主要な通貨の特徴は?
【米ドル(USD)】
経済、政治、軍事など総合的な国力を背景に世界の基軸通貨として、米ドルの動きがほとんど全ての通貨に影響を与えます。流通量は世界で一番多く、外国為替市場の中心となる通貨です。
【ユーロ(EUR)】
EU(ヨーロッパ連合)が採用した統一通貨。EU自体の加盟国も拡大し、人口は米国の2倍、経済規模でも米国に肉薄し、アフリカ、中東との結び付きも強いのが特徴です。第2の基軸通貨として存在感を高めています。
【日本円(JPY)】
米国に次ぐ世界第2位の経済力を持ち、貿易黒字は年間10兆円にのぼり、世界一の対外債権国でもあります。成長著しい中国の人民元が未だに管理変動相場制を維持しているため、アジアを代表する通貨となっています。
【英ポンド(GBP)】
19世紀までは世界の基軸通貨でした。また通貨マーケットや金融取引の中心であるロンドンには、世界各国の金融機関が集まっています。
英ポンドはユーロと同様、米ドルに対して同じような動きをするものの、ユーロに比べて流通量が少ないこともあって、投機の対象となりやすい通貨です。