リアルタイム投資アドバイス
■本日の主要な指標の発表
・18:30 英 国 1月貿易収支
・20:00 ドイツ 1月製造業受注
・20:00 ユーロ リーカネン・フィンランド中銀総裁講演
・20:00 米 国 MBA住宅ローン申請指数(前週比)
・21:30 カナダ 1月新築住宅価格指数
・03:00 米 国 2月財政収支
今晩は、特に注目される指標の発表はありません。深夜3時に発表の「米2月財政収支」は市場予想としては悪化見通しですが、財政刺激策は反映されていないとの見方が強く、相場を動かす要因としては弱いといえそうです。
米国の経済指標では、明日に「小売売上高」、金曜日に「貿易収支」の発表を控えています。週末に「G20財務相・中央銀行総裁会議」、来週の3月18日に「次回FOMC」を控える点も重要となります。
■今晩の投資ポイント
今晩も注目される材料がなく、昨晩のような軟調な展開となる可能性が高いです。
昨晩は、NYダウが今年最大の上げ幅となる△379ドルの6,926ドルとなったことでリスク回避姿勢が和らぎ、逃避先通貨として買われていたドルは軟調な展開となりました。
その後ユーロドルが大幅下落となったことで一転買い戻しとなり98.79円までの上昇となりましたが、やはり、NYダウが堅調になるとドル円は売られる傾向になっているようです。
基本的な円安ドル高の流れは継続中ですが、しばらくは90円後半で下値を堅めて上値試しの準備を整える流れとなりそうです。
ユーロ円の昼の動きは、13時に124.281円の安値をつけてより、124円後半でもみ合っていますが、欧州市場の動きにより上下どちらに振れるのか。今晩の売買の作戦は、その後の推移を見て、20時前にリアルタイム画面で更新する予定です。
■昨日の海外市場の動向
昨晩の欧州市場では、ビーニスマギECB理事のゼロ金利容認発言や英国の弱い経済指標を受けて、欧州通貨が弱含み。アジア勢からのドル売りも観測されたことで消去法的に円が買い戻される展開に。
NY市場では、材料に薄い中、NYダウが銀行株中心に買い戻しを誘い大幅上昇となったことで、リスク回避の減退から欧州通貨買い、クロス円の買い戻しが強まった。米企業会計における時価会計取止めとの噂をきっかけにドル売りが優勢、リスク志向のユーロ買いが加速する場面も見られた。
ただ、その後バーナンキFRB議長が「時価会計の凍結は支持せず」とコメント。中盤以降は支援材料不在のなか利益確定売りに押し戻され、ユーロ円も高値到達後は値を消す展開となった。
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