通貨ペアを選択する
外国為替とは「通貨と通貨の交換」であり、交換する通貨の組み合わせを「通貨ペア」といいます。
外国為替取引では基軸通貨である米ドルに絡んだ取引が約9割を占めます。このため取引されている通貨ペアは、米ドルを基準として各通貨の値段を表示する場合が圧倒的に多く、外国為替市場の慣行で、通貨ペアは「米ドル/各通貨価値」というように表記されます。
同じ米ドルが絡んだ通貨ペアでも19世紀までの基軸通貨であった英ポンド、大英帝国時代の英連邦の通貨(オーストラリアドル、ニュージーランドドル)も全て基軸通貨になります。
またユーロは発足当初からどの通貨に対しても基軸通貨となることが決められています。
通貨ペアの中に米ドルを含まないものを「クロス通貨」といい、例えば、「ユーロ/円」のレートは、「ユーロ/ドル」と「ドル/円」のレートを掛け合わて計算されます。