいことではありません。
日本のバブル景気、世界的なITラッシュ、現在進行中の米国株ブーム等々、簡単に思い浮かべることが出来るでしょう。
そんな熱狂の中では、その狂乱を正当化しようと様々な理屈や解説が乱れ飛び、一種の伝道師(Guru)とも呼べる学者や分析家が現れます。
玉石混交の伝道師の中から、市場関係者が自分に都合の良い方々を選び、神棚に祭り上げるのは行動科学の実証実験のようでもあります。
本書は2000年代初頭のアジア株ブームの真っ最中に、多くの市場関係者が愛読した啓蒙書です。
日本では何故かあまり話題にならなかった本書ですが、香港やシンガポールでは若きディーラーや投資銀行家たちが、そのランチ・ミーティングの食卓や営業推進会議に持ち込み一攫千金を夢見たものです。
マーク・ファーバーはこの著書により、ジム・ウォーカーやクリストファー・ウッドといった伝説的な方々と肩を並べるアジア株の伝道師となりました。
20年後の今日、本書を読み返してみますと、世界の金融市場の在り様や 政治状況は大きく変わっておりますので、必ずしもすべての内容が的を射ているとは言えないものの、参考になる点は多々あります。
現在Amazonにて 「第一章 変貌する世界」が試し読みとして公開されておりますので、その部分だけに目を通して頂くのも宜しいと思います。
ただし、アジア経済に関しては碩学ポール・クルーグマン博士が発表した「まぼろしのアジア経済」と云う小論文(アジア 成功への課題―『フォーリン・アフェアーズ』アンソロジー収録)と合わせてお読み頂けると、より視野が広がるのではないでしょうか。
ところで、マーク・ファーバー、ジム・ウォーカー、クリストファー・ウッドといった伝道師を売り出したのはCLSA、Credit Lyonnais Securities Asiaとして創業された香港の証券会社でした。
1990年代後半、同社は私が働くオフィスと同じビルに入居しており、その営業規模は、まだそれほど大きなものではありませんでした。
創業者の一人Gary Coull氏は元South China Morning Postの記者として活躍した後にCLSAの創業に参加した方で、私と同じような年恰好ということもあり、妙にウマが合った同氏とは、香港の様々な金融イベントや盛り場で出会えばバカ話に興ずる間柄でした。
そんなCoull氏の訃報を突然に知らされたのは2006年10月、病気療養のため故郷カナダに戻っているという噂は耳にしておりましたが、享年50歳!まだまだこれからという時に残念でなりませんでした。
おんりい・いえすたでい!
Мトレイン/パティ・スミス
云わずと知れたニューヨーク・パンクの女王、パティ・スミスさんのエッセイ集です。
ボブ・ディランの名代として ノーベル文学賞授賞式に出演した文学少女の面目躍如で、日本を巡る旅記録も含まれております。
正直、私は彼女の熱心な聴き手ではなかったのですが、幸いにして彼女の執筆する書籍の大部分は日本で翻訳が出されており、むしろそちらの方に注目しておりました。
本書も、ロック系ミュージシャンのエッセイにしては河出書房新社という固い「文藝」系の出版社から発刊されていることから想像されるように、非常に文学的で素晴らしい内容です。
私はエッセイ集とご紹介いたしましたが、翻訳者の菅啓次郎氏(すが けいじろう氏)は回想録、メモワールとされております。
確かに配偶者であった故フレッド・スミス氏(元MC5!)との旅の顛末を筆頭に、交流のあった芸術家、両親、友人と様々な人物との思い出が回想されております。
珈琲中毒気味の彼女ですが、大量の珈琲をその痩身に流し込みつつ、旅の空の下や、地元ニューヨークのお気に入りのカフェで紡ぐ文章は紀行文学としても面白いものです。
ニューヨーク在住のアーティストらしく、読書・映画・音楽・美術等々と幅広い関心事の中から旅先を決めるさまは、なかなかに唸らせます。
ジャン・ジュネの「泥棒日記」からフランス領ギアナを目指す冒険譚や、小津安二郎の墓参りに向かう日本行はその好例でしょう。
また、淡々とした描写があるかと思うと、村上春樹の作品を一気に読み込むような高揚した場面もあり、大きな振れ幅もこの方の魅力でしょう。
こうなりますとHorses(1975年)やRadio Ethiopia(1976年) といった名盤の誉れ高い彼女の音源にも再度、耳を傾けたくなるのも当然でしょうか?
