今週の投資アドバイス
■今週の想定レンジ
■今週のドル円の想定レンジ:99円~103円
テクニカル面では、先週5日線と200日線がゴールデンクロスしたことから強い買いサインが示現。4/6に年初来高値をつけた後は上値を重くしているものの、99円付近を通る200日線がサポートラインとして機能することが予想されるため、今後も堅調に推移することが予想されます。
■今週のユーロ円の想定レンジ:126.30円~ 133.50円
日足・一目では、転換線・基準線・遅行線・雲・ローソク足の位置関係は上昇相場を示唆していますが、週後半にローソク足が転換線を割り込む形となっており、売られる展開となれば基準線(129円台後半)への下落が視野に入ってきます。全体的に見るとまだ保ち合いの可能性もありますが、下げ始めると一目均衡表の売りサインも点灯することから下げが加速しやすく、下げたときの目安は前回安値126.30円近辺、1月からの上げの半値戻しの124.74円、 61.8%戻しの121.75円などが想定されます。
■今週の相場見通しと投資のポイント
【米金融大手決算予定】
4/14(火)米・ゴールドマンサックス決算発表
4/16(木)米・JPモルガン・チェース決算発表
4/17(金)米・シティグループ決算発表
今週は、米金融機関や大手ハイテク企業の決算発表が相場を牽引していく材料になりそうです。先週後半は、イースター休暇前のポジション調整と米銀決算への警戒感から利益確定売りが先行しましたが、米銀行大手ウェルズファーゴが好決算の見通しに株高+円安へ戻しています。明日、先陣をきって発表される「ゴールドマンサックス」の決算発表の内容でそれからの決算への(悲観的・楽観的)見方が左右されますので、特に明日4/14(火)のゴールドマン・サックスの決算発表には注目となります。株式市場ではすでに楽観論で高値圏にいますが、実際に米銀行決算が思ったほど悪くないことが確認されればじりじりと「株高+円安」が進行することが想定されます。
【今週注目の経済指標】
4/14(火)21:30 米3月小売売上高
4/15(水)21:30 米3月消費者物価指数・米4月ニューヨーク連銀製造業景気指数
4/15(水)22:00 米2月対米証券投資
4/15(水)22:15 米3月鉱工業生産
4/15(水)27:00 ベージュブック(米地区連銀経済報告)
4/16(木)21:30 米3月住宅着工件数
4/16(木)23:00 米4月フィラデルフィア連銀景況指数
4/17(金)22:55 米4月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値
注目の経済指標は上記の内容ですが、こちらも結果を受けての株価動向に注目。最近の米経済指標は下げ止まり傾向が鮮明で単独で悪い経済指標が出たとしても、悲観的な方向へただちに傾いていくとは考えにくい環境です。今週の決算発表と経済指標の両結果が、サプライズ的な悪化発表とならなければ、景気回復への期待感から円安トレンドが進展することが期待されます。
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