勝率１００％ の EA ！長期無敗ロジック搭載　EA_final_max

出来のいいスキャルピングEAでも勝率は90%台だというのに、5年間のバックテストで無敗を誇るEAがあるというのでチェックしてみることにしました。
『２種類の無敗ロジック』を搭載しました
【長期無敗ロジック搭載】　EA_final_max
このEAには2種類の長期無敗ロジックを搭載してあるという非常に贅沢な構成です。1種類の無敗ロジックでも難しいというのに、2種類も無敗ロジックを積んでいるなんて羨ましすぎますね。 この無敗ロジックはロジック1とロジック2と呼ばれており、ロジック1は10年間無敗、ロジック2は5年間無敗という結果になっています。 長期無敗ロジックということで販売されていたEAは過去にもあったのですが、負けトレードの日を抽出してトレードしないよう細工した詐欺EAでした。しかし、ヒストリカルデータの日付けを変えてバックテストすることですぐ見破ることが可能なので、そうしたEAは最近ではほとんど見かけなくなりました。 ということでこのEAの無敗の秘密を探ってみたいと思います。 まず気が付いたのはストップロスが200pips（ロジック１）、150pips（ロジック2）とかなり深いところに置いている点です。それでいてテイクプロフィットは、25pips（ロジック1）、10pps（ロジック２）と浅くなっている典型的な利小損大のEAになります。 ストップロスが深くてテイクプロフィットが浅いため、テイクプロフィットにヒットする確率の方が高くなります。当然トレンド方向にエントリーするロジックを採用しているでしょうからよりいっそうテイクプロフィットに先にヒットする確率（=勝率）が高くなります。 いくら利小損大のEAと言っても、勝率100%は難しいのでエントリーロジックが優れているのでしょう。 利小損大のEAなので、もし負けてしまった場合の損失は大きくなります。負けを取り戻すために連勝する必要がありますが、勝率は高いはずなので取り戻すのも早いのではないかと思います。連敗したらちょっと厳しそうですけど(^-^; バックテスト結果は以下の通りです。 通貨ペア：GBPUSD (Great Britain Pound vs. United States Dollar) 期間：15分足(M15) 2010.01.04 00:00 - 2015.08.07 23:30 (2010.01.01 - 2016.01.01) モデル：全ティック (利用可能な最小時間枠による最も正確な方法) モデリング品質：90.00％ スプレッド：35 初期証拠金：10000.00 総損益：3419.26 総利益：3419.26 総損失：-0.00 プロフィットファクター ：- 期待利得：13.36 絶対ドローダウン：30.50 最大ドローダウン：154.00 (1.45%) 相対ドローダウン：1.45% (154.00) 総取引数：256 ショートポジション(勝率%）： 159 (100.00%) ロングポジション(勝率%）：97 (100.00%) 勝率(%)：256 (100.00%) 負率 (%)：0 (0.00%) 最大 勝トレード：25.00 負トレード：-0.00 平均 勝トレード：13.36 負トレード：-0.00 最大 連勝(金額)： 46 (711305.00) 連敗(金額)：13 (-253825.00) 最大化 連勝(トレード数)： 256 (3419.26) 連敗(トレード数) ：0 (-0.00) 平均 連勝：256 連敗：0 ロジックを2つ使ったスキャルピングEAで、5年間7か月のバックテストをして256トレードというのはかなり少な目のトレード数だと思います。年間で50トレード弱、一月約4トレード程度ですね。バックテスト結果のみでは、フィルターをかなりきつくかけているのか、トレード数が少ないロジックなのかはちょっと判断が出来ません。 X軸を時間にすると2015年に入ってから収益曲線の傾きが急になっており、絶好調ぶりがうかがえます。2010年も絶好調でしたね。

勝率100%というEAは今まで巡り合ったことがなかったので、どう判断していいのか非常に悩みます。どんな負け方をして、どのようにリカバリーしていくのかはEAの判断をするうえで重要だと思っているのですが、負けていないので判断のしようがない・・・ なんともぜいたくな悩みです(^-^; このEAの場合、フォワードテストが始まったばかりなので、その結果で見極めていくのが一番いいと思います。出来れば半年、少なくとも3か月フォワードテストを観察しバックテストに近い結果が出ていれば間違いなく買いでしょう。

もし、半年無敗で行けたら販売価格をもっと高く設定しても買ってしまうと思います。それだけ魅力的なEAなので、半年間フォワードテストを観察する価値は十分あると思います。