レバレッジ、ロットの増減について「負けたら減らす、勝ったら戻すなどのロット調整をしても相場は勝てない」

レバレッジ、ロットの増減について「負けたら減らす、勝ったら戻すなどのロット調整をしても相場は勝てない」



本日は以下のリクエストを頂きましたのでお応えします。 ・適切なレバレッジの選択 ・枚数の増減 ・移動平均線 1回で全てお応え出来ませんので、今回は移動平均線以外のものについてお話させて頂きます。 適切なレバレッジ まずはレバレッジ(以下、レバ)について誤解されている方が多いので確認です。 現在、日本では個人口座の最大レバは25倍、法人口座では400倍程度です。 では問題です。 レバ 25倍で1万通貨1枚 レバ400倍で1万通貨1枚 それぞれ買いを入れました。 その後、10pips伸びた時点で利確するとそれぞれいくら儲かるでしょうか?(1pip=100換算とします) 答え:どちらも千円 これから分る通りに、レバは2倍でも1万倍でも増減する金額は同じです。 違うのは必要証拠金だけになります。 レバ25倍なら1万通貨の取引に4万円必要になります。 これが400倍だと2,500円で済みます。

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ここで誤解を生むのが、25倍なら4万円、400倍なら2,500円とこの差は16倍あるので 25倍は1枚の取引 400倍は16枚の取引 この様な取引を行ったり、そういった誤解を生むような書き方をされている場合が多々あります。 これでお分り頂ける通り、適切なレバレッジではなく「適切な取引枚数(ロット)」が重要なのです。 それがご理解頂けましたらそのロットをどう決めるか? を考えて行きます。 ご質問にあった ・枚数の増減 に関係してくる所でもあります。 まずは前提条件として、ロット数やロットの増減などのポジションサイジングは勝てる技術が備わっていて、手法としてそれを取り入れる必要があります。 勝てる技術が備わっていなければ、小さなロットで取引したりロットを増減させても資金が底を付くのが遅くなるだけで、増えません。 では、ロット数について説明して参ります。 まず、ロット数に関して「これが正解」といったものはありませんので、我々が推奨するやり方をご提案します。 ここではトレードで安定的に利益を上げられるようになるまで大きく3段階に分けます。 1段階目:トータルで負けなくなった時期 2段階目:トータルで月間200pips程度勝てるようになって来た時期 3段階目:トータルで月間600pips程度勝てるようになって来た時期 このように3段階としてみました。 1段階目まではロットは1枚以下で取引してください。少なくともデモで勝てないうちは現金を使わないようにしてください。 1段階目でようやくロットを上げて行きます。 このロット数は資金量に対して考えます。 レバ25倍で資金量の10%を基本と考えます。 100万円の資金なら1トレードで使えるのは10万円迄となり2枚程度です。 この2枚で最低3ヶ月「負けない」という実績を作ってください。 2段階目でようやく資金量の20%まで使用したトレードを行います。 100万円の資金なら20万円ですので4、5枚程度です。 さて、ここまでお読みになって「そんな枚数じゃ儲からないよ」と思われている方はおられませんか? 100万円の資金があるなら10枚から15枚位を使ってトレードするのを普通だと認識されている方は、再度投資とは何なのかをお考えください。 短期的に一攫千金、人生大逆転を狙うのはギャンブルでしかありません。 話を元に戻しまして 4枚でのトレードで月間200pipsなら単純に月間8万円ですが年間だと96万円です。 少ないですか? 2年目は前年度の利益96万円がプラスされますので196万円 この20%なので約40万円が使えます。 40万円使用出来ますので10枚で取引できますので月間200pipsのままでも月20万、年間240万円の利益 3年目ではどうなるでしょうか? 資金は436万円ですので34枚でトレード出来ます。 同じ獲得pipsでも月間68万円、年間816万円

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どうですか? 一攫千金、人生大逆転、生きるか死ぬかの様なギャンブルトレードをするのか 確実に技術を習得しながら安全な資金管理でメンタル負荷の少ない小ロットから取引を行い、投資としてのトレードを行うのがいいでしょうか? 次にご質問にあるロットの増減についてですが、トレード(手法)としてのロット調整というものがあります。 ポジショントレード、スイングトレード、デイトレード、スキャルピングに分けられてそれぞれにありますし、やり方、考え方も多岐に渡りますので今回は割愛させて頂きますが、 基本的に安定して勝てるようになるまでロット数は固定をおすすめ致します。 負けたら減らす、勝ったら戻すやマーティンゲールなどロット調整をしても相場で勝てません。 相場で勝ち残るにはしっかりとした技術とそれを裏打ちする実績をどのように積んで行くのかが重要なのです。 少し長くなってしまいましたが、次回はテクニカルでよく使われている移動平均線です。


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