Reutersの記事が詳しいのでリンクしておく(
監視委がSBIイートレード<8701.Q>に行政処分勧告、不正取引の対策不備で)。
イートレードはネット専業の最大手、口座数は168万口座という業界のリーディングカンパニーである。そのような会社がこのような体たらくでは話にならない。
- 事業会社の役員やその家族は内部者(インサイダー)情報に接する可能性があるため、不正取引を未然に防ぐ目的で、証券会社は事業会社の新規公開(IPO)で主幹事をする際、内部関係者に関する情報を登録し、その人物の売買を管理するよう求めている。日本証券業協会がこうした自主ルールを制定している。
しかし監視委によると、イートレードでは内部者登録について検証態勢が構築されず、登録漏れがあった。
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つまり、インサイダー取引が可能であったということだ。証券取引においてのインサイダー取引はつまり作為によって市場へ影響を与えることが可能であるということ。市場の原理を根底から揺るがす違法行為である。
-急拡大で管理体制がずさんになっていた可能性を指摘する声もある。
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このような子供でも苦笑いするような言い訳は通用しない。FXにかかわらず、ネットでの投資業界は急拡大を継続している。この状況で上記のような稚拙ないいわけをすることなく、各社徹底して市場を盛り上げていった頂きたい。公正な取引こそが今後も業界全体が成長するために必要なことなのだから。