本日のリアルタイム投資アドバイス
■本日の主要な指標の発表
18:30 英1月消費者物価指数
18:30 英1月小売物価指数
19:00 独2月景気期待指数(ZEW)
19:00 ユーロ圏12月貿易収支/季調済
22:30 米2月NY州製造業業況指数
23:00 米12月対米証券投資
03:00 米2月住宅建設業者指数
03:05 ブラード米セントルイス地区連銀総裁が全国企業エコノミスト協会
(NABE)で講演「経済の状況と非伝統的金融政策」(ニューヨーク)
本日は複数の指標発表が予定されており、いずれもマーケットを動意付かせる可能性を秘めた指標ですが、特に「独ZEW景況感」は、欧州の経済状況を見る上で重要視されているだけに軟調な内容となれば、リスク許容度が低下しユーロ円だけでなくドル円、ほかのクロス円も売られる可能性があるので注意が必要です。米国の経済指標では、「NY連銀製造業景気指数」と「対米証券投資」への注目度が高いです。
また、本日が実質的な週明けとなる米国市場は、米ビッグスリーの議会提出期限日を迎えます。注目はGMであり、一部にはチャプター11(米破産法11条)適用の噂まで流れており、再びリスク懸念が高まりかねない状況となっています。
さらに、明日に「1月29日・30日開催分のFOMC議事録が控える点」や明日から「欧州の金融機関の決算が相次ぐ点」にも材料視される可能性もあります。
■今晩の投資ポイント
本日の東京市場でドル円が上昇。92円近辺に並んでいた逆指し値の買い注文をアジアの投資家が巻き込んだためとされています。目先の上値抵抗水準は92.50円と想定され、同水準には国内輸出業者からの大量の売り注文が置かれているとみられています。
ユーロは大幅に下落しています。ユーロドルでは1.2730ドル、ユーロ円では117円近辺に並んでいた大量の逆指し値注文が巻き込まれたためとされています。市場関係者からは116円前半まで下げる可能性があるという見方をされています。前日海外で東欧通貨が大きく下落したことで「東欧諸国の問題がユーロ圏に波及する懸念」が高まってきたことがユーロ売りを出しやすくした要因とされています。
そうした流れの中で19時までに発表される欧州の経済指標の結果に相場がどういうなるのかを見極めた上で19時半までに今晩の投資ポイントを掲載します。
■昨日の海外市場の動向
昨日の欧州市場では、英国紙が欧州の金融システムへの警戒感を指摘ほか、欧州株が軟調に推移したことで欧州通貨を中心に円が買い戻される場面がみられたが、短期筋によるショートカバーの動きが活発化したことでドル円、クロス円ともに反発をみせた。ドル円は92円ラインを再度回復する動きを見せたが、積極的に上値を試すといった展開にはならず、欧州株式が軟調推移となったことでジリ安に。昨日は米国が休場ということで取引参加者が少なく方向性が見えないまま様子見が優勢で狭いレンジ内で取引が続いた。
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