ECB政策金利発表&ドラギ氏発言の前に、情報の整理と予想をしてみた

ECB政策金利発表&ドラギ氏発言の前に、情報の整理と予想をしてみた

今週のビッグイベントは、雇用統計もそうですが、
木曜日20:45 (欧) 欧州中央銀行(ECB)政策金利
と 21:30 (欧) ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見
が大注目でしょう。

世界三大通貨の一つであるユーロが「利下げ」ということで非常に大きなことです。
市場予想は現状0.25%のところを0.1%へ下げるだろうとのこと。

なぜECBは利下げしようとするのか?

まず基本のことですが、なぜ利下げするのかというと、これもいろいろな論調があるので一概に断言はできないけれど、
誤解を恐れずに端折って言うと

・行き過ぎたユーロ高の是正
・ユーロ経済の下振れリスク
・低インフレ率

ユーロ危機から脱出しているという安心感から過剰にユーロが買われ、ご存知のように対ドルに対して非常に高くなっている。このユーロ高が止まらなく、これに対してドラギ氏は危機感を感じているので、11月に緊急利下げをしたのではないかと思っています。
実際ユーロ経済はそんなによくない。なのにユーロ高が続く。。なんとかしたい。

どうなることが予想されるか?

実際チャートを見てみると11月の緊急利下げ以降ユーロは安くなっていない。。。ECBの思惑が外れているのだ。

ユーロドル日足
eurusd0603.jpg

意外と上昇している...。
ユーロをもっと下げたいのに。

状況を分かっている投資家も基本的にユーロが高いと感じていることでしょう。

しかし今回の利下げ予想から、既に市場は織り込み済みのようで、4H足でこれだけ下げています。
eurusd0508.jpg

ちょっと売られすぎなのでは...というくらい。

最近の相場を見てもわかるように、「噂で売って、事実で利益確定」みたいな感じなので
そのようになると、利下げ発表が思惑どおりだと、「利益確定で買い戻し→ユーロ上昇」ってことも十分ありえます。

逆に、利下げが予想外になかった場合。
それはサプライズであり、やはりユーロ上昇になりやすいのでは?
と考えます。


ファンダメンタルを考えれば、ユーロドルは長期的に下げるはずなのに上昇している。
ECBもユーロ安誘導しているのにならない。
いったい何をきっかけにユーロ安になるのか??

意外とドラギ氏がユーロ安を誘発するようなサプライズ的なことを言ってくるかもしれないですね。。



written by 反為
商号 株式会社ゴゴジャン
金融商品取引業の登録番号 関東財務局長(金商)第1960号
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