すぐ投資資金がたまる人の行動パターン
こんにちは、下山です。
2020年も早々と1ヶ月が過ぎ、
あと2ヶ月足らずで桜の季節が訪れます。
中には3月末に定年退職が迫っていて
その後の人生に経済的不安を覚えている方も
いらっしゃるようです。
実際、『老後不安』にまつわるご相談は
尽きません・・・
2013年、『高年齢者雇用安定法』
という法律が改正され、本人が希望すれば
原則65歳まで働ける世の中になりました。
厚生労働省のデータ(平成30年)によると、
65歳までの雇用を確保するため
何らかの措置を実施している企業は全体の99.8%。
(参照:
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000182200_00002.html)
つまり、ほぼすべての企業が
65歳まで働ける体制を整えているということです。
ただ・・・、
実際に60歳以降もそれまで通りに
働ける企業はごくごく限られています。
定年を引き上げたり、廃止したりしている企業
つまり
「60歳以降もこれまでと同じように働いてね」
と言っている企業は、全体のおよそ2割にすぎません。
残りの企業は、社員にいったん60歳で退職してもらい、
その後新たに契約を結び直す、
『継続雇用制度』を導入しています。
新たに契約を結び直すわけですから、
それまでとは違った契約条件になることが想定されます。
前より安い給料で、
しかもやりたくない業務につかされるケースも
当然あるでしょう。
60歳以降も働けるようになった、
と言っても、必ずしも働く側にとって
良い環境が用意されているわけではありません。
平均寿命が伸び続ける中、
雇用制度はその現状に追いついていない
と言えるでしょう。
そもそも企業サイドに
社員を雇い続けられるだけの
体力がない、というケースも
多々あるかとは思いますが。
消費税も上がり、年金もあてにならない、
再雇用後は大して給料がもらえそうにない・・・、
こういった不安が後押しし、
自分のところにもお金のご相談がよく寄せられます。
ご相談に対し、自分が提案できる
唯一無二の解決策は1つです。
「株トレード」のスキルを身につければ
全て解決する、ということです。
株トレードの場合、証券会社の口座を
80歳になるまでに作っておけば
80歳以降も取引を続けることが可能です。
実質的に株トレードに定年はありません。
高齢になり、たとえ体力が衰え、
身体が動きづらくなったとしても
頭がしっかりしていれば
生涯利益を生み出し続けることが可能です。
クビになる心配もありません。
こんな職業、他にありますか?
株トレードに興味があるけど
なかなか最初の1歩を踏み出せていない方も
いらっしゃるかもしれませんが、
少しでも興味があるのなら、1日でも早く
最初の1歩を踏み出してみるべきです。
ただ、投資を始めるために必要な
投資資金を用意できず、
諦める方もいらっしゃいます。
倹約してもしても全く資金がたまらない、
そんな方も多くいらっしゃいます。
スタート地点にすら立てないなんて、残念無念ですよね。
そこで今回は最初の一歩に必要な
投資資金を貯めるためのアドバイスを
「行動経済学」の観点からお伝えさせてもらいます。
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あなたに聞きたいことがあります。
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投資資金を貯めようと思った時、
大多数の方が最初に考えるのは「倹約」ですよね。
年収を上げるのはそう簡単ではありませんが、
倹約なら手っ取り早く始められてすぐに効果が出ます。
しかし残念ながら、多くの方は倹約しても
大してお金を貯められません。
それどころか、かえって資金を減らすことすらあります。
なぜか?人間には「ある習性」があるからです。
その習性についてお伝えする前に、
あなたに2つ聞いてみたいことがあります。
たとえば昼休み、あなたはランチを食べるために
オフィスを出たとします。
あなたのオフィスの前には
定食屋の大戸屋があります。
普通に食べればだいたい900円以上かかります。
「いやあ、倹約中だしなあ」
と思ったあなたは会社から10分歩いたところに
牛丼チェーンの松屋があることを思い出します。
牛丼(並)の値段は380円ですから、
500円くらい浮くことになります。
大戸屋は会社のすぐ目の前。
松屋は歩いて10分。
あなたはどちらを選びますか?
では、
続いてもう1つ質問です。
あなたのパソコンが壊れました。
パソコンが無いと困る!
ということでヨドバシカメラに向かいます。
20万円ほどの値段で良さげなノートパソコンを見つけます。
しかし、Amazonで同じ機種を見ると
5000円ほど安い!
他にもいろんなサイトを比較したり
価格コムを見ると500円、1000円くらいなら
さらに安く買える可能性もありそうです。
さて、あなたはさらにリサーチを続けますか?
続けるとしたらどれだけリサーチに
時間を費やしますか?
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小さい金額にはケチケチ
大きい金額は浪費
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あなたがどういう答えを出したかは分かりません。
ただ、だいたいの予想はつきます。
おそらく、
1000円以下の安い値段の時は
100円単位の値段の違いが気になるのに、
10万円、20万円の商品になってくると
100円単位の違いは
どうでもよくなったのではないでしょうか?
それが人間の習性です。
このことは、専門家の研究によって
明らかになっています。
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人は小さい品物にはけちけちするのに、
大きい品物では浪費するのだ。
その結果、倹約はほとんど無駄になる。
150ドルの靴で50ドル節約するために何時間も
ネットサーフィンをする。
ところが2万ドルの車で200ドル節約するには
2〜3時間の検索もしないのである。
この研究結果が重要なのは、
経済学者の言う「合理的」人間行動の標準モデルを
人がいかに日常的に逸脱するか、それを実証しているからだ。
人が1ドルにつける価値がそんなに簡単に変わるのなら、
従来の経済行為の分析はかなり曲げられることになる。
センディル・ムッライナタン
エルダー・シャフィール
『いつも「時間がない」あなたに欠乏の行動経済学(早川書房)』
2015年7月25日電子書籍版
honto 34%より
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覚えておかれてください。
人間の行動は、時に驚くほど非合理的です。
でも、もし投資資金を本気で貯めるために
倹約したいのなら、合理的な行動を選ぶことが絶対条件です。
資金が少ないと投資で勝てないということはありませんが、
投資を始めるために最低限の資金は必要です。
本日の話があなたの投資資金を増やすための
参考になれば幸いです。
それでは本日も最後まで
ご覧くださいましてありがとうございます。
下山敬三