予想に反した動きをしてもトータルでプラスにもっていく
昨日の円相場は一気に円高に動きました。
↓ユーロ円(EUR/JPY)とポンド円(GBP/JPY)の4時間足チャート
上昇トレンドに入っていくかと思っていた矢先に、思いっきり叩き落されましたね。
私は、ユーロ円(EUR/JPY)とポンド円(GBP/JPY)の上昇を予想して、どちらもスイングで買いのポジションを持っていました。
一時はトータルで30万円ほどの含み益が出ていましたが、それが一気に含み損に転化。
しばらくは様子を見ていましたが、これは大きく下落するなと感じたのですべて決済しました。
1つのポジションは若干の含み益の状態で利益確定しましたが、2つのポジションは損切りです。
この段階ではトータルで14万円ほどの損失が確定。
しかし、こんな状態では終われません。
即ドテン売りをしかけました。
大きく下落すると判断して買いのポジションを損切りしたわけですから、その下落に乗ってそこから売りをかけるのは当然の流れですよね。
私は、こういうトレードはとても大切だと思っています。
多くの人は、自分がエントリーした後に反対方向に相場が大きく動いた際に、損切りをしたらその段階で撤退します。
だから、損失は損失で確定されてしまいます。
もちろん、一度撤退して頭を冷やしてから次のトレードをするということはいいことだとは思います。
しかし、相場が反対方向に大きく動いたならば、損切りした後にその流れに乗ってポジションをとっていけば、損失を取り戻すことができるのです。
「買いを入れたら予想に反して大きく下落したから損切りした」ではなくて、「買いを入れたら予想に反して大きく下落したから一度損切りして、そこから売りをかけて損失分を取り戻してプラスになった」というのが理想的ですね。
昨日はそんなトレードをしました。
↓昨日の取引履歴
トータルで微々たる利益ではありますが、損失を出して終わるよりずっと気分がいいです。
ちなみに、売りのポジションを利益確定した段階では、私はここからもっと下落するだろうなと思いながら決済しました。
だったらもっと利益を伸ばせばいいじゃないかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私の考えは違います。
これはあくまでも私の精神的なものなのですが、私はとにかく負けで終わりたくないのです。
私の戦略が崩れて一度は損失を出しても、その損失を取り戻して、結果としてこの一連のトレードをプラスで終わりたいのです。
もしここで深追いしてどこかで再度反転上昇してしまったら、損失を取り戻すために売りをかけたポジションまで損切りしなければならないという最悪な事態にもなりかねません。
いわゆる往復ビンタをくらった形ですね。
それだけは絶対に避けたいのです。
だから、一度損失を取り戻したところで決済してトータルでプラスを確定させ、もしそこからまだ下落していくのなら、新しく売りをかけていけばいいじゃないかと思うのです。
それであれば、そこから新しいトレードが始まる形になりますから、もしそこで損失が出たとしてもまたそれを取り戻そうと思えます。
往復ビンタをくらうのと比べたら、精神的ダメージが全く違うんですよね。
ま、これはあくまでも私のメンタル維持の話ですが。
ということで、私の場合はできる限り負けで終わりたくないという気持ちが強いので、何とか負けを取り戻して終われる方法を考えます。
ただし、あくまでも取り戻せる可能性が高い時にしか今回のような方法はとりませんよ。
今回は大きな下落が予想されたから冷静に判断したうえでドテン売りしたということであって、負けたことが悔しくて感情的になって売りをかけたわけではありません。
そのような感情的なトレードをしていたら、いつか間違いなく破産します。
私は、もし今回の下落がさほど大きくないと判断していれば、含み損が出ている買いのポジションを維持し続けたかもしれませんし、または損切りして終わりにした可能性だってあります。
その場合は別の方法でその負けを取り戻すことを考えたかもしれませんが。
とにかく、予想に反した動きをしたときも常に冷静に判断してトレードをする(損切りするべきときは躊躇なくする)ことが最も大事であり、もし可能なら損失を取り戻してトレードを終えるのがメンタル面を維持するためにもベストだということです。
written by リアルステージ