リアルタイム投資アドバイス
■本日の主要な指標の発表
2009/04/14 14:44更新
・21:30 米国 3月生産者物価指数[前月比・前年比]
・21:30 米国 3月小売売上高[前月比]:除自動車]
・23:00 米国 2月企業在庫[前月比]
・02:30 米国 バーナンキFRB議長講演「金融危機」
今晩は、実質的な「イースター休暇」明け。先週、イースター休暇を控えて大きめのポジション調整が入ったことから休暇明けの動向が注目されます。本日の指標発表は、21:30に予定される「米・小売売上高」の発表が注目となります。事前予想ではプラス、米国の個人消費の改善の可能性を示すとみられています。ただ、現在は経済指標よりもNYダウや各種報道・憶測・噂に反応しやすい状況が続いていますので、「小売売上高」の結果を受けたNYダウの動向に注目する必要があります。
また「バーナンキFRB議長の講演」への注目度も高いです。金融危機に関する講演を行う予定となっており、言及次第では相場が大きく反応する可能性もあります。昨日変動要因となったGMの破綻などをはじめとした「米自動車業界に関する話題」にも要注意です。
■今晩の投資ポイント
2009/04/14 14:44更新
本日はイースター休暇明け。欧州勢がマーケットに帰ってきます。この欧州勢が参戦してくる時間帯には、急激に一方向へとマーケットが変動することがありますので、特に欧州タイム入りの時間帯は注意したいところです。
朝方に発表された米証券大手ゴールドマン・サックスの決算は市場予想を上回る好内容となり、リスク許容度の回復を見込んだ円売りが強まってドル円、クロス円ともに上昇しています。その後は、国内輸出企業の円買い・ユーロ売りやファンド勢による利益確定のユーロ売りで下げています。
発表される指標以外では、GM破産法適用に関する動き。米財務省がGMに対し破産法適用申請に向けた準備を6/1までに進めるよう指示したとの報道を受け、ドルの上値は重い状態になっています。
また、中国は今後アメリカ国債の購入を緩やかにするとの報道が嫌気されたこともドルの重しになっています。
今晩の売買方針は欧州市場の動向をみて、19時半まで更新します。
■昨日の海外市場の動向
2009/04/14 14:44更新
昨日の欧州市場では、イースター休暇で市場参加者が少ない中をユーロの上昇につれてクロス円が強含み。アジア系などの短期投機筋からユーロドルがショートカバーによって1.32ドル台に反発。ユーロ円でも上昇し、外貨買い・円売りの流れがクロス円を押し上げた。
NY 市場では、欧州勢が不在で流動性が乏しい中をドルが全面安に。米企業の1―3月期決算が予想ほど落ち込まないとの見方からリスク懸念が後退。これまでのドル買いが調整されたことが主な要因と見られ、米自動車大手・GMが米破産法適用を準備との観測や中国が米国債の購入ペースを鈍化していると報じられたこともドル売りの要因となっている模様。
海外休日の影響で市場参加者が少なく、値の飛びやすい地合いであることもユーロや他の主要通貨の急伸に繋がったと見られる。
堅調に推移していたクロス円も後半に入ると高止まり。今週に発表予定の米金融機関決算に対する楽観的な見方が金融株を押し上げ、NYダウは下落幅を縮小。これによってドル売りも一服したことから、クロス円は高値圏での揉みあいとなった。その後もNYダウは堅調に推移し、引けにかけてプラス圏を回復。リスク許容度の高まりが短期筋によるユーロ買い・ドル売り注文を誘発し、ドル円は一時100円台を割り込んだ。
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