【熊倉 貫宜】
1980年大和証券入社。企業派遣留学としてシカゴ大学経営大学院にてMBA取得。シンガポール、香港駐在を通しアジアビジネスに関わる。
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新連載「これでばっちり!米国株式を使った資産形成術のすべて」
はじめに
資産形成に必要な基本的な内容を網羅したシリーズを連載しています。全体の構成は以下のように考えています。
我々はどのような時代に生きているのか? 全2回
自立した日本人と自立に欠かせない資産形成 全3回
株式市場は米国にしかないの? 全4回
日米株式文化の違い
知っておくべき米国市場の特徴 全10回
より良い資産運用を目指して
情報源と投資
引き続き、弊社のYouTubeチャンネルの「アメリカ株式40年投資」シリーズでおなじみの大倉真さんの寄稿を基に、米国株式長期運用のあり方を考察します。
より良い資産運用を目指して(その2)
前回は「目標設定とベンチマークの導入」についてお話ししました。資産運用で成功するためには、達成すべき目標を具体的に設定することが重要です。アメリカ株投資で資産(ポートフォリオの資産総額)を増やしたいのであれば、ベンチマークをS&P500指数として、それを上回ることを目標とするとよいでしょう。今回は「パフォーマンスの計測」について具体的に考えてみたいと思います。
パフォーマンスをベンチマークと比較する
ベンチマークをS&P500指数として、一度自分のポートフォリオのパフォーマンスをベンチマークと比較してみましょう。過去3年程度を比較してベンチマークを上回っていれば上出来です。もし、過去のデータを集めるのが面倒であれば、取りあえず今年(昨年末)からでもよいので、月次でパフォーマンスをチェックしてみましょう。継続してパフォーマンスをチェックしていると、自分のポートフォリオがどの程度市場に追随できているのかよく分かります(私自身は職業病でほぼ毎日、パフォーマンス比較を行っています)。
個別銘柄を中心に運用していると、当然パフォーマンスはベンチマークからズレてきます。もしベンチマークを下回っているのであれば、ズレの原因(何を持っているからいけなかったのか、あるいは何を持っていないからいけなかったのか)を分析し、それを修正しようと思うでしょう。ここが重要なポイントです。
悪い方へのズレが短期的であれば、無理に修正する必要はありません。しかし、もしそうでなければ、放置しているとだんだん負けが込んでくるので、必要に応じて修正が必要になってきます。ここでいう「負け」は絶対リターンではなく、ベンチマークに対しての相対リターンです(持っている銘柄が値上がりしていても、S&P500指数よりも値上がり率が低いのであれば、その銘柄はパフォーマンスの足を引っ張っていることになります)。このようなパフォーマンス・チェックの過程を通してポートフォリオをより良い状態で運用することができるようになります。
既にお気づきのように、資産運用はポートフォリオの「管理(マネジメント)」であって、単に個別銘柄を安く買って高く売ることとは全く違います。「A社の株に投資して○○万円儲かった」、「B社の株を天井近辺で上手く売り抜けた」と話すのは楽しいかもしれませんが、ベンチマークを意識したポートフォリオの管理においてはあまり意味がないのです。
個別銘柄の利益確定(利食い)は、木の栽培で言えば枝葉の調整の話です。もし資産を巨木に育て上げたいのであれば、個別の儲け話ではなく、ポートフォリオ全体のパフォーマンスを考えることが大切なのです。是非S&P500指数という基準を用いて、木がどれくらい育っているかを定期的にチェックすることをお勧めします。
パフォーマンス比較表
もし時間があるようであれば、図表3で示すような「パフォーマンス比較表」を作って、自分のポートフォリオのパフォーマンスをベンチマークと比較してみるとよいでしょう。
図表3 パフォーマンス比較表の例
※下記リンクをクリックするとダウンロード出来ます。
この表は2021年末から開始するようになっていますが、できれば過去(例えば過去3年程度)に遡って各自のポートフォリオのデータとS&P500指数のデータを入力してみると、自分の運用が上手くいっていたのかどうかがよくわかると思います。また、このような比較表をアップデートする習慣をつければ、ベンチマークとしてのS&P500指数に対する意識が高まるのではないでしょうか。
パフォーマンスの測定方法
