日本株システムトレードとは?ー日本株システムトレード基礎講座①
日本株システムトレードとは?
証券アナリストで、システムトレードに関するセミナー講師を担当しています、フェアトレー
ド株式会社の西村剛(にしむらつよし)です。本講座では、ご覧頂いた皆さまが基礎から「システムトレード」を理解できるように、やさしい言葉とやさしい表現で解説していきます。ぜひ、最後までお付き合い頂ければと思います。今回のテーマは「システムトレードとは?」です。では、中身に入りましょう。
ここ数年は、システムトレードが密かにブームとなってきています。私自身も、システムトレードを実践しています。しかしながら、決してその他の投資法に否定的な立場ではありません。例えば、割安な株を買って長期で保有するというような、いわゆるバリュー投資なども、有効性のある投資法であると思っています。
厳密にいえばシステムトレードという言葉自体が、特定の売買手法を表しているわけではありません。システムトレードというのは、「過去の相場において有効だった(儲かった)パターンをルール化」して、その方法で売買することです。
つまり、実際には「下げ相場に強い(強かった)方法」や「上げ相場に強い方法」など、色々
なルールを組み合わせて理想のシステムを作り上げることになります。
システムトレードの魅力は何と言っても、
「過去のデータによる検証を行い、有効性のある(儲かる)ことが証明されているルール」
を使って売買することができるというところにあります。
よって、一旦有効に機能するルールを見つけることができれば、その後は、その方法で淡々と
機械的に売買を繰り返すだけで、半永久的な利益をあげ続けることが可能になるのです。ただし、
ここには問題もあります。その問題は、その「有効に機能する(儲かる)ルール」をどのように
見つけるかということです。
本講座の他のテーマでは「有効なルールを探し出すコツ」などについても取り上げています。
せっかくのご縁ですので、この機会に是非とも皆さんにはシステムトレードの魅力や実践方法な
どを身に付けていただければと思っています。
次回のテーマは「バックテストに必要なものー日本株システムトレード基礎講座②」です。
よろしいですか?