最近のドル高シナリオをイメージする/「レンジ戦略」とは何か(前編)
皆さんこんにちは、トレーダーKです。
今日は二つの話題について説明したいと思います。
一つ目は最近のドル高シナリオについて、具体的にどのように利益に繋げるのか、という視点で整理してみたいと思います。
もう一つは、「レンジ戦略」についてまずは概略を説明したいと思います。レンジ戦略というのは私が勝手に使っている言葉なので一般的ではないかも知れません。レンジ相場から利益を得るためのトレード戦略、あるいは手法といった程度の意味合いで使っている用語です。
それでは一つ目から。
先ほどドル円は115円の大台にタッチしました。その後少し押されていますが、ドル高相場を象徴する値動きとなっています。上のチャートをご覧いだだくと、先週は114.393(青点線)の節目でレンジを形成した後、月曜日には上方へブレイク、114.50を越えて一気に上昇、更に114.628(紫点線)を越えると115円をロックオンしました。そして昨日の調整を経て、今日の欧州時間から一気に115円タッチとなりました。
以上の流れの中で、皆さんに事前にご提供している精密水平線が全て有効に機能していることをご確認ください。精密水平線の水準に着目することで、「相場が今、何を目指しているのか」ということを圧倒的に把握しやすくなると思います。
なお、精密水平線は50レベルのキリ番には引かない決まりとなっていますが、これは50レベルのキリ番は通常、メジャーな節目になるためです。「引かなくてもわかるでしょ」ということですので、キリ番水平線の示す灰色点線にもしっかり注目してください。
さて、115円には当然ながら、相当厚い売り注文が置かれているでしょうから、簡単にこのまま上方ブレイクという形にはなりにくそうです。しかし一方で、115円を少しずつでも上に抜けて行けば、ショート勢の損切りの買い注文が連鎖的に湧き出てくることになります。