ここからは興味のある方のために「パフォーマンスの測定方法」について説明します。
①ポートフォリオ・パフォーマンスの計算方法
パフォーマンスは月次で計算します。月内にお金の出入り(資金移動)がなければ、以下のような式で簡単に求めることができます(証券口座に「資産の推移」の情報があれば、月末ベースの資産総額の推移が分かります)。
当月のリターン=(当月末資産総額-前月末資産総額)/前月末資産総額
たとえば、12月末資産総額=100万円、1月末資産総額130万円、そして1月中に資金移動がないものとすると1月のリターンは、
1月のリターン=(130-100)/100=0.30=30%
となります。しかし、もし1月20日に20万円追加されていたとしたらどうでしょう。その場合は、月中の資金移動を考慮する必要があり、計算式(簡便法)は以下のように少し複雑になります。
当月のリターン=(当月末資産総額-前月末資産総額-月中資金移動額)/(前月末資産総額+資金移動日から月末までの日数/当月の日数×月中資金移動額)
具体的に計算例を示しましょう。12月末資産総額=100万円、1月末資産総額130万円、そして1月20日に20万円追加されたとして1月のリターンを求めると、
1月のリターン
=(130-100-20)/(100+(31-20)/31×20)
=10/(100+11/31×20)
=0.093373…≒9.34%
となります。以下、いくつか注意点を挙げておきます。
●お金を引き出した場合、資金移動額はマイナスとする。
●月中資金移動額がゼロの場合、2番目の式と1番目の式は同じになる。
●期中に発生した資金移動額が前期末の資産総額に対し大きくなるほど、求められるリターンの歪みが大きくなる。
以上は月次リターンの求め方です。複数月にわたってリターンを求める場合、例えば1月から3月までの3カ月のリターンであれば、
1月から3月までのリターン
=(1+1月のリターン)×(1+2月のリターン)×(1+3月のリターン)-1
のように、(1+月次リターン)をかけ合わせて求めます。
②ベンチマークのパフォーマンスの計算方法
ポートフォリオのパフォーマンスは円建てで算出したので、ベンチマークも円建てで求める必要があります。円建てのベンチマークは、ドル建てのS&P500指数のトータルリターンインデックスに、ドル円レートをかけて求めます。
まずS&P500指数のデータを入手するためにS&P Globalのホームページへ行きます(https://www.spglobal.com/spdji/jp/ )。
●「キーワードで検索する」という検索欄があります。
●そこに『S&P 500』と入力すると、「S&P 500」と出てきます。
●それをクリックするとS&P500指数のグラフが出てきます。このグラフはプライスリターン(価格のみのリターン)なので、それをトータルリターン(配当を含む)に変更します。
●そして期間を自分が望む範囲に変更し、「エクスポート」をクリックすると、S&P500指数のトータルリターンインデックスのデータをダウンロードすることができます。
ここから必要な月末データ(および直近のデータ)を集めます。
次にドル円相場のデータを入手します。為替レートの取り方についてはいろいろな方法がありますが、ここではInvesting.comを使ってみましょう(https://jp.investing.com/ )。
●最初のページの「マーケット」から「外国為替>為替レート>ドル/円」と進むと、「USD/JPY-アメリカドル 日本円」のページが現れます。
●「一般」の下に「過去のデータ」があるので、それをクリックすると、時間枠が「毎日」のデータが現れます。
●それを「月間」に変更し、さらにデータ期間を自分が望むものに変更し、「データをダウンロードする」をクリックするとドル円レートのデータをダウンロードすることができます。
S&P500指数のトータルリターンインデックスとドル円レートをかけ合わせることで、円建てのトータルリターンインデックス(ベンチマーク)を作ることができます。円建てのベンチマークができたら、こちらもポートフォリオのパフォーマンスと同様に、まず月次のリターンを求め、それをかけ合わせば複数月のリターンを求めることができます。ベンチマークには資金移動がないので、計算は簡単です。
【大倉真】
