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今週の投資アドバイス(週間のレンジ売買)

■今週の想定レンジ ■ドル円の今週の想定レンジ:90円~94円 ドル円は、先週前半に日足の一目・雲の中に入ったものの押し戻され、再度週後半に雲の中に入っています。今週はこの雲下限を挟んだ攻防戦が想定されますが、転換線は基準線を上回り、遅行線がローソク足を上回っていることから下げにくい形状になっています。MACDもゼロを上回ってきており、方向としては上を目指す形で雲上限の94円前後への動きが予想されます。 ■ユーロ円の今週の想定レンジ:113.00円~119.50円 ユーロ円は、昨年8/7の高値169.44円から引いた上値抵抗線に頭を押さえられ、先週1度120円にタッチしたものの上抜けに失敗し、115円を割ったあとの戻りでも118.77円で上値を抑えられています。ともに一目の基準線が上値抵抗線として機能しています。今週の上値メドは強い抵抗ゾーンの位置する119円前半となり、下値メドは、先週の安値114.87円。ここを維持できなければ2/2の113円付近まで下げが想定されます。 ■今週の相場見通しと投資のポイント ■ドル円の先週の動向 2/9(月)のドル円は、クロス円の損切りで買われるものの米政策に対する懸念が台頭しリスク回避で再び売られた。2/10(火)は、米金融安定化策が発表されたが内容が不十分であるとしてリスク回避の円高がさらに加速。2/11(水)は、日本の休日で薄商いの中90円を割れたが、その後NYダウの推移などから堅調な動きに。2/12(木)は、米景気対策法に懐疑的な見方で上値が重かったものの、住宅ローン返済補助検討の報道で買われた。2/13(金)は、発表された米2月ミシガン大学消費者信頼感が予想を下回るものの、今年開催されるFOMCの日程を2日間にするとの報道から、NYダウがプラス圏に上昇し92円台に上昇した。その後はG7を前に様子見ムードとなり91円台後半で小動きの展開に。その後取引終盤にかけて本日の高値92.12をつけた。 ■ドル円の今週の見通し 今週予定される米国関連の経済指標の発表では、月曜は米国市場が休日のため休場。火曜日にNY連銀製造業景気指数、水曜日に住宅着工件数、鉱工業生産、木曜日に景気先行指数、そして金曜日に消費者物価指数などの発表が予定されています。各指標の結果には素直に反応すると考えられますが、大きな流れに繋がる可能性は低いと思います。基調としてはリスク回避の円買いが継続する環境の中で、米金融安定化策の具体策が明らかになるとそれを好感するドル買いとなる展開が続くと思いますが、日本では3月期末に向けたリパトリが相当数残っており、さらなるドル売り・円買いが進む可能性があることから、下値は堅いが上値も重いという90円~92円を基本レンジとした動きが継続すると思います。 大きな分岐点として注目されるのは、2/17(火)に提出期限を迎える「GMやクライスラーの再建計画」の発表内容です。破綻回避のためにつなぎ融資を行った経緯から「破綻申請(特にGM)」となれば、株安→ドル安の流れになることは避けられないでしょう。ここを無難にしのげればドルは上を目指す方向にあります。 ■ユーロ円の先週の動向 ユーロ円は、2//9(月)は英バークレイズ銀行の好決算がリスク姿勢を緩和したが、結局は往来相場に。2/10(火)は米金融安定化策発表直後に高値示現も失望感からクロス円とともに急落へ。2/11(水)は3月利下げを示唆する要人発言が相次ぎ対ドルも上値重く、円高が相俟って軟調な展開に。2/12(木)は、ECB月報の下振れリスクと中国の米国債購入継続報道で下落も、NYダウの下げ幅縮小で買い戻される。2/13(金)は、19時に発表された第4四半期GDPが予想を下回ったことやドル買いが加速されたことを受け売られたが、その後ショートカバーが入りユーロ買い戻しが優勢となり、118.77円の高値をつけたあとは揉み合いとなり引けた。 ■ユーロ円の今週の見通し 今週予定されるユーロ関係の経済指標の発表では、17日の独ZEW2月景況感指数、20日の独・ユーロ圏製造業PMI速報値などが予定されています。さらに、欧州金融機関の決算発表を控えています。INGグループ、ソシエテ・ジェネラル、BNPパリバなど欧州大手金融機関の決算が2/18(水)以降に続きます。以前のような決算悪化=リスク回避 という単純な図式にはなりにくいでしょうが、爆弾を抱えていることには変わりはありませんので、発表時点の下ブレには注意が必要かも知れません。 しかし、先週同様、ユーロ円はドル円の動きに左右される週になりやすいと思います。欧州関係の悪材料も、ドル円が堅調に上向きであれば下ブレは一時的で上値を伸ばす可能性があります。 更に詳細は出島FXワールド