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24日 16:00 の相場を完全に読んでいた外資系金融トレーダーの面々

24日 16:00 の相場を完全に読んでいた外資系金融トレーダーの面々



8月24日(月)のマーケットは、果敢にもポジションを取りに行ったトレーダー大きな動きを感じてポジションを閉じたトレーダーと、人それぞれいろんな思惑が交錯した

一日でした。
8月24日(月)16:00、 ドル円は、119.6→116.1まで一気に下げた。

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しかしながら、この動きは為替トレーディングに長年従事し、培った知恵、蓄積された知識 様々な人脈、卓越した情報ソースを持つ人たちにとっては、完全に読み切れた動きであったような気がしてなりません。
なぜそのように思うかと言うと、少し前の2012年に書かれた本ですが、外資系金融機関のトレーダー乍ら日本有数のメルマガ読者数を持つと言われる藤沢数希の『外資系金融の終わり』に書かれるヘッジファンドトレーダーのリーマンショック後の身の振り方というくだりが、私の脳裏に焼き付いて離れないことと、今回の相場を的確かつ事前に予見した志摩力男の実戦リアルトレードの志摩力男氏の次の一連のメールマガジン記事をリアルタイムに読んだからです。

『外資系金融の終わり』によれば、リーマンショックを引き起こしたゴールドマンサックス、JPモルガン・・・野村、大和などのグローバル金融コングロマリットは『too big to fail(大きくて潰せない)』という存在になったけれども、金融危機で破綻を迎えれば主要先進国の血税で救われる。いわば社会主義体制のようなものでは歴史は後退するので、それらは徐々に解体される方向に進みつつある。

そして、純粋に銀行業務を行なう銀行、証券仲介業務の証券会社、アナリストは分析の会社、そして、危機の発端となったトレーディング業務はヘッジファンドへ分裂することになるだろう。また、資金を集めたヘッジファンドで活躍するトレーダーは金融コングロマリットに所属する以上の億円単位以上の年収を得つつある。

他方、資金が思うように集まらないトレーダーは、作者の藤沢自身が行なうメールマガジン(作者のメールマガジンは少し方向性が違うが)のように、トレードの分析をメールマガジンとして個人、他のヘッジファンド等のトレーダーに提供することで成功したヘッジファンドのトレーダーと同等の年収を得るようになるだろうということを予見しています。

恐らく、そういったヘッジファンドやメールマガジンを発行する様な人達は、チャットなどで情報交換しお互いのポジション情報を確認しながら、相場を読み切ったトレードをしているのだろうと思われます。

それでは、ドル円の急激な下げが発生する前の8月19日(水)以降の志摩力男の実戦リアルトレードの記事をご覧いただきたいと思います。

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2015/08/19 19:32

本日はFOMC議事録が最大の焦点です。声明文中に”SOME"という言葉が入ったために、FOMCは想定よりもタカ派的なのではないかということでドルが上がりました。その辺りを実際の議事録から読み解いていくわけですが、あまり過剰な期待は抱かないほうが良いかと思われます。”SOME"の分だけ市場はタカ派期待になってますので、予想が外れた場合はドルベアな反応になります。

<中略>

昨日の「マーケッツのツボ」でも言いましたが、2007年頃、リーマン・ショックを1年後に控えた頃の市場の雰囲気に似たものを感じます。まだ顕在化してないですが、大きなリスクがこの先待っている感じがします。市場もそのように感じているので、ドル円などは全く膠着しているのでしょう。怖くて125円を買い上がる勇気がありません。だが、米利上げを目前に控え、ドル円を売り込むことも出来ない。要は様子見しか出来ない状況です。しかし、もう少し時間が経つと、いろいろはっきりしてくるでしょう。

筆者 直近高値124.46を付けた後の124.10付近をうろついていた 8月21日(金)19:32 には、既にドル円ロング方向への買い上がりに警告を発しています。


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2015/08/20 15:34

<中略>

ドル円は、アジア時間は戻すでしょうが、戻りは限界あるでしょう。リスクオフマーケットに入ってますので、株価等の動きによっては下サイドを探る展開になるでしょう。ユーロドルも同様で、直感に反した動きになりそうです。


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2015/08/21 15:10

昨日の市場は完全な「リスクオフ」状況となり、本丸の米ダウも17,000割れとなりました。ようやく多くのマーケット参加者も、今回の中国経済減速、新興国不振の深刻さを認識してきたようです。今週始めには「中国人民元切り下げショックも終わり、米利上げを材料にドル円買い」という解説が多かったと思いますが、ゲームのルールが変わったことがはっきりしてきました。