愛媛県出身。1984年大阪大学経済学部卒業。2005年 埼玉大学大学院経済科学研究科より博士(経済学)。シティバンク、エヌ・エイ、シティトラスト信託銀行、ソシエテジェネラル信託銀行(現SMBC信託銀行)に勤務。年金・公的資金など機関投資家に加え、プライベートバンクで富裕層向けの資産運用にも従事。2017年、京都・東山で投資会社EagleCapital株式会社を設立。CFA協会認定証券アナリスト。公益社団法人日本証券アナリスト協会検定会員。
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6. 超富裕層が実践する「プライベート投資戦略」とは
IFAに特化した営業支援を行っている市川宏さんが、超富裕層が活用している投資戦略を、皆様に簡単にお伝えするコーナーです。
今回から、プライベート投資戦略のうちの一つの商品、「ストラクチャード・ボンド投資」についてお伝えします。
ストラクチャード・ボンド(Structured Bond)は債券の一種で、オーダーメードの仕組債や特定の指標などに連動する債券のことです。債券なので、プライベート・エクイティやプライベート・ファンドとは異なり、決められた年限で決められた金利が付く、というのが特徴です。
ストラクチャード・ボンドとは
「仕組債」とも言われており、一般的な債券にオプションやスワップなどのデリバティブ(金融派生商品)を組み込んだ債券です。
一般的な債券とは異なり、元本や利金の支払いについて、参照対象となる株価、為替、その他各種指数などの金融指標の変化による条件が付されており、それによって、条件の付いていない債券よりも高い利回りが期待できます。
ストラクチャー・ボンドの典型例として、クーポンや償還価額が為替レートや株価に連動したり、債券が満期より早く償還したりするかわりに、通常の債券より利回りが高いものなどがあげられます。
オーダーメードで発行される
ストラクチャード・ボンドの最大の特徴は、オーダーメードで発行されるということです。もちろん好き勝手な条件で作れるというわけではありませんが、発行体との相談のもと、ある程度柔軟に作ることができます。
たとえば、満期は長くて1年、利回り10%以上といった条件であれば、多くのパターンで組成可能です。発行体は主に海外の金融機関であり、高格付けの銀行などです。
いつ出てくるかわからない投資案件と違い、投資家の好きなタイミングと条件で発行されるため、ポートフォリオの利回りを底上げしたい時や、投資から生み出されるキャッシュフローを多めにほしい時などにぴったりです。
オーダーメードで作れるということは一定の金額が必要です。発行体によっては1億円以上からという場合もありますが、プライベート投資戦略では1000万円から投資できるようなストラクチャード・ボンドがあります。
固有のリスク
ストラクチャード・ボンドにもリスクはあります。ストラクチャード・ボンドの場合は一般的な債券のリスク(信用リスクや流動性リスク等)に加えて、当初よりも受け取る金利が減る可能性や、参照指標の変動により満期受取が減る可能性、現金ではなく現物の株式や商品などで償還される可能性、などが挙げられます。もちろんその都度商品ごとに条件が異なりますのでご注意ください。
プライベート投資戦略では、決まった年限で決まった金利を受け取ることのできるストラクチャード・ボンドは欠かせません。もちろん全資産を投資することはお勧めできませんが、資金を預貯金で寝かしておくよりは、はるかにマシです。
次回からはこの「ストラクチャード・ボンド」についてより具体的にお伝えしていきます。
【市川宏】
株式会社Winviser代表取締役。SMBC日興証券にて茨城、福岡、東京の各支店にて資産運用コンサルティングに従事した後、超富裕層向け金融商品のマーケティングを行う。
IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)業者に転籍し、超富裕層の資産運用のアドバイスを行った後、日本の金融業界の発展のためIFAに特化した支援会社を設立。現在は、IFAを支援する傍ら、自身の経験を元に個人投資家に資産運用のサードオピニオンを行っている。
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7. 今後の活動情報
◇ストックボイス:3月16日(水)11:00~
◇日経CNBC:3月29日(火)8時15分前後(スタジオ)
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8. 質問コーナー
お休み
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