本日のリアルタイム投資アドバイス
■本日の主要な指標の発表
・17:55 独2月サービス業PMI・確報値 〔41.6〕 (41.6)
・18:00 ユーロ圏2月サービス業PMI・確報値 〔38.9〕 (38.9)
・18:00 ユーロ圏2月総合PMI・確報値 〔36.2〕 (36.2)
・18:30 英2月サービス業PMI 〔41.9〕 (42.5)
・21:00 米MBA住宅ローン申請指数(前週比) 〔-〕 (-15.1%)
・21:30 米2月チャレンジャー人員削減予定数(前年比) 〔-〕 (+222.4%)
・22:15 米2月ADP全国雇用者数 〔-63.0万人〕 (-52.2万人)
・22:30 フィッシャー米ダラス連銀総裁、講演
翌0:00 米2月ISM非製造業景況指数 〔41.0〕 (42.9)
翌0:30 米週間原油在庫(前週比) 〔-〕 (+13.8万バレル)
翌2:00 ロックハート米アトランタ連銀総裁、「米経済見通し」について講演
翌4:00 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
本日は、週末の米雇用統計との相関性の高い「ADP雇用統計(民間)」に加え、「ISM非製造業景況指数」が予定されており、ドルにとってマイナスの材料が出やすい状況となっています。「ADP雇用統計(民間)」が軟調な結果となれば、米雇用統計の結果を織り込む形でドル売りが進む可能性もあり、十分警戒しておきたいところです。
一方で金利発表を明日に控えるユーロとポンドは下げ圧力が強まることが予想されます。クロス円主導の円買い動向にも意識しておく必要がありそうです。
基本的にドル高の流れは変わらないかもしれませんが、本日は調整の動きに注意したいところです。
■今晩の投資ポイント
最近の市場では、日本の政治不安を背景にした円売りが目立ってきています。G20での中川元財務大臣の酩酊記者会見に始まり、東京地検による小沢民主党代表の政治団体への強制捜査などと次々に政治不安リスクが浮上。景気後退懸念とあいまって、格好の円売り材料として指摘されているようです。3月期末という微妙な時期なだけに、政局の揺らぎが思わぬ波乱要因となる可能性があります。
さて今晩のユーロ円の動向ですが、ドル円がさらに高値を更新する動きにつれて下げ渋る展開となっていますが、時間足では明らかに下向きとなっています。ドル円が高値を更新する間は下げ渋り上ブレもするでしょうが、本日発表の米指標の悪化内容でドル売りとなれば、ユーロ円は非常に下げやすい環境にあります。
今晩もドル円の動向をにらみながら、方向性の出た方に便乗してゆく売買を考えています。
■昨日の海外市場の動向
昨日の欧州市場は、序盤、ドル円がNYダウ先物やユーロ円の上昇に連れて高値もみ合いを抜け、97.90円台まで上伸した。しかし、98円を目前にして上値を試す展開には至らず、クロス円の買いが一巡して売りに転じたことに連れて、ドル円は97.50円台まで反落。一方、ユーロ円はNYダウ先物の堅調推移を背景に124.10円台へと上昇したが、欧州株価などの軟調推移に伴いユーロ売りが強まり122.90円台まで軟化。
NY市場では、序盤にNYダウの上昇や米政府とFRBが「TALF(ターム物資産担保証券貸出制度)開始」を発表したとの報道を受け、ドル円は堅調に推移し98.50円台と当日高値を示現した。しかし、高値更新後は戻り売りや利食い売りに加え、NYダウの反落も手伝って98.10円台まで反落。
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