南アフリカランドやトルコリラのショートを中長期で持つのが良いと数日前に申し上げましたが、ランドもリラも急落しております。この下げを利用して買い下がり、という戦略を採っている人もいるかもしれませんが、あまりお勧め出来ません。上手くリバウンドすれば良いのですが、中国経済はバランスシート調整が必要であり、完治するのに時間がかかります。よって、最悪そのまま串刺しということになりかねません。

どこまで言い切っていいいのかわかりませんが、これは地殻変動が起こっているのです。21世紀は中国の台頭が最大のテーマで、それに伴い歴史的な商品の上昇相場がありました。そして、今回それが終わってしまったかもしれないということです。

筆者 8月21日(金)15:10 ハッキリとドル円買いは終わりと述べました。。


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2015/08/24 05:09

中国経済減速が商品売り、新興国・資源国通貨売りとなり、そしてついに米国株下落と「本丸」に火がつくところまで来ました。今週も基本的には引き続き「リスクオフ」相場が継続でしょう。

しかしながら、「マーケットは中国経済減速に鈍感だな、大変なことになるんじゃないかな」と思ってましたが、先週木曜・金曜の下げ方には、ちょっとびっくりです。

<中略>

ドル円は120.40が前回安値であり、120-121円レベルは相当固いサポートでしょう。円高は許容できないということもありますが、三共済のリバランスはまだ残っており、この押し目を狙って買い向かってくる可能性は大いにあります。だが、海外市場では買い支えるプレーヤーがいなくなり、ファンド勢の仕掛けに120円割れをいつかは示現する可能性があります。123-124円をバックに戻り売りでしょう。120円を抜けてくると、ダブルトップ形成であり、目標値は115~6円あたりでしょうか。

筆者 8月24日 16:00の暴落の遥か手前の121円付近を彷徨う状態の 8月24日(金)05:09 に、暴落時の底値116.1を『目標値は115~6円』とどんぴしゃりの発言をしています。


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2015/08/24 12:06

大方のエコノミスト、コメントを述べる人達は、米国も好調ですし、中国経済がスローダウンとは言っても、ある程度想定内の動き、マーケットは過剰反応だと言ってますが(確かに短期的にはそうかもしれませんが。。。しかし反対サイドには決して立ってはいけません)、彼らにはこれから起こることが見えてませんポジションを持ってない人間にはファンドマネージャーやトレーダーの恐怖感や市場に存在する本当のリスクがわからないからです。

今朝、論点を整理したレポートを出したつもりですが、ここまで来るともっと大きなテーマを考えなければならないかもしれません。それは、中央銀行による過剰流動性相場の終焉です。金融緩和で伸びるだけ伸びたレバレッジは簡単に解消しません。バズーカ3も効かないでしょう。そうなると、もう打つ手はなくなってきます。

これはちょっと極端かもしれませんが、相場はそういったターニングポイントにあるのかもしれません。

筆者 ここでも、再度大荒れとなると16:00の瞬時の下げによる損失の可能性を警告しています。


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2015/08/24 12:18

日本ではあまり話題にする人がいないので、「安息年(shemitah, あるいはshmitah,shemittah)」の話をご参考までに。これは外人の間ではかなり話題になってます。ただ、僕はこうした話を信じませんし、あまりこうした話をすると頭がオカシイのではないかと思われかもしれないなと思うのですが、ずっと話題になっているのであくまで、参考として呼んでください。

僕も詳しくないのですが、ユダヤ教には7年に一度の「安息年」というものがあるようで、今年は9月13日に終わり、その時金融恐慌が起こるという予言(黙示録)があるようです。特に、今年は日食と重なるようで、前回重なったのは1931年イギリスが金本位制を放棄し金融恐慌が起こった時、それと1987年10月のブラックマンデーとのことです。

ユダヤ系の一部の人は、そうしたことを信じて、この先起こる金融恐慌を見越してオプション等のポジションを仕込んでいるとのことでした。ただ、これまでのところ、「もしかしたら」という雰囲気ではあります。

筆者 前のコメントのわずか12分後の12:18に、余程、メルマガ読者のポジションが気になったのか、重ねて警告を発しています。




以上、一連のメールマガジン記事をご覧いただければ私の説明は不要であったかもしれません。
繰り返しになりますが、今回の値動きは、為替トレーディングに長年従事し、培った知恵、蓄積された知識、様々な人脈、卓越した情報ソースを持つ外資系金融トレーダーの面々にとっては、完全に読み切れた動きであったような気がしてなりません。