【MT4インジ】ボックスのブレークアウトをアラートやメールで通知[MTP_BoxBreakOut_Alert]

MTP_BoxBreakOut_Alert は MetaTrader 4(以降MT4と言います) で使用できるカスタムインジケーターです。 MT4 Build 509だけでなく、Build 646等にも対応しております。 MTP_BoxBreakOut_Alert は指定時刻間で自動的に最高値、最安値のボックスを描き、ボックスをブレイクアウトしたらアラートやメール、WAV再生等で通知してくれるインジケーターです。 メール通知は、あくまでMT4内臓の機能を使用しますので、MT4のメニューの[ツール]-[オプション]の[E - メール]タブを開き、メールの設定を行い、テストボタンにて正常にテストメールが送信される状態となっている必要があります。 MTP_BoxBreakOut_Alert には以下ような機能があります。 即座に通知する機能と、足確定時に判定して通知する機能は完全に独立しており、それぞれでアラートのOFF/ON、メール通知のOFF/ON、WAV再生のOFF/ONを設定可能です。 ですので、タッチした瞬間はWAV再生で注意を引く程度にとどめ、足確定時にブレイクしていたらアラートやメール通知を行う、というような変則的な使い方まで可能となっています。 アラート、メール通知、WAV再生の設定はそれぞれの設定が独立しているため、アラートは鳴らさないがメール通知はしたい、と言った設定が可能です。(アラートとWAV再生機能を同時に使用することも可能ですが、アラートの音とWAVの音が同時になるため、正常に音が鳴らない可能性があります。) 即座に通知する機能について、同じ足で2回以上アラートが鳴ることはありません。 したがって、同じ足でレートが行ったり来たりするような状況でも、アラートが連続して鳴ったり、メールが連続して送信されることはありません。 即座に通知する機能と、足確定時に判定して通知する機能の両方を使用した場合、同じ足では最大2回アラート等の通知機能が働くことになります。 ボックスの表示を完全に消去することも可能です。 ですので、表示は今までと変わらない状態で、アラート等の通知機能だけを使用する事もできます。 以下は、オフセットにプラスの値を設定した場合の表示状態です。アラートやメール等の通知は、オフセットを考慮した結果のラインに対して行われます。つまり、ボックス本体(白い太枠)の上限、下限をブレイクした場合に通知されます。 最高値、最安値を完全にブレイクしたら通知して欲しいと言った場合に、オフセットにプラスの値を入れるとよいでしょう。 オフセットにマイナスの数値を指定することも可能です。この場合は以下のように表示されます。 この場合もボックス本体(白い太枠)の上限、下限をブレイクした場合に通知されます。 最高値、最安値をブレイクする前に通知して欲しい場合に、オフセットにマイナスの値を入れるとよいでしょう。 パラメーターで指定する時刻の設定は3つあります。 ボックス本体(白い太枠)の開始時刻、終了時刻、そしてアラート終了時刻です。 ボックスの開始時刻の次のローソク足からボックスの描画が開始され、終了時刻になるまでリアルタイムにボックスの上限と下限が変化していきます。 終了時刻に到達すると、そこからアラート終了時刻に到達するまでボックスのブレイクを監視し、ブレイクしたらアラートやメール通知、WAVを再生してお知らせしてくれます。 アラート等の通知は、ボックス生成中は動作しません。通知機能が働くのは、ボックスが確定した時刻～アラート終了時刻までの間のみです。 日付をまたぐような設定、例えばボックスは20:00～23:00で確定し、アラートは次の日の5:00まで鳴らす、などの設定ももちろん可能です。 業者のMT4によってサーバー時刻は異なりますが、どの業者をお使いの場合でも、思い通りの設定が可能です。 ただし、このインジケーターは時刻を指定してボックスを描画しますので、日足以上の時間足では動作しません。ご注意下さい。 また、データウィンドウを表示すると、ボックス本体(白い太枠)の上限と下限のレートが表示されるようになっています。 この数値は、ボックスの開始時刻からアラートの終了時刻まで表示されるようになっています。したがって、ボックスが一切表示されていない区間は空(カラ)となります。 開発者の方にもお使いやすくなっているかと思います。 ※EAやインジケーターから参照してご自身用に使用するのは構いませんが、それにこのインジケーター(MTP_BoxBreakOut_Alert)を同梱して配布、販売等することは禁止いたします。 中にはバックテストのビジュアルモードでトレードの練習をされる方もいらっしゃると思います。 このインジケーターは、ビジュアルモードでも正常に描画されます。日々のトレーニングにご利用下さい。 これで、チャートを監視し続けなければならないようなストレスから開放されます。 ブレイクアウトの手法でトレードされている方には自信を持ってお勧めできるインジケーターに仕上がっています。 ■2014/06/30 アップデート ・同じチャートでこのインジケーターを複数個使用可能にしました。これにより、9:00～12:00のボックスを1つと17:00～22:00のボックスを1つ等、複数のボックスを使用可能となりました。それぞれのObjectNoパラメーターに違う数値を設定するだけです。 ■2014/06/03 アップデート ・オフセットを上下別々に設定できる機能を追加いたしました。 　上位時間足を見て、トレンド方向のオフセットを小さく、逆のオフセットを大きくするなど、柔軟な設定が可能となりました。