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今週の投資アドバイス

■今週の想定レンジ ■今週のドル円の想定レンジ:93.50円~100.00円 市場では、ドル円は昨年12/17安値87.11円と1/21安値87.18円とのダブルボトム形成、さらに移動平均90日線と20日線のゴールデンクロスから堅調な相場が継続するという見方をされています。しかし、先週は悪材料が重なり、100円の大台を上回ることができず、短期的過熱感による売り圧力が警戒されます。上値のメドは100円到達ですが、下値は1/21安値87.18円から3/6高値99.69円の半値戻しに当たる93円半ばまでの下押しが意識されます。 ■今週のユーロ円の想定レンジ:予想レンジ121.500円 ~ 126.000円 ドル円が3/5に最高値を更新したのに対してユーロ円は2/26の高値126.09円を抜くことは出来ませんでした。今週は、円売りが継続するかどうかで上値のメドが違ってきますが、日足の一目で雲を突き抜け121円台半ばで雲の上限や転換線にもサポートされていることから、ドル円が100円を目指す局面では、ユーロ円も126.00円到達もあると思います。しかし、過熱圏で推移していることから、円売りが加速した場合は、雲上限の位置する121.500円水準までの下げは意識されます。 ■今週の相場見通しと投資のポイント ■ドル円の先週の動き ドル円の3/2(月)は、「米2月ISM製造業景況指数」の結果が予想を上回ったことでドル買いが優勢に。97.70円まで上昇した。AIGの赤字決算からNYダウが大幅下落となり、ドル円は97.00円付近まで売られる場面もあったが、その後は買い戻しも入って持ち直し97円台後半で底堅く推移。3/3(火)は、NYダウの上昇や米政府とFRBが「TALF(ターム物資産担保証券貸出制度)開始」を発表したとの報道を受け、ドル円は堅調に推移し98.50円台と当日高値を示現した。しかし、高値更新後は戻り売りや利食い売りに加え、NYダウの反落も手伝って98.10円台まで反落。3/4(水)は、中国の大型景気刺激策発表や「米2月ISM非製造業景況指数」は堅調な結果だったことからリスク回避後退を受けたドルの売り戻しや円の買い戻しが強まり、11/10以来の99円台を回復。3/5(木)は、NYダウが下げ幅拡大。ECBの経済見通し悪化が懸念され、シティ株が一時1ドルを割り込むなどNYダウは金融株主導で300ドル超の大幅下落となり、対ドル通貨が軒並み下落し、クロス円の売りに繋がった。ドル円も円買い・外貨売りの圧力によって98円前半まで弱含んだ。3/6(金)は、米2月雇用統計が想定の範囲内だったことから買い戻しで急反発。週末の調整もあり、98.40円まで値を上げた。 ■今週のドル円の見通し ドル円は、先週100円の大台乗せが期待されながら、99.69円で止まり反落となりました。欧米の株式市場の軟調さに加え、円売りに対するポジション解消の円買い戻しが主導する下落も作用しました。 今週の注目点は、3/12(木)発表の「2月小売売上高」のほか、3/10(火)のバーナンキ・FRB議長の会見などが挙げられます。先週は、シティーグループに続きAIGも大幅な公的資金の再注入を受けるなど、金融市場の火種はまだまだ燻り続けており、再度金融不安が再燃するのか、市場の疑心暗鬼はNYダウの下落の背景となっています。これまで、ドルのリパトリ(本国への資金回帰)としてのドル買いと、安全通貨としての信頼を失った円売りという形がドル円の上昇を支えて来ましたが、株式市場が底の見えない下落となった場合には、これまでの円売りの流れを急速に巻き戻すような円買いとなるかもしれません。 ■ユーロ円の先週の動き ユーロ円の3/2(月)は、「消費者物価指数」が1999年以来の低水準を記録したことやハンガリーが提案した1800億ユーロ規模の東欧経済救済パッケージをEUが拒否したことが嫌気され売られたが、122.00円付近で下げ渋り。3/3(火)は、豪中銀の利下げ見送りを好感したリスク回避姿勢が緩和、NYダウ先物の堅調推移もあり124.22円をつけた。3/4(水)は、豪経済指標が予想を下回ったため122円台下落したものの、中国景気対策への期待感から反発。3/5(木) は、「ECB政策金利」は予想通り50bp利下げとなったが、その後のトリシェECB総裁の記者会見で欧追加利下げの可能性を示唆したことを背景にユーロが急落。 3/6(金)は、米雇用統計が想定の範囲内だったことでドル円の反発につれてユーロ円も反発するものの、上値が重い展開となり、引けにかけ伸び悩み124.35円で引けた。 ■今週のユーロ円の見通し 今週のユーロ円は、ECBの追加利下げを織り込むユーロ売りの動きと本邦企業による年度末を睨んだ円を買い戻す動きから上値の重い展開が続く可能性があります。ポンドとの金利差縮小を背景にした対ポンドでのユーロ売りが強まる可能性があり、これがユーロドル相場に影響を与えることも考えられます。さらに、既に実質ゼロ金利を採用している米国との金利差縮小を意識した金利選好資金のユーロ離れが今後も優勢となる恐れもあります。また、米金融機関の国有化懸念も依然としてくすぶり続けているため、引き続きリスク回避のドル買いの流れからユーロドルの軟調地合いが継続することで、ユーロ円は上値の重い展開が考えられます。 更に詳細は出島FXワールドブログランキング・にほんブログ